ジャーナリスト 石川秀樹 -36ページ目

ジャーナリスト 石川秀樹

ちょっと辛口、時どきホロリ……。理性と感情満載、世の常識をうのみにせず、これはと思えばズバッと持論で直球勝負。
3本のブログとFacebook、ツイッターを駆使して情報発信するジャーナリスト。
相続に強い行政書士、「ミーツ出版」社長としても活動中。


静岡県知事選の投票に行ってきた。
意外にも、行列ができていた。
僕は現職の川勝平太氏に1票を投じた。
理由はきわめてシンプルだ。
「原発を容認する立候補者は支持しない」
だから自民党候補には、誰から頼まれようが、
どんなによい政策を訴えようが、断固として認めない。


なぜ僕が原発を容認しないかについては、今まで何度か書いてきた。
もちろん浜岡原発のことも念頭にある。
世界一危険な原発を県内に抱えてしまった静岡県は、
100年悔いても足りないくらい将来に禍根を残している。
東海大地震、さらには南海トラフの大災厄に直結する地震の
その震央にプルサーマル原発を抱えるという、
考えられないくらい愚かな選択を政官財のエリートたちが決めてしまった。


福島の惨禍をこれほどあからさまに経験しながら、
自民党政権はなお原発を容認するというのである。
アベノミクスでどんなに成果を上げようと、
僕は安倍政権を支持しない。
大きな犠牲を払った体験を「未来のための教訓」にし得ない政治は、国民の敵である。

ジャーナリスト 石川秀樹


なにも「浜岡」ばかりの話ではない。
この世界地図を見れば、僕の言わんとすることは了解してもらえると思う。
大きな地震はプレートの境目で起こる。
4つのプレートが富士山を交差点にして交わる日本列島は、
未来永劫「大地震の巣くつ」であることを宿命づけられている。
ここに原発を設ける危険は、園児でも了解できる理屈だ。


静岡県知事選は静岡県民にしか関係がない。
しかし自民党は愚かにも、夏の参院選の公約に「原発容認」を盛り込んだ。
おごりであろう。
国民が「フクシマ」を忘れたとお思いか?


いや、多くの人が忘れ果てている。
これほど理性と知性を磨いてきた日本人が、
なぜ痛切な体験を“なかったこと”のように脳裏から消してしまうのか、理由はさっぱりわからないが、
せめて覚えている人は、
もう1度あの時の決意を思い出してほしい。


原発の100%安全はないということ。
1000年に1度の地震も、明日あるかもしれないということ。
その時、災禍を被るのは政治家でなく、経済エリートでもなく、国の役人でもない、
私たちふつうの生活者の1人ひとりであるということを。


だから自民党候補に僕は(たとえ長年の友人であっても)
党が原発政策を転換しない限り投票しない。
せめて参院選で自民党が勝ちすぎないことを、切に祈る。



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【筆者から】
このブログの元になっているのはFacebookへの書き込みです。
主にFacebookページ「ジャーナリスト 石川秀樹」に投稿しています。
ミーツ出版(株)という小さな出版社の社長をしています。61歳で行政書士の資格を取り開業しました。さらにこの数年は「ソーシャルメディアを愛する者」としてFacebookで熱く語り続けています。ブログは私の発言のごく一部です。ぜひFacebookページもご覧ください。コメントをいただけたら、こんなにうれしいことはありません。


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ジャーナリスト 石川秀樹

7月に電子書籍として出版する予定の『ビジュアル版Facebookの教科書』の執筆が追い込みに入っているこんな時期に、無駄な時間を使いたくないのだが、さすがに放っておけなくなった。
怪しいメッセージにご用心! という話である。


まことにガードが緩く、恥ずかしい限りだが最近、怪しい横文字“女性”からのメッセージが頻繁に舞い込むようになった。
写真で〈例〉を示した。
いつもなら名前にモザイクをかけるところだが、今回はかけない。
99.9%インチキな高額メールサイトに誘うか、何かほかの手で引っかけて金をせしめようとの卑しい目的だと思うし、0.1%「真摯」なメッセージであったとしても、こんな非常識をやったら指弾されて当然だからである。
また(氷山の一角でごくわずかな効果しかないだろうが)悪質業者を公表するという意味でもある。

ジャーナリスト 石川秀樹


いきなり、「Facebookを離れて私とEメールでつきあって」とは何事であろう。
こんな見え透いた手が、ネットリテラシーの高いFacebookで通用するとは到底思えないが、それでも人を信じやすい“純朴”なご仁を狙っているのだろうか。


写真上の例は、1度英語で書き、それをネットで翻訳して貼り付けたものと思われる。
いかにも外国人と思わせているが、日本の業者だろうと推測する。
手が込んでいる。
こんな阿呆な連中に、1人でも“成果”を得させてはならない。
どうか、くれぐれもご用心を。
もし来たら、速攻でブロック→スパム報告してほしい。


もうひとつ気になっている現象がある。
「顔写真なし」の友達申請だ。
別に珍しくもないが、今回は立て続けに5人からきた。
そのほか、外国人名の申請が多い。
ふつうの日本人の申請のように見えるが投稿が何もない、なんて例が増えた。
善意に受け取れば『最近は慣れない人が使い始めているんだね』ということになるが、
僕は『Facebookが荒れてきている』と思っている。


これは実名アカウントをうたいながら、管理が徹底的に甘いFacebook社の責任だ。
しかし当面Facebook社もアカウント増にこだわっているようで、すぐに毅然とした対策を立てそうもない。
ならば自衛するしかない。


怪しい兆候を以下に挙げておく
①ダイレクトにメッセージが届くようになる。
②見知らぬ(好みにもよるが美男美女)からの友達申請が増える。
③素性の知れぬ(写真無し,基本情報が乏しい,書込が少ない)人からの友達申請。
④アプリ利用の勧誘。
⑤サークルへの勧誘などの増加。
(※以上はセキュリティの専門家、溝添智也さんの指摘です)


不用意にアプリなどを使って、自分の個人情報や友達の個人情報を垂れ流していないか。
1度冷静にチェックしてみてほしい。
アプリ制作者(会社)も、良心的に情報管理をしている者ばかりとは限らない。



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商談で訪問した会社の「基本理念」に心を動かされた。


人はみな豊かでなければならない
我々に関係ある人はみな
どうしても豊かでなければならない



まっすぐ、率直に、創業者の思いが伝わってくる。
訪れたのは焼き鳥缶詰で有名なホテイフーズコーポレーションである。
同社は今年4月、創業80周年を迎えたそうだ。


頭の中で逆算した。
昭和8年ということだろうか。
戦前、まだ大正の息吹を残し、明るく閉塞感のなかった時代。
でも、今と比べれば国力は低く、みな貧しかったに違いない。

ジャーナリスト 石川秀樹


そういうときに、まっすぐ、率直に創業者の山本良作氏は
「豊かでなければならない」と説いた。
日本も、この地域(現在の静岡市清水区の東外れも)、そしてホテイ社員も!
「どうしても豊かでなければならない」と宣言したのだ。


以後、日本は戦火をくぐり、焼け野原にされ、それでも立ち上がり、
10年たたないうちに自立し、昭和40年代には高度成長をとげた。
平成に入るやバブル絶頂期と奈落を短時日に経験、
ここ20年は意気が上がらない。
詳しく知らないが、同社もほとんど同じ軌跡をたどったのではないか。


記憶に残るのは、テレビCMで流れた歌だ。
<焼き鳥なーら、ほーてい。焼き焼き♪♪>
最後のYAKIYAKIが耳に残っている。
創業80年を迎えた同社は、十数年ぶりにテレビCMを復活させたという。
長い停滞期があったことを、僕はまったく気づいていなかった。


きょう訪ねたのは
『ホテイ社員のやきとり缶 とっておきレシピ』という本が出版され、
地元紙が報じた記事をたまたま読んだからだ。
静岡の会社も“タニタ本”をつくったのか、と思った。


応対してくれた課長さんによると
「焼き鳥缶というと、今はおつまみのイメージ」だそうだ。
「食材としてもっと使ってもらいたくて」と出版の狙いを説明してくれた。
料理に使われれば缶詰めの売れ行きは伸びる。
創業80年、老舗のもうひと伸びを既存商品の用途多様化にかけるわけか、
『悪い発想じゃないな』と思った。


きょうは記者としてではなく、ミーツ出版の営業マンとして来た。
目的はコラボレーションだ。
料理と電子書籍は相性がきっと合う。
肉から出るにおい、ジュージューという音、煙、待ち遠しさ……
動画で表現すればレシピの魅力はもっと伝わるだろう。
会社や商品のプロモートツールとして、
電子書籍が使えることをお伝えしたかったのだ。


入り口で「人はみな豊かでなければならない」の言葉に会った。
なにも、ゼニカネのことだけではないんじゃないか。
おいしいものを食べたい欲求が人間にはある。
創業者は、そのこともいいたかったのかもしれない。


生真面目な課長さんと対話しながら、
『よい縁が生まれるといいな』と思った




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昨日、公開グループ「Facebook実験室」でこんな問い掛けをした。

根本的な疑問だけど、Facebookはなぜ「ファンページ」を作るとき、個人アカウントとは別のアカウントを用意したんだろうか。
個人アカウントのままファンページを運用すると、何か差しさわりが生じる?
「友達」と「ファン」の違いというのもよくわからない。
呼び名の違いだけ?
Facebookページのアカウントで他のFacebookページのファンになれるというのも、その意義がよくわからない。
ん?まてよ。
大企業の立場で考えるとわかるのかな。
「法人」という人格をつくっているということか……。



ジャーナリスト 石川秀樹


一晩たって、自分なりに推理してみた。

Facebookページの運用になぜ2つ目のアカウントが必要なのか。
ザッカーバーグの頭の中を想像するしかない。
Facebookのビジネス仕様を考えた時、彼が最も恐れたのは、人々の「交流」のために作ったFacebookが商売一色になりかねない、ということだったろう。
そこで「法人」という概念を持ち出した。
念頭にあったのは大企業と有名人と各種団体だ。
企業は担当部署が運営の担い手となる。
有名人や団体は「公式代理人」。
そのために別アカウントを用意した。
これでスッキリした?
いや、とんでもない。
個人事業主たちはかえって混乱している!


ファンページ(後にFacebookページ)の最大の特徴はなんだろう。
ビジネスに使えるということ? 
もちろんそれは本筋だが、私は「公開である」ことが一番大きいと思う。
個人ページは細かくプライバシー設定ができ、投稿の行き先をあなた自身がコントロールできる。
しかしFacebookページのアカウントで書けば、それはすべて「公開情報」。
あなたは「法人」という公の存在となる。
だから個人として行う行為、友達の投稿にいいね!はできなくなるしコメントもできない。
グループを主宰する資格はなく、リストを作ってお客様を仕分けすることもできない。
逆に一般企業がやりそうなことは推奨される。
会社同士の貸し借り、例えば他のFacebookページにいいね!、コメントしたり、ページのいいね!を押すことも立派なコラボだ。
もちろん会社の業績分析もでき、「インサイト」が組み込まれた。


Facebookページのアカウントは法人格。
理屈としてはわかるが、店舗を営む個人事業主や専門職、士業の人、職人などは個人と“法人”をどう使い分ければよいか迷うだろう。
実際問題として、スモールビジネスを展開している個人にとって、
Facebookページを使うのは有利にならない。
どの業種でもいい、近くのお店を想像してみてほしい。
あなたが大型店でなく「大ちゃんの店」(仮にそう呼ぶ)で買い物するとしたら、それは近くだから、あるいは大ちゃんが店主だから行くのに違いない。
もし大ちゃんが社長然として取り澄ましていたら?
こういうシーンを今のFacebookページはあまり想定していないように見える。
だから多くの人が使いにくさを感じてしまう。
でも、ビジネスをするならFacebookページで、というのは公式ルールだ。
なんとか方法はないだろうか。
ある。
親しさの演出だ。
それを私たちは、2つのアカウントを使って実行する!


スモールビジネスがFacebookページを使ってもあまり成功例がない。
多くのページがファン(ページのいいね!)集めに躍起となるが、うまくいかない。
かき集めても実売に結びつかない。
成功例は、ユニクロ、無印良品、コカ・コーラといったブランドが確立した企業ばかりだ。
そうした中で、ツイッター部長で名をはせた末広栄二さんがいた時代の加ト吉(舞台はツイッター)、
Facebookで例を挙げるならユルキャラ『くまモン』の熊本県は当たった。
担当部署は知らないくても、くまモンを知らない人はいない。
たった“1人”の個性でページが活気づく。
ニュースフィードへの表示率の低さも問題にならない。
『くまモンオフィシャル』は11万人のファン、投稿は1~2万のいいね!が付く。
縁のない話に聞こえる? 
そんなことはない。
この手法、スモールビジネスでこそ使える。
法人ではなく、店主個人を売り出すのだ!



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【筆者から】
このブログの元になっているのはFacebookへの書き込みです。
主にFacebookページ「ジャーナリスト 石川秀樹」に投稿しています。
ミーツ出版(株)という小さな出版社の社長をしています。61歳で行政書士の資格を取り開業しました。さらにこの数年は「ソーシャルメディアを愛する者」としてFacebookで熱く語り続けています。ブログは私の発言のごく一部です。ぜひFacebookページもご覧ください。コメントをいただけたら、こんなにうれしいことはありません。


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今、ツイッターでこんな風にツイートした。


NHKが朝ドラの後の番組で『子供のうつ』のネーミングで特集していた。
4人に1人にこの傾向あり、と。
ある種の現象を捉えて名前を付けてはやし立てる。
マスコミの常とう手段がどれほど無用の“病気”を作ってきたことか……。



母原病、積み木崩し、最近の「スクールカースト」
みんなそうだ。
ある種の現象を捉えて巧みにネーミングする。
悪意はないのだろう。
むしろ「告発」するような気分。
それが結果として、事態を加速させる。
あるいは、あいまいだったものを顕在化させ
大問題化させていく。

ジャーナリスト 石川秀樹


(現象が)ないとは言わないが
「命名は」むしろ毒である。
どうせメディアは言いっぱなし、
はやし立てっぱなしで、次の話題に移る。
その間、傷つく者たちがどれほどいるのだろう。


母原病、積み木崩し、スクールカースト、子供のうつ
気づかないか?
みんな「いじめ」が背景にあることを。
子供社会に異変が起きている。
ずーっと前から。
大人社会で「閉塞感」が言われ始めた
そのずっと前から子供たちは傷ついている。


狭いところに長く押し詰めておくと
小動物は共食いを始める。
強いストレスが強いる現象だ。
言葉を変えて出てくるいろいろな現象が、
実は「このこと」に通じているような気がする。


せめてマスメディアはおとなしくしていてくれないか。
問題視すればするほど深みにはまる。
ヒルズ族も生まれれば、職に就けない若者も生む日本。
社会のいびつは明らかだ。
こちら側の狂騒が子供社会を傷つけている。
大人がもっとゆるやかな価値観を確立しない限り、
子供たちのストレスはやまない。



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