2020年2月から販売禁止になるタガメの飼育、繁殖のコツ | ひでるんるんの川ガサガサ/昆虫採集、生き物たっぷり飼育繁殖日誌

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神奈川県小田原市のペットショップJaRep(ジャレップ)オーナーです。

趣味のクワカブ採集、日淡ガサガサ採集、釣りや自宅で飼育、繁殖しているペットの話題など、適当に綴っていきます。

こんにちは、ひでるんるんです( ゚ω゚ )‼︎

今年の2月から規制対象種になる生き物のお話しイヒ

これから手に入れるチャンスが減りますが、今手元にいるこの生体をずっと累代して大事に育てたい方向けの記事です口笛



↓これ見て何だか分かる方はもう周知の事実でしょうイヒ


はい、いつぞやブリードしてた時の水生昆虫の王者、タガメの卵塊でございますうーん

実はもう何年も前から毎年1度はタガメに産卵させては孵化させて、成虫羽化させてを繰り返してる訳ですがイヒ

今年の2月からは販売が禁止されますイヒ

趣味の採集や飼育、譲渡は規制されないという事なので営利目的での乱獲を防ぐ為の法規制のようですイヒ


ご覧の通り、タガメの卵塊は簡単に孵化しますし、何より幼体の育成もすげー簡単ですイヒ

猿でも出来ますとは言い過ぎかもだけど、本当簡単なんですようーん


今年はまだ産卵も孵化も時期ではないので、過去にブリードしてた時の写真を数年分ピックアップしてご紹介してますイヒ


まず産卵にはオスメス両方のタガメの親が必要になります口笛

メスはオスよりも大型ですし、ケツの先端(凄く分かりやすい言い方してます)を良く見れば雌雄判別出来ますイヒ


タガメの成虫にはよく餌を食わせて、しっかりと冬眠させる事で翌年の春〜初夏にかけてメスのお腹が青緑色になり抱卵の合図が出ますイヒ


産卵には少し太めの木の棒でも枝でも良いので、飼育ケージに立てて置くとオスメス揃って産卵、放精をしますイヒ

産卵を確認したらメスをケースから出してオスを単独にする事で、オスが卵が孵化するまで水をかけたり外敵から守る行動をしますイヒ


万が一、産卵後にオスがメスに襲われて死んでしまった場合など、不測の事態が起こっても安心してくださいイヒ


人間が卵の水かけをすればちゃんと孵化しますウインク


そうして孵化させた幼体は↑のように一匹ずつ、カップに分けて飼育する事で共食いを防げますので雑多飼育するより多くの個体を成虫まで生かす事が可能ですちゅー


アナカリス等の水草を足場にしてやったり↑のように鉢底ネットをカットした物を用意してあげても良いですウインク


幼体には基本的には毎日の餌やりと水換えが必要になりますイヒ

餌は幼体のサイズに合わせて、最初は小さな餌としてはメダカやミナミヌマエビ等を与えると良いです口笛

幼体は5齢(脱皮回数)まであり、しっかりと餌(栄養)を与える事で初齢なら孵化から3日目で2齢幼体になりますニコニコ

数日置きにあれよあれよと脱皮を繰り返して、約2週間で5齢まで成長しますイヒ


餌には上でご紹介したように、メダカやミナミヌマエビやオタマジャクシ、小魚などが安かったり天然採集出来たりで良いですイヒ

幼体のサイズに合わせて少しずつ餌も大きくする必要がありますが、基本的には金魚(小赤)サイズでも十分ですイヒ


カップ管理する事で共喰いを防げるので1つの卵塊から50匹〜80匹孵化しても全数育てる事も上手く飼えば出来ますイヒ

途中で何匹か死んでしまう事もありますがそれはまぁ仕方のない事ですイヒ


そうこうして、5齢幼体から成虫に羽化するまでが脱皮ペースとしては1番長く2週間ほどかかりますイヒ


↑羽化してるところですイヒ

餌の量や頻度で多少前後はしますが、しっかり育成すれば卵から孵化した日から俺の場合は最短で32日目に成虫になりました口笛


プラス3日取って35日で成虫を目指すと良いと思いますちゅー


という事で、ザッとこれから「趣味」でタガメをブリードしたいという方向けに過去の写真を使って記事にしましたイヒ


お気付きでしょうか?うーん


実はこのタガメという生き物、、、


卵から産まれた瞬間から親のタガメと全く飼育方法が同じなんです滝汗


俺が最初に「クッソ楽勝で繁殖も飼育も出来るよ」ってニュアンスの発言をしたのはこの為ですイヒ


幼体も成体も、飼い方も餌のやり方も管理方法も全て共通してるんですちゅー


親のタガメが飼えれば、自ずと繁殖させた時の幼体も飼えるし育てられるよ!って意味ですウインク


自然環境の悪化(田んぼの住宅化、道路化、用水路の護岸工事、農薬散布)であっという間に絶滅してしまう弱い生き物ではありますが、、、


繁殖も育成もこれほど短期間で大量に、楽勝な生き物もそうは居ないだろうと思ってますイヒ


飼う事が出来る人間の管理下に置いてやればあっという間に数百匹なんて余裕で増えます滝汗


当然時間や手間に当然コスト、スペースを必要としますが滝汗


それでもこんなに簡単にたくさん増やせる生き物でもありますから、戦闘力も強い生き物なので天敵も限られてますし、環境さえきちんとしてれば自然界でも増えてるはずなんですうーん



国が販売だけを規制した裏にはきっと「固有種を保存したい」という想いがあるんじゃないかなと思ってますイヒ






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