トラスト -97ページ目

102番 僕の人生は何なのだろう

102番目の詩。価値ある人生にしたいと思いながら。

 

僕の人生は何なのだろう。

このまま何も遺さず、

忘れられ、

死んでゆくのだろうか。

 

あの偉大な恩師は

シェイクスピア学者として名をなし、

墓に入った今、

彼の伝説が始まった。

 

彼は僕にも偉大な何かを遺した。

それは生きている限り、

心に残り、

決して消えない情熱。

 

それを彼は多くの偉大な人物から感じ取り、

それに感動し、

彼の魂が手を伸ばし、

過去と今を永遠にした。

 

僕の魂は目覚めた。

過去の偉大な人物たちと手を結んだ、

なのに僕は一体何を遺すのだろう。

僕の人生は何なのだろう。

 

 

101番 ハムレットはオフェーリアを愛していた

101番目の詩。新たなスタートです。150まで地道に書こう。

 

ハムレットはオフェーリアを愛していた。

暗殺された父の復讐を誓い、

愛を断念した。

ハムレットの人生は悲劇となった。

 

マクベスは妻を愛していた。

王になられるお方、

魔女の誘惑に負けた。

愛を忘れた夫婦の人生は悲劇となった。

 

オセローはデズデモーナを愛していた。

黒人を嫌悪する白人の部下に騙され、

妻の不倫を信じてしまった。

愛する妻を殺して彼の人生は悲劇となった。

 

リア王は愛娘のコーディリアを愛していた。

何も要りません、

この言葉に激怒し愛することを呪った。

王でなくなったリアの人生は悲劇となった。

 

シェイクスピアには妻がいた。

遺産として彼女にベッドを遺した。

二人の魂が永遠に一つのベッドに?

きっと彼の人生は喜劇で終わったのだろう。

 

 

100番 僕はエピキュリアン

100番目の詩。とうとう100に到達しました。記念の詩になるかな?

 

僕はエピキュリアン。

なんとなくエピキュリアン、

心の平静以外に

もう興味がなくなったから。

 

手と足に釘を打たれて、

魂以外に自由がなく、

肉体を徹底して痛めつけられ、

あの人は何を見つめたのだろう。

 

身体中に感じる苦痛の地獄で

生き物がすがる最後の隠れ家。

エンドルフィンで満ちあふれ、

全く苦痛を感じない心の中の宇宙。

 

考える我が肉体を離れ

その隠れたる宇宙に飛び込めば、

僕はただ見つめるだけの透明な眼球となって

全くの晴天の中で神々を見ることができる。

 

僕はきっとエピキュリアンになったのだろう。

心の奥の静かな部屋で

肉体を離れた魂たちと愛し合い

第五元素に満ちた永遠の今を僕は生きている。