AKB48G☆マジすか学園☆乃木坂46☆欅坂46☆櫻坂46☆日向坂46☆好きな 「かつブログ☆」 -192ページ目

#14ー10.5☆

皆様キラキラ

いつも、わたしの拙い物語を読んでいただきまして、本当にありがとうございますニコニコキラキラキラキラキラキラ

思えばー
よく、ここまで描けたなーとびっくりしていますキラキラキラキラキラキラ

きっと、読んでくださる皆様キラキラのおかげなのでしょうニコニコキラキラキラキラキラキラ


本家の
マジすか学園2キラキラが4月8日から始まるということで、それまでには、まとめたいなーと考えていますキラキラキラキラキラキラ


本家と、わたしの物語に、食い違いが出てくるのは明らかですからキラキラキラキラキラキラ

自分的には、自分の作品が本物だという自負をもって、描いていますが、本家は、やはり本家ですからねキラキラキラキラキラキラ


というわけでキラキラキラキラキラキラ

もうしばらくのお付き合いになるかと思いますが、よろしくお願いしますニコニコキラキラキラキラキラキラ



【#1】

【#3】

【#5】

【#7】

【#9】

【#11】


【#13】




#14ー10☆

六本木の魔女の館ー


先刻まで、奥の部屋からは、阿鼻叫喚、断末魔の悲鳴が鳴り渡っていた。

いまは、嘘のように、館は、静寂に包まれている。


魔女は、古びた木製のテーブルの上に、タロットカードを並べ、何かを占っていた。


過去、現在、未来。

しなやかな手つきで
すべてのタロットをオープンにする。

そのなかの一枚のカードを注視する魔女。


〈運命の輪〉のカード。
位置は、逆位置であった。
情勢の急激な悪化。別れ。すれ違い。アクシデントの到来。


「廻り始める運命の輪…それに逆らうことは、愚かなことなのでしょうか…。前田…あなたの宿命は…違えることがー」


そのとき、魔女の横合いから、すっと、白い手が伸び、カードの位置を変える。

「ハルカは、考えすぎなんだよ。世の中、なるようにしか、ならないんだから」

と言って、ゆるふわカールの髪型でモデルのようにスタイルの良い女性がウインクした。モノトーンのジャケットに赤いパンプスが印象的なー。

「カズエが考えなさすぎなんでしょう。勝手なことばかりして」

魔女が気安く話す女性は、前田たちが、アンダーガールズとファミレスの駐車場で闘ったときに臨場したり、ゲキカラを闘いに赴かせたり、チョウコクをニューヨークに送ったり、と過保護、過干渉を地でいっているOG会のメンバー、穐田カズエであった。

「表立って動けないってのは、なかなか難しいものだぜ。でも、あいつらなら、やってくれるだろ」
こんな風にー

テーブルの上のタロットを見やる。

〈運命の輪〉のカードが正の位置になっていた。

幸運の到来の暗示。


おれたちの後輩達は、マジ女の生徒達は、いつだって、マジだからなー






#14『過去との決別!それぞれの矜持』終

#14ー9☆


九階ー


須田が、うつ伏せで、あえいでいる前田にとどめを刺すべく、近づく。
黒の特攻服の胸の辺りが、裂けていた。“龍神”の衝撃波によって。

「さすが、わたしがずっと見てきた…、憧れ続けた前田…」


「ま、待て!」
峯岸が咎める。

「前田は、連戦につぐ連戦で、ここまで来たんだ!けっして万全というには、ほど遠い状況だった。それで、前田を超えたと言えるのか!?」

須田の動きが止まる。

心のどこかに何かが、引っかかったのか。

たたみかけるように、峯岸は続けた。

「それに、前田は、恩人なんじゃないのか?」


「恩人だ!前田がいなかったら、わたしは、この世にいなかったと思う…」

「だったら何故?」


「だからこそだ!弱かったわたしを救ってくれた、その恩人を倒すことで、弱かった自分、つらい過去と決別するんだ!」
いじめられていた過去とー。

峯岸には、理解し難い考えだった。


「誰だって…」

前田が

「誰だって、つらい過去のひとつやふたつある…」

ゆっくりと

「だからって、何をやっても許されるわけじゃない…」

立ち上がり

「ガキみたいに、すねてんじゃねー!」

須田の顔面に、左の拳を打ち込んだ。

もう
ほとんど、その拳に、ちからは入っていなかった。


よろめく須田。


なぜか、とても痛い…。

「いつまで、過去にこだわってんだよ…。過去は…変えることはできないんだ…。もっと…現在(いま)を大事に生きろ!」お前は、お前なんだー。


「じゃあ、どうすれば…?」


「自分で考えろ!」

前田の厳しい返答に
しゅんとなる須田。


「そうだな…自分で考えて、わかんなかったら…」

前田の言葉を、須田は、息をのんで待つ。



「そのときは、みんなで考えようぜ」

前田が笑った。


「前田…」

須田の目から涙があふれた。キラキラと輝き、頬をつたい、こぼれ落ちていく。


「強くなったな…お前」


あぁ…

自分が一番欲しかった言葉。望んで望んでー
恋い焦がれた世界。

口調を変え、仕草を変え、ファッションを変え、顔さえも変えてー。

すべてを変えて
認めてもらいたかった。
ずっと…

誰かに

みんなに


あなたに…。


須田は、崩れ落ちるように跪いていた。


やさしく見おろす前田。峯岸とマナツも傍にいた。

「ごめんなさい…」

涙する須田の肩にポンと手を置く前田。
峯岸とマナツもそれに倣う。


暫くの後
前田は、踵を返して、扉のほうに歩きだした。


「前田!」

須田が叫ぶ。

背中を向けたまま、立ち止まる前田。

「これだけは…、これだけは、言いたかった…




ありがとう…」


前田は、振り返って言う。

「マジに…生きろよ」


そして、また歩き始めた。前に向かって。



ー傷つけあうばっかが喧嘩じゃねー。大切な何かが見つかるときもたまにはある。みんな、その何かを探して必死に闘ってるんだー