廃棄物処理法の構成と各章の概要【船井総合研究所:環境ビジネスコンサルタントブログ】 | 船井総合研究所コラム:最新☆産業廃棄物処分・収集運搬/一般廃棄物(塵芥、し尿汲取り浄化槽)/特別管理、再生資源業の経営支援

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廃棄物処理法の構成と各章の概要【船井総合研究所:環境ビジネスコンサルタントブログ】

廃棄物処理法の構成と各章の概要

 現在の「廃棄物処理法」は次のような構成になっています。

<目的><廃棄物の定義と区分><責務><国の基本方針><一般廃棄物処理計画(市町村)><都道府県廃棄物処理計画>

【減量化・再生利用促進】・(排出事業者)減量化計画/処理計画・廃棄物減量等推進 審議会/推進員・再生利用・広域的処理の認定

【適正処理促進】・廃棄物処理センター・情報処理センター・産廃適正処理推進センター・産廃管理票・維持管理積立金

【基準】・委託基準・保管基準・処理基準・施設基準・維持管理基準・廃止基準

【廃棄物処理業】・許可基準(欠格要件、能力、施設基準)・名義貸し禁止

【廃棄物処理施設】・設置許可(生活環境影響調査、技術上の基準)・分割合併等の許可・維持管理の技術上の基準・廃止

<指導・監督><罰則>

平成12年の改正で、国の基本方針及びと都道府県廃棄物処理計画の策定が新たに追加され、国をあげて計画的に廃棄物処理・リサイクルの促進を図る体制が整備されました。

廃棄物の適正処理のための規制を軸にしながらも、その促進のため、廃棄物処理センター等の主体の設立、減量化・再生利用の促進のため、再生利用、広域的処理等のソフト面での制度を規定しています。また、各章でみますと以下のとおりです。

第1章・・・総則:第1条から第5条の8

第2章・・・一般廃棄物:第6条から第10条

 一般廃棄物の処理、一般廃棄物処理業、一般廃棄物処理施設、一般廃棄物の処理に係る特例、一般廃棄物の輸出

第3章・・・産業廃棄物:第11条から第15条の4の7

 産業廃棄物の処理、情報処理センター及び産業廃棄物適正処理推進センター、産業廃棄物処理業、特別管理産業廃棄物処理業、産業廃棄物処理施設、産業廃棄物の処理に係る特例、産業廃棄物の輸入及び輸出

第3章の2・・・廃棄物処理センター:第15条の5から第15条の16

第3章の3・・・廃棄物が地上にある土地の形質の変更:第15条の17から第15条の19

第4章・・・雑則:第16条から第24条の6

第5章・・・罰則:第25条から第34条

 

以上、構成と各章の記載内容でした。いずれも大切なことでありますが、非常に複雑と言われる廃棄物処理法も章でみるとわかりやすいのかも知れませんね。

 

☆廃棄物業界で永続経営をする上で、少なからず影響しそうな48種類の法令等☆

 

☆廃棄物処理法の制定(昭和45年)と基本的な体系は当時のまま(清掃法→廃棄物処理法→現在)

 

☆廃棄物処理法改正の意図☆分類すると大きくは3~5つ

 

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