AKB48G☆マジすか学園☆乃木坂46☆欅坂46☆櫻坂46☆日向坂46☆好きな 「かつブログ☆」 -165ページ目

特別編#2☆

卒業式のあと


成田国際空港ー

マジすか女学園の制服の二人。


「本当にひとりで行くつもりなんですか?」


「すまない…わたしの我が儘を許してくれ…」


「あいつらには…話しておきたいです…」


「おめぇには…、つらい思いをさせることになるが…、あいつらに弱いところは見せたくねーんだ…だから、黙っててくれ」


「必ず…生きて…」


「病院にいる間、ずっと、ラッパッパとマジ女のこと…考えてたよ。わたしたちが卒業し、これから、“あの旗”を、ラッパッパの伝統を、ちゃんと守っていけるのかどうか…
でも、前田に無理強いはするな。いずれ、あいつが立ち上がるときが来るまで…、それまで、フォローを頼む」


「わかりました」


「前田は…、“てっぺん”は、マジ女の顔だからな」


「あなたに何かあれば、すぐに駆けつけます。何をおいても…」


「うじうじしてんじゃねーぞ…、弱気なお前は嫌いだって言っただろ」


「すいません…」


「だからー!」


「す、すいません!」


「わたしは必ず帰ってくるよ…、やり残したことがあるからな…。それをやるまでは…死ねないんだ」


そうして
眩しい太陽のような少女は、日本を発った。
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マジすか学園3☆#5ー5☆

ニューヨークシティ
ハーレム

R11倉庫ー


ガチャリ


サドが、慎重に、奥の部屋へと続く鉄製の重い扉を開く。

すると、中には、さらに広い空間があらわれた。大小多数のコンテナが左右に立ち並んでいる。


奥のほうに、人影が二つ。

ひとつは、黒い特攻服の少女。小顔で可愛らしいなかに、ひとクセもふたクセもありそうな表情で、ひとりがけの黒革のソファに足を組んで座っている。

「よく来たな…マジ女…」

アンダーガールズ
親衛隊ー木崎ユリアが、座ったまま、笑う。
ここ、アメリカでは、BOSSと呼ばれ、全権を任されている。

となりには、目隠しをされ、木製の椅子に、後ろ手に縛られている黒髪の日本人の少女がいた。薄い緑の病院着。外傷はないようだ。


「返してもらおうか…わたしたちにとって、かけがえのない…大切なひとを…」


サドが、静かに言う。

うかつに、近づきはしないサドたち。内心とは裏腹に。

ゲキカラも、走り出したい衝動を抑えていた。


「ああ、返してやってもいいぜ…おれのモットーは、LOVE&PEACEだからな…」

立ち上がり、話し続けるユリア。

「だが…、お前らに話があるやつらがいてな…」

コンテナの陰から、ぞろぞろと、湧いて出る人影。次から次と。
ナイフを持つストリートギャングの少年たち。人種は様々だ。

ユリアは、微笑みながら、さらに奥の部屋に消えた。


「そんなことだと思ったぜ!」

シブヤが、拳を上げ、構える。

「やはりな…、高田の言う通りか…」


「うわぁ、うじゃうじゃ出てきたよ」


「ゲキカラ…、大丈夫なのか?」


「ああ…、こいつら全員…、ぶっ潰す!」


ブラックも、トリゴヤも、チョウコクも、ゲキカラも、いつでも闘う準備は出来ていた。


「気をつけろ!ここまで来て無様な格好は出来ないぞ!気合い入れて…、ぶちのめせ!」


叫び、

先陣をきるサド。

すべてが
一斉に動き出す。

皆の思いは、ひとつ。


サドは、紙一重でギャングたちのナイフをかわしていく。ギャングたちには、残像しか見えない。実体がなく、繰り出すナイフがすり抜ける。そして、斬って落とすかの如く、ギャングたちを叩きふせていった。

(優子さん…)


ブラックが、得意の動態視力と素早い動きを見せる。ついていけるギャングはいなかった。なぜ、やられたのかわからないうちに、ギャングたちは倒れていく。

(優子さん…)


シブヤが、テンポよく、リズムを刻みながら、パンチを繰り出す。ギャングたちは、カウンターをとられ、次々、沈んでいった。

(優子さん…)


トリゴヤが、また、覚醒している。ギャングたちに読めない動き。さらに、耳元で囁く。恐怖のひとことを。続々、発狂するギャングたち。

(優子さん…)


チョウコクが、流れるような動きで、突きや蹴りをきめる。みとれるほど鮮やかに。ギャングたちは崩れ去る。

(大島…優子…)


ゲキカラが、重傷の身体をものともせず、一直線に突き進む。いつもの独特の哄笑とともに。血が飛び散る。ギャングたちも吹き飛ぶ。

(優子さん…、探したんだよ…ずっと)


(『おめぇ、強いな!でも、まだまだ甘い!甘口だ!』)


(屋上も…教室も…、体育館も保健室も…)


(『今日は、中辛かな』)


(でも、どこにもいなかった…)


(『おめぇは、今日から…、ゲキカラだ!』)


(優子さん…、優子さんには心配ばかりかけた…)


(『おい!てめぇら!ゲキカラをどこに連れてくんだよ!ざけんじゃねーぞ!ゲキカラは、わたしの仲間だ!』)


(ひとりは、さびしかった…)


(『負けたら、承知しねーぞ!』)


(優子さんには、いろんなことを教わった…)




「ゲキカラ!危ない!」

彷徨って、彷徨って、彷徨ってー

探し求めてー

また、自分を失いかけたー

でもー


チョウコクの言葉に反応するゲキカラ。背後から迫る敵の攻撃を、間一髪かわし、裏の拳でギャングを弾き飛ばした。

前を見据える瞳。


「やっと…、見つけた」

大切なひとー


大切な絆ー

マジすか学園3☆#5ー4☆

「雑魚がなんぼ集まっても、雑魚は雑魚や!ほんまに、誰に断って東に来てんねん!たこやきボンバーくらわすでぇ!」


ユカの破壊力抜群のパンチが乱れ飛ぶ。たこやきボンバー。あっという間に、二、三人が倒れる。

出鼻をくじかれる格好のディーヴァの精鋭メンバーたち。“おまけ”の意外な実力に驚く。


「増田!意外と強いんだな!」

峯岸も、初めて見る増田の闘いぶりに驚いていた。

「意外は余計や!そっち、気ぃつけや!」


峯岸にも、凶器を持つディーヴァが、襲いかかる。勢い良く、振り下ろされる鉄パイプ。

パシ!

っと、真剣白刃取りの要領で、峯岸が、その鉄パイプを両掌で挟む。


「くっ!なんや!?はなせ!」

峯岸の掌に吸い付いたようにはなれない鉄パイプ。続けざまに峯岸に襲いかかるディーヴァたち。

峯岸は、鉄パイプを奪いとると、迫る金属バットや木刀を、打ち返し、的確に相手の急所をとらえ、倒していった。


順調に、ディーヴァのメンバーが、悲鳴を上げ、戦闘不能になっていく。


「この中に、将軍は、おらんみたいやな…」


増田が、ひと息ついたときー


「まだまだやなぁ…」


銀灰色(グレイ)の特攻服の少女が、背後にいきなり出現したように、増田にはおもえた。

京風のイントネーション。

「誰や!?」

さっと、距離をとる増田。氷のように冷たい殺気を感じた。背筋が凍りつく。

それでも、ひるまず
闘おうとする増田の姿を見て、少女は言った。


「世の中、埋められん実力の差いうもんがあるんや…、そんな、生き急ぐんやめよし…」