2/23は、佐屋街道を歩いてきました
朝は曇ってはいたけど、雨は降っておらず、とりあえず一安心
昔、東海道を歩いて行く時、愛知県の宮宿から三重県の桑名宿までは、七里の渡しから船で渡って行くのが一般的だったそうですが、悪天候で船が出せなくなったり、船酔いが心配な人の為に、桑名宿まで陸路で行っていた巡回路が佐屋街道
宮宿の七里の渡しのレポートはコチラ
佐屋街道の宿場は、宮宿→岩塚宿→万場宿→神守宿→佐屋宿→桑名宿
そして、佐屋街道の出発点が、熱田神宮の近くの、この場所
道標には、『北 さやつしま』と書いてある
この道を、右に行くと旧東海道、真っすぐ行くと佐屋街道
ちなみに、この左手にほうろく地蔵というのがありまして、
昔はここに、上知我麻神社(かみちかまじんじゃ)があったそうです
現在は、熱田神宮の境内にあるので、あとで寄ってみます
佐屋街道を北へ進むと、大きな交差点があるので、歩道橋を渡って、向こう側へ行きます
ちなみに、この交差点、国道19号線と22号線の起点になっているのを、この間知りました
熱田神宮の南側から入って行きます
鳥居の前から、すぐ左に曲がると、先ほどの上知我麻神社があります
早朝の神社って、やっぱ気持ちいい~
ほぼ人が居ません
大楠にご挨拶
そして、本宮へ到着
無事、桑名宿に着きますように…
参拝を終え、西側から出ます
すぐ目の前の歩道橋を渡って、道路の反対側へ向かいます
しばらく進むと、熱田神宮第二神門址という石碑がありました
ココには昔、鳥居があったそうで、昔の地図を見ると…
熱田神宮の北側に、二の鳥居と書いてある
そして、去年行ってた、断夫山古墳の横を通り、
さらに北へ進むと、今度は、熱田神宮第一神門址という石碑がありました
ここも昔の地図を見ると、一の鳥居と書いてある
昔、熱田神宮には、八つの鳥居があったそうで、この一の鳥居は特に大きな鳥居だったらしく、人々は、鳥居の外側(鳥居の中は神様が通る道だという)を歩くのが習わしだったみたいです
しばらく歩くと…
ファミマがある交差点に、道標がありました
よく見ると、『左 さや海道 津しま道』と書いてある
この交差点を道標通り、左へ曲がり、しばらく真っすぐ歩いて行きます
堀川を渡り、
津島方面へ歩いて行きます
名古屋高速の下をくぐると、
尾頭橋(おとうばし)の商店街がありました
この商店街に入ってすぐくらいの所に、一里塚があったみたいなんですけど、見つけられなかった
しばらくすると、ファミマの駐車場に石碑があります
これは、何て読むんだろ?
他に、明治天皇駐蹕之所(めいじてんのうちゅうひつのところ)って書いてある石碑がありました
先へ進み、長良橋を渡ります
ここから、名古屋駅周辺のビル群が見える
中川運河という運河なので、川の様に流れがない
しばらくすると、近鉄の烏森駅がありました
線路の下をくぐり、どこまでも真っすぐ歩いて、烏森駅から歩いて約40分
やっと岩塚宿に到着!
近くに、八幡社(はちまんしゃ)があったので、ちょっと雨宿り
他に、岩塚城跡なんかもありました
昔は、こんなところにお城があったんですねぇ
現在は、遍慶寺(へんけいじ)というお寺が建っています
岩塚宿を歩いて行くと、庄内川があり、昔はここを、『万場の渡し』といって、船で渡ってたそうですが、
現在は、万場大橋という橋がありますので、ここを歩きます
対岸へ着くと、秋葉社(あきばしゃ)がありました
到着して、しばらく雨宿りしてました
境内に、万場の渡しについての説明書きがあります
尾張名所図会には、雨の中を、船が川を渡ってる様子が描かれていますが、俺も同じ様に、雨の中を橋を渡って来ました
そして、この辺りが万場宿になります
対岸の岩塚宿と万場宿の二つで一宿とみなされていたそうです
ここから、南へ100メートルほど下った所に、船着き場があったそうなので、行ってみます
階段を上がるけど、
ただ川があるだけで、当時の面影は全然ないですね
上がってきた階段の後ろの道を真っすぐ歩いて行くと、
右手に、国玉神社(くにたまじんじゃ)がありました
御祭神は、天照皇大神(アマテラススメオオミカミ)・大物主命(オオモノヌシノミコト)・日本武尊(ヤマトタケルノミコト)・草薙御剣神霊(クサナギノミツルギシンレイ)
無事、桑名宿まで行けますように…
写真では分かりづらいですけど、途中から雨が降って来まして、万場宿に着く頃には、かなりの大雨になり、傘を持ってなかった俺は、この国玉神社でも雨宿り
10分くらい雨宿りしてたんだけど、上着はずぶ濡れ、中のシャツまで濡れてきて、靴もビチョビチョになり、その上、かなり寒くなってきた
天気予報を見ると、雨があがるのが4時間後くらい
リタイアするか、このまま旅を続けるか悩んだ挙句…今回は旅を諦める事にしました
さすがに、この先、ずぶ濡れのまま桑名まで行けないでしょ
ということで、この日は万場宿で終了
幸いにも、近くにバス停があったので、すんなり帰れました
ちなみに、ここまで歩いた歩数は26000歩ほど
できれば、神守宿まで行きたかったのに
続く…