最終章ー9☆
都内の某救急病院ー
深夜に運ばれてきた、救急の患者がいなくなり、騒然となっていた。
「あの身体で…、いったいどこへ…」
彷徨い続けた少女の行き先は、決まっていた。
同刻ー
ニューヨークシティ
ハーレムの一隅
「それで…、無様に逃げ帰ってきた…というわけか?」
「Sorry…、いきなり、腕のたつ助っ人があらわれて…」
「そんなことは、訊いてねーんだよ!ハドソン川に沈められてーのか!?」
「つ、次こそ、必ず!」
「おれだって、仲間を魚のエサには、したくねー。おれのモットーは、LOVE&PEACEだからな。わかったら、早く、E.o.T(Emblem of Top)を奪ってこい!」
黒の特攻服を着た
アンダーガールズ親衛隊十人衆ー木崎ゆりあは、ブルーのトレードカラーのギャングたちに、言い放った。
とある病院の中庭ー
「術後、経過を見ていたんだが…昨日、昏睡状態から覚めて…」
セリナが、奥歯に物が挟まったような言い方をしながら、チョウコクを中庭に案内した。
チョウコクが、車椅子の少女を目に留めた。
信じられないという思いが胸を占める。
思わず、駆け寄り、話しかけた。
「久しぶり!元気なのか!?」
病院にいるやつに、元気なのか!?ってのもないか、とチョウコクが頭をかいていると、車椅子の少女が、ゆっくりと、チョウコクのほうに、顔を向けて言った。
「どちら様ですか?」
「なっ…!?」
「すみません…。わたし…、何も思い出せないんです。自分の名前さえも…」
「そ、そんな…」
セリナが近づいてきて、無言で、チョウコクの肩に手を置く。
「記憶喪失…?」
「お前を見ても、何も変化なしか…。やっぱり、あいつらしか…」
(口止めされていたが…)
チョウコクは、セリナの手を払いのけ、
少女の両肩を揺らし
「お前の名前はー」
その少女の名前を叫んだ。
「お前の名前は、大島優子だ!」
深夜に運ばれてきた、救急の患者がいなくなり、騒然となっていた。
「あの身体で…、いったいどこへ…」
彷徨い続けた少女の行き先は、決まっていた。
同刻ー
ニューヨークシティ
ハーレムの一隅
「それで…、無様に逃げ帰ってきた…というわけか?」
「Sorry…、いきなり、腕のたつ助っ人があらわれて…」
「そんなことは、訊いてねーんだよ!ハドソン川に沈められてーのか!?」
「つ、次こそ、必ず!」
「おれだって、仲間を魚のエサには、したくねー。おれのモットーは、LOVE&PEACEだからな。わかったら、早く、E.o.T(Emblem of Top)を奪ってこい!」
黒の特攻服を着た
アンダーガールズ親衛隊十人衆ー木崎ゆりあは、ブルーのトレードカラーのギャングたちに、言い放った。
とある病院の中庭ー
「術後、経過を見ていたんだが…昨日、昏睡状態から覚めて…」
セリナが、奥歯に物が挟まったような言い方をしながら、チョウコクを中庭に案内した。
チョウコクが、車椅子の少女を目に留めた。
信じられないという思いが胸を占める。
思わず、駆け寄り、話しかけた。
「久しぶり!元気なのか!?」
病院にいるやつに、元気なのか!?ってのもないか、とチョウコクが頭をかいていると、車椅子の少女が、ゆっくりと、チョウコクのほうに、顔を向けて言った。
「どちら様ですか?」
「なっ…!?」
「すみません…。わたし…、何も思い出せないんです。自分の名前さえも…」
「そ、そんな…」
セリナが近づいてきて、無言で、チョウコクの肩に手を置く。
「記憶喪失…?」
「お前を見ても、何も変化なしか…。やっぱり、あいつらしか…」
(口止めされていたが…)
チョウコクは、セリナの手を払いのけ、
少女の両肩を揺らし
「お前の名前はー」
その少女の名前を叫んだ。
「お前の名前は、大島優子だ!」
最終章ー8☆
『……ようやく、鎮火しました。この火災による死傷者は奇跡的にひとりも…』
テレビのニュースを眺めるひとりの少女。
「墓標…か」
焼けただれ、灰になった新宿本部ビルを、そう形容する市川ミオリ。
自室の壁には
マジすか女学園の主要な生徒の顔写真が、並んでいる。顔に×印がされているものも数枚あった。倒したという意味なのか。
「あいつの初陣は…、誰にするかな…」
矢場久根死天王ー最後のひとり。
オメガ。
ミオリが、おもむろに、ダーツの矢を放つ。
見事に、一枚の写真に突き刺さった。
「松井ジュリナ…、これもまた、運命か…」
広尾にある
超高級マンションの最上階の一室
アンダーガールズ
初代総統ー太田リオナの居室。
二番隊三番隊の長を除いた、七人の隊長が揃っていた。
火災現場の生中継のニュースに、山本さやかの姿を認め、頬を緩めるリオナ。
「マサナの読みが外れるとはな。いろいろ誤算はあったようだが。お前たちの誰かひとりでも行っていれば、結果は違ったものになっただろう」
「総統、わたしに、前田と闘う許可を頂きたく思います」
「一番隊、隊長のお前がか?前田が、かわいそうだろ」
「ゲキカラ…、ぶっ潰す!」
「サドは、わたしが相手になるぜ!」
「じゃあ、わたしは、シブヤをいただこう!」
「ちょっと待ってくれよ!ブラックは渡せねーぜ!」
「となると、残るはトリゴヤか…。まぁ、いいだろう」
「チームホルモンは、わたしひとりで十分だ!」
四番隊から九番隊の隊長が息巻く。
「そうか…、お前たちの気持ちはわかった。久しぶりに、始めようか…、
緋のカーニバルを…。
マジ女と…
全面戦争だ!」
テレビのニュースを眺めるひとりの少女。
「墓標…か」
焼けただれ、灰になった新宿本部ビルを、そう形容する市川ミオリ。
自室の壁には
マジすか女学園の主要な生徒の顔写真が、並んでいる。顔に×印がされているものも数枚あった。倒したという意味なのか。
「あいつの初陣は…、誰にするかな…」
矢場久根死天王ー最後のひとり。
オメガ。
ミオリが、おもむろに、ダーツの矢を放つ。
見事に、一枚の写真に突き刺さった。
「松井ジュリナ…、これもまた、運命か…」
広尾にある
超高級マンションの最上階の一室
アンダーガールズ
初代総統ー太田リオナの居室。
二番隊三番隊の長を除いた、七人の隊長が揃っていた。
火災現場の生中継のニュースに、山本さやかの姿を認め、頬を緩めるリオナ。
「マサナの読みが外れるとはな。いろいろ誤算はあったようだが。お前たちの誰かひとりでも行っていれば、結果は違ったものになっただろう」
「総統、わたしに、前田と闘う許可を頂きたく思います」
「一番隊、隊長のお前がか?前田が、かわいそうだろ」
「ゲキカラ…、ぶっ潰す!」
「サドは、わたしが相手になるぜ!」
「じゃあ、わたしは、シブヤをいただこう!」
「ちょっと待ってくれよ!ブラックは渡せねーぜ!」
「となると、残るはトリゴヤか…。まぁ、いいだろう」
「チームホルモンは、わたしひとりで十分だ!」
四番隊から九番隊の隊長が息巻く。
「そうか…、お前たちの気持ちはわかった。久しぶりに、始めようか…、
緋のカーニバルを…。
マジ女と…
全面戦争だ!」