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111番 愛のフラスコの宇宙に

111番目の詩。自分自身の創造を思念しながら。

 

愛のフラスコの宇宙に

あなたと僕は同じ思いで飛び込んで

お互いを分かち合う作業を繰り返し

人間に変容した。

 

日本人は人間を知らない。

男は老いも若きも男のまま、

女は若いときだけ女であり、

老いれば老婆になるだけ。

 

男は性欲を抑圧し

幾つになっても品のないセクハラ発言。

女は女を諦め嫌らしい男を蔑み、

若い女に嫉妬する。

 

日本人は人間を知らない。

僕の愛するあなたは、

男と女の意識を忘れ人間に変容した。

僕は人間の輝きに満ちたあなたが大好きだ。

 

 

 

 

110番 どこにいようと同じだ

110番目の詩。親と子の泥沼の関係に悲しんで。

 

どこにいようと同じだ、

刑務所だろうと精神病院だろうと

我が家であろうと。

心の奥に幼児性が潜んでいる。

 

父親であろうと母親であろうと

いったん支配されてしまえば、

彼らの一生の子供になる。

病気は子供のエンドレスな悲しい抵抗。

 

人の奴隷になってはいけないと、

いかなる人の子供になってもいけないと

本当の父が言う。

父は人間ではなく実存の現象なのだと言う。

 

だから、父の下では、

全ての人類は兄弟姉妹であり、

友情が唯一の絆、それは優しい気持ち。

僕はあの人との友情を信じ親から解放され大人になれた。

109番 僕の薬は万能薬だ

109番目の詩。病に苦しんでいる知り合いたちを思いながら。

 

僕の薬は万能薬だ、

錬金術の第五元素だ、

最先端の名前はエンドルフィン。

それを僕は愛と呼ぶ。

 

彼女は本当は怒っている、

彼はいつも不安を抱えている、

作り笑顔の目の奥に

悲しみと失望が巣食っている。

 

世界は所詮そんなもの、

本当のことは言えないもの。

お父さんとお母さんに言えないこと、

僕はあなたが嫌いだ。

 

あの人が教えてくれた、

深く共感できる言葉と行動で教えてくれた、

大好きなあなたがいる幸せ、

あなたを思うことでエンドルフィンを浴びる幸せ。