105番 親子の関係は大人と子供
105番目の詩。心の中の幼児性について悩みながら。
親子の関係は大人と子供、
性交渉によって出来てしまった関係、
それ以外に何があるのだろう。
まさか、愛だなんて、言わないよね。
あるとすれば、
愛は貨幣に変身し、
ヴェニスの商人を演じている。
人はお金があるところに寄って来るものだ。
子供は親が必要だ、
親がお金を恵んでくれるから飢えることがない。
親は子供が必要だ、
子供はお金で支配できるから孤独にならない。
親はお金で愛を買い、子供はそれを愛だと学ぶ。
だから、親が子供を愛する限り、永遠の子供でいられる。
自分を愛することに不安を感じながら、人生の舞台で
親子して大人の役を演じている。
104番 空は晴れて、心も穏やかで
104番目の詩。心安らかな今日に感謝して。
空は晴れて、心も穏やかで、
僕はどの仮面も着けず、
どんな役者にもならず、
た だ今日を呼吸しているだけ。
父が暗殺されたとか、
母が叔父と結婚したとか、
恋を諦めるとか、
もう僕にはトラウマでもなんでもない。
確かに壁は作ってきた。
ポエトリーとお金の壁だ。
心と生活を防衛する壁だ。
どんなミサイルもこの壁を破壊することはできない。
たとえ破壊しても、中にはどんな虚構も存在しない。
なぜなら壁の中の僕は何もない空間だからだ。
この壁の中には、ただ今日の青空と
穏やかな呼吸しか存在していない。
103番 こんなことを思えば
103番目の詩。久しぶりに一人になって自分を見つめながら。
こんなことを思えば、
妄想と診断されるだろう。
でも、僕は心の中であなたを裸にし、
一緒にシャワーを浴びている。
こんなことを信じれば、
歪んだ認知と診断されるだろう。
でも、心の中であなたが僕に口づけし、
あなたは僕と愛し合っている。
僕の愛するあなたが男性だと告白したら、
世間は僕を遠ざけ、僕は見捨てられる。
あなたが女性だと告白したら、
スキャンダルになり、僕は世間の餌食になる。
だから、僕は心の中に閉じこもり、
何事もないような仮面を被り、
心の中であなたと愛し合い、
静かな神とメダカの学校をやっている。