ジャーナリスト 石川秀樹 -37ページ目

ジャーナリスト 石川秀樹

ちょっと辛口、時どきホロリ……。理性と感情満載、世の常識をうのみにせず、これはと思えばズバッと持論で直球勝負。
3本のブログとFacebook、ツイッターを駆使して情報発信するジャーナリスト。
相続に強い行政書士、「ミーツ出版」社長としても活動中。



毎月1回の塾がしばらく間遠になっていたので、久しぶりに師匠の山田壽雄さんの事務所を訪ねた。


四方山の話の中で「石川さんはお金が好きか」と尋ねられた。
「うーん……、好きですね」
この歳になり、物欲はあまり感じない。
差し迫ってお金に困ってもいない。
しかし出版社という事業を始めて、
ケチくさい自分にへきえきとしている。
前の会社にいた時のように、思い切ってお金を使えない。
気楽なサラリーマンから一転、
わずかな金額にビビるのである。


「だからやっぱ、好きですよ、お金は。
売りたくなるほど、ほしいです!」

ジャーナリスト 石川秀樹


「道端に1円玉が落ちていたら、拾いますか?」
「拾います……。お金、かわいそうだから」


「それでは公衆の水洗トイレの水槽に100円玉が落ちていたら?」
「うーん、どうだろう……………」
僕は即答できなかった。
『拾いたいけど、汚いし……』


「拾わななきゃあ、だめですよ。
拾って、きれいに洗って使ってあげなければ」


お金を救う。
そう、1円玉の時には迷わずそう思えたのだ。
100円玉はちゅうちょした。
だって誰が使っているかわからないトイレだもの、
水の中に手を入れるのはためらわれる。
常識が邪魔をした。


拾われなかった硬貨は下水に流れ、日の目を見ることはないだろう。
「それくらいのことができなくて、お金を愛しているなんていえませんよ」
「……」
「100円の親は500円。
500円の親は1000札ですよ。
その親は1万円札。
子どもが救われれば親はうれしい。
だから親は恩返しするんです」


すごく腑(ふ)に落ちる話だった。
事業の本気をただされたようでもある。


小学生の頃、熱いアスファルトに10円硬貨が何枚も貼りついていた。
一所懸命ほじくり返し、はがせた時にはうれしくてたまらなかった。
その時と同じくらいに、お金を好きになろうと思う。


成功するにはお金がいる。
勝たなければ次のチャンスがない。
やりたい仕事がまだまだ、いっぱいある。
よし、腹をくくって稼ぐぞ!



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【筆者から】
このブログの元になっているのはFacebookへの書き込みです。
主にFacebookページ「ジャーナリスト 石川秀樹」に投稿しています。
ミーツ出版(株)という小さな出版社の社長をしています。61歳で行政書士の資格を取り開業しました。さらにこの数年は「ソーシャルメディアを愛する者」としてFacebookで熱く語り続けています。ブログは私の発言のごく一部です。ぜひFacebookページもご覧ください。コメントをいただけたら、こんなにうれしいことはありません。


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けさの日経新聞2面に、おもしろい記事が掲載されていた。
『「いいね」80万の大票田』というのである。


夏の参院選でネット選挙が解禁される。
それでツイッターやFacebookでフォロワーを“大量に”もつ人に政党が注目しているというのだ。
見出しは、音楽事務所所属の歌手が政党幹部を訪れ、同僚歌手(浜崎あゆみ)のファン数を引き合いに出し自分を売り込んだ、というところから採っている。


記事中にその歌手の話として
「浜崎さんに『いいね』を押してもらえば、80万人に発信できます」
とあったので、てっきりFacebookの話と思ったのだが、違った。
浜崎さんのFacebook公式ページはファン数24万人。
個人ページは、検索するといくつも出てきて真贋不明(どれも友達数は少ない)。
それで『ツイッターかも』とあらためて検索し、ツイッターなのだとわかった。


つまり歌手はFacebookとツイッターの区別もついていない。
面談した政党幹部も意味が分からずにすごいと思ったのだろう。
そして記者もまた、話をうのみにしてこの記事を書いた……?


記事ではこのほか、
▽ツイッターで60万人のフォロワーをもつGACKTがある男性を政党に候補者として推薦した、
▽女優の大場久美子が愛犬家団体名簿を携えた犬の訓練士を幹部に引き合わせた、
▽ネット対策と称し数百万円で各陣営に戦略を伝授する業者たち-
などの話が載っている。


80万人は確かにすごい数だ。
しかし「数は力」とならないのがツイッター、Facebookの世界であり、
当事者の誰も実態がわからないまま浮き足立っている。


結論を先に書いておく。
筋の悪い話だ。
フォロワー80万人の浜崎あゆみが政治や選挙のこと、応援ツイートするとは思えないし、応援したとしてもファンの多くは引くだろう。
加えて、ツイッターは「流れ去る」メディア、
読んでもらえるかどうかは「運」にかかっている。
Facebookはそもそも、友達やファンに投稿が表示されないし(平均到達率は16%!)、
届いたとしても“売り込み”は共感を呼ばない。

ジャーナリスト 石川秀樹


記事を読んだ当初、Facebookの話だと勘違いしたのでピント外れの写真を用意してしまった。
いずれも私の事例で、21万人の数字はツイッターのフォロワー数、
683人は「ジャーナリスト石川秀樹」のFacebookページのファン数である。
数では圧倒的にツイッターの勝ちだが、影響力は断然Facebookがまさっている、
ということをいいたくて比較してみた。
もう少し説明しておくと、ファン数は600人に過ぎないが、
よい投稿の折には10倍のクチコミが発生する。
「共感」が人づてに深く伝わっていくのだ。
よって私は、発言の主軸を今はFacebookに置いている。


きょうの日経の記事は、数は力、ばらまきがソーシャルメディアで通用すると思って書いている点で、初手からズッコケている。
数を当て込んでネット選挙に臨んだ者は、ほぼ全員失敗するだろう。
一方、ごく少数ながら参院比例で思いがけない“ネット型候補”が当選するかもしれない。


その人の条件は
・主張が明確で首尾一貫している
・主張が時代とかみ合っている
・主張や行動から、その人の誠実さが伝わる
・周りに熱烈な支持者がいる
・意見の違う者を排除しない心のゆとりがある
加えていえば、
・その人から「欲」がにおってこない。


こういう人物が“発見”され、その人をネットとリアルで強く応援し行動する人が何人か現れればムーブメントが起きるかもしれない。
寵児(ちょうじ)を生み出す力、ソーシャルメディアには備わっている。


原動力は無論、カネではない。
意図的に短時日に起こせるものでもない。
毎日きちんきちんと積み重ねてきたものが、あるきっかけから世に知られる。
それが爆発的に広がることがある。
勝ちたい、出し抜きたい我利我利亡者には到底できない芸当である。


ネット選挙というと付け焼刃の知識で現象をとらえようとする、
そんなアホくさい報道をいつまで続ける気か。
もはや普通の人のネットリテラシーの方が、
政治ゲームにうつつを抜かし勉強を怠ってきた政治家や、
マスメディアの人間よりはるか先を進んでいる。



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【筆者から】
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まちづくりとか、地域おこしについて考えている。
何も難しい話ではない。
なぜかわからないけれど「懐かしい」「好きだな」と感じる土地がある。
そういう地を大事にしたい、そして今より少しは豊かになってもらいたい、
いや、観光振興してお金をどんどん落としてということではない。
単純に「こんなにいい所なんだぜ」と人にいいたくなるような“豊かさ”のこと。


昨日、友達に誘ってもらい静岡市から山越えで川根本町に出かけた。
大井川に沿ってある川根路は好きな地域である。
桜咲く春、紅葉の晩秋が“シーズン”といわれるが、そういう季節に訪れたことがない。
行くのは決まって、何もないふつうの頃だ。
だが、その方がしっくり来る。


昨日は平日だから人も閑散。
SLの終点、千頭駅から山を少し下って道の駅「フォーレなかかわね茶銘館」を訪ねた。
道の下にあるので少しわかりにくい。
川根はしばらく前までは川根・中川根・本川根の3町があった。
いずれも茶の産地、しかも大井川の川霧に育てられた高級茶を産出する。

ジャーナリスト 石川秀樹


道の駅「茶銘館」の名物は無論、お茶である。
上がった座敷で、マイスターにお茶の入れ方を教わった。
和紙を貼ったきれいな缶に川根の新茶が5グラム。
一煎目、茶碗に熱い湯を入れ湯冷ましに移して適温まで冷ます。
手で持てるくらいなったら茶葉の入った急須に入れて、40秒待つ。
頃合いをみて茶碗に注ぐ。
ぬるくなったお茶はまろやかで、旨味(うまみ)が出て甘い。
茶葉は深緑だが、茶碗のお茶色は薄い。
薄いが味はしっかりある


二煎目、今度は湯冷まし、急須の過程をササッと済まして茶碗に。
色はほどよく乗り香り高く、味は本来の新茶らしいさわやかさだ。
三煎目、冷まさず直接急須に湯を注ぎ、お好みで時間を計って煮出す。
苦みが出てきて、また別の口当たりを味わえる。
欲深な僕は、四煎目も五煎目もいただいた。
味が落ちず、十分に楽しめる。


写真中央にあるのは「匂い袋」で、茶葉を乾かし地元の人が包んだ。
茶を喫した記念として持ち帰ってもらう趣向(缶は不可)。
ほのかに茶の香りがし、雑物のにおい消しにもなる。
約30分、お茶を堪能し豊かな時間を過ごし、300円であった。


茶銘館のメインの建物では、やはりこの地の名物であるオリジナル紅茶も味わえる。
影絵作家の藤城清治の作品展も催していた。
川根の伝統芸能「鹿ン舞(しかんまい)」をテーマにした絵もある。
幻想的でほのぼのとし、あたたかい。
広い敷地にゆったりとした館。
平日なので訪れる人は少ない。
軽食でも運営すれば人はドッと訪れそうだが、そういうガツガツした気風に染まりそうもない。


茶銘館に限らず、深川根路から感じるものは寡欲(かよく)である。
そのままであって欲しくもあるし、もっとビジネスの視点をとも思う。
ぜいたくな時間を味わったのにこんなことをいうのは、贔屓(ひいき)の引き倒しになるのであろうか。
純朴な町の個性と「活性化」という利を求める掛け声と。
『なるほど、町づくり、地域おこしは難しい』と思いながら、川沿いの道を下った。


ジャーナリスト 石川秀樹


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こうやって1枚の写真(モノクロにデフォルメした)をアップすれば、私が何を書きたいか、わかっていただ
けるだろう。


石原慎太郎氏は14日、旧日本軍慰安婦を「必要だ」と発言した。
「軍と売春はつきもので、歴史の原理みたいなもの」
軍は人を犯す、だから兵の“暴発”を抑えるためには性のはけ口が必須、とでも言いたいのだろう。


この発言、橋下徹氏が同じ14日に沖縄で在日米軍司令官に対して
「(米軍兵は)風俗は行かないんですか?」と言い放った行為と酷似している。
米兵は女子高生を強姦する、ならば風俗に行って発散してきてくださいよ。
まさかここまであからさまに言わないまでも、「風俗活用」とはそういう意味であろう。



ジャーナリスト 石川秀樹-石原慎太郎氏と橋下徹氏



この者たちは、女性をカネで買った経験があるのだろう。
それが男の甲斐性、体面、めんつ・、威信や誇りだとでも?
ずいぶん安っぽく古臭い、子どもじみた沽券だ。
わが家では到底通用しない言い草である。


だから過去を恥じていない、歴史を反省していない、と他国から言われるのだ。
政権が変わるたびに「慰安婦問題」がやり玉に上がる。
正直にいえば「いい加減にせよ」と言いたい。
しかし、著名な政治家が今もこんなことをほざいているようじゃあ、黙れ!とは言えない。


マイナスだらけの暴言だが、ひとつだけ「よかった」と言えることがないでもない。
これで憲法改正のばかな騒ぎ、しばらく沈静してくれるのではないか。
未来永劫変えるな、というのじゃあない。
いきなり国是に踏み込むのは乱暴だろう、というのだ。
本丸は「9条改正」、外堀を埋めて攻めやすくというのが「96条」。


発想がさかさまだってんだ。
変えるなら暮らしに支障が出ている部分から。
それも衆参両院3分の2の賛成というハードルをクリアして、1つ1つだ。
要件を緩めて一足飛びなんてことをすれば、政権が吹き飛ぶごとに憲法改正となる。
国のアイデンティティを、そんなに安っぽく変えられてはたまらない。


安倍バブルに乗って改憲亡者どもが色めき立って騒いでいる、
そんな狂躁ニッポンに思いがけない“言葉の爆弾”。
どなたさんもイッペン、頭を冷やしましょうや!



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Facebookの「投稿を宣伝」という機能、ご存知でしょうか。
そう、Facebookページなどで投稿ごとについている「あれ」です。


そもそもなぜそんな広告スタイルが成立するかといえば、
Facebookの記事は、友達やFacebookページのファンのニュースフィードに確実には届けられていないからです。
「確実には」どころか、その表示率は「平均で16%」といわれるくらい!
(友達数やファン数が多いほど表示率は低い)
100%届いていると思っている人にとっては「投稿を宣伝」は意味不明の機能でしょう。
友達以外の人に拡散していく、という機能ではありません。
あくまで、本来なら届くはずの人たちにより多く届ける(それも有料で)という機能です。


「投稿を宣伝」を使えば、ニュースフィードへの表示数は増えます。
しかし、同じ料金を使っても、ページによって表示数は著しく違う。
例えば「1000円の宣伝」で100-200というページもあれば、11000-20000のページもある、といった具合。
2ケタも違うなんて、信じられないでしょう?


ジャーナリスト 石川秀樹


そこで、とにかくページによる表示数の違いを調べてみようと、
水曜日(8日)に私が運営者になっている「Facebook実験室」というグループで質問してみたのです。
(詳しくは「実験室」をご覧ください。公開グループです)
何人かがウォールとメッセージで回答してくれたので、以下の傾向がつかめました。


①ページによって差がある(同じ人が管理していても)
②ページが活況な方が予測表示数は高くなる


Facebookの場合、投稿を宣伝する場合でも「ソーシャル性」を帯びているわけです。


ここまではまあ、常識的に『そうなんだろうな』と予測の範囲ですが、
同じページでも、「日替わりで数字が変わる」ということを知っていました?
それも、極端に違うんですよ。


例えば「ソーシャルメディア活用本」のページ、きのう(10日)の予測数字は
¥600  770-1400
¥1100 1700-3200
¥1600 2400-4400
¥2100 3000-5600
¥3100 3800-7000
¥5100 5900-11000


それがきょう(11日)になると
¥600  0-0
¥1600 130-240
¥5100 390-720


一夜にしてこの変貌、1ケタ違う数字に下落とは……。
しかも選択できる料金が3種類に限定されている!
なぜこんなことが起きるのか。
さっぱりわからない!!


誰がこの理由を説明できるでしょうか。
実はFacebookの数字をめぐっては、こういうことが多いんです。
アルゴリズムなんて、一部の人はまじめに議論しています。
親密度だ、いや投稿の人気だ、鮮度だ-などといっても、
それを事実で検証しようとすると「???」という現象が頻繁に起きている。
クチコミが大量に発生している記事も表示率は低い、とか
たった今書いた記事が、友達のニュースフィードで見ると3日も前の投稿のはるか下に出ている、なんて。


論理や理屈に合わないことがいくらでも起きている。
Facebookは発展途上です。
いつも変化している。
私と同じように、Facebook自身がいろいろ実験もしているんでしょう。
だから「???」という現象があっても、あまり目くじらを立てることもないと思っています。
どうせ何日かすれば、なんとなく収まるところに納まる感じがしますから。


ただね、お金を徴収して運営している広告・宣伝の世界では、
これほど大きな数字のブレは、「実験」や「何かの間違い」では済まないんじゃないでしょうか。
Facebookが完全ではないことは承知しているんですよ。
でも、Facebookの文明史的に見ても大きな可能性に思いを致すと、
つまらない数字のことで「信用云々」といわれたくないなぁ、と思うんですよ。



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