21. 宿命って家族に縛られることかな?
宿命って家族に縛られることかな?
宿命は前世から定められている運命なのだそうだ。
僕が今いるのは両親が家族になってくれたから。
娘が今いるのは僕と妻が家族になったから。
孫が今いるのは娘と婿が家族になったから。
でも、家族を維持するのは大変だった。
それ相当の経済力を持たなければいけなかったし、
職場のストレスでなんども病気になった。
独身の人たちが自由で羨ましいと心底思えるときもあった。
そう、自由でいられない、というのが家族を持つ欠点。
親に縛られ、教育制度に縛られ、労働に縛られ、病気に縛られ、
僕の人生は縛られっぱなしだった。
愛ってなんだろう?
家族ってなんだろう?
自由を縛るものだったら嫌だな。
人生の幸せは愛だ、ということは実感している。
愛し合っているのに自由が束縛されるのは、愛し合っていないのではないだろうか。
どちらかが愛していて、束縛を忍耐しているだけではないだろうか。
もう、そんなの嫌だな。
家族に対する義務は大切だと思うよ、
でも、束縛されない愛し方を探求する勇気を持とうという声が聞こえる。
20. オキシトシンについてまた調べてみたのですが
オキシトシンについてまた調べてみたのですが、
基本的には母親と子供の肌の触れ合いから分泌されるのですね。
母親にしがみつく子供の脳にはオキシトシンが分泌されて
幸せな気持ちになり、気持ちが落ち着くという訳か。
もうシルバー世代に入ったこの私はどうすればいい?
母は病院で寝たきりだし、
妻に甘える年でもないし、
老人に幸せを!
しかし、どうやら、優しさとオキシトシンは関係が深いみたいだ。
自分が優しい気持ちになったり、人に優しくされたりするのもオキシトシンの分泌を促すらしい。
そういえば、孫とバスごっこや電車ごっこで遊んでいると優しい気持ちになっている自分に気付く。
親しい友人と雑談しているときも自分が優しい気持ちになっているな〜。
これで、若いお嬢さんの手などを握ったらオキシトシンがばんばん出るのでしょうね!
でも、なんでオキシトシンがそんなに気になるかというと、
免疫力が高まるようで、病気を遠ざけることができるらしいからだ。
年金生活に入ると、病気をしないことが一番の節約だよね。
良き老人は、自分にも他者にも優しい気持ちで接することができる人だな。
ということは、僕のこれからの人生は幸せで健康でいられるということだよ!
貧しき者は幸せだ!お金持ちはストレス一杯だ!
年齢に応じてバランスを取ってゆくのが大事だね!
19. アメリカに留学して教授からセクハラにあった
アメリカに留学して教授からセクハラにあった
女性の一人芝居を観た。
「私は生き残った」というのが彼女の芝居のタイトル。
大学でのセクハラ、
PTSD、
セラピー、
誰も苦しみを理解してくれない現実、
彼女の語るすべてが僕のこころに刺さった。
こんな悲劇をさらりと喜劇に変えてしまうユーモアが彼女の真骨頂だと感じた。
セクハラは裁判に訴えることしか解決方法がない。
裁判に訴える勇気を持つのよ、という周囲の励まし。
なぜ裁判に訴えないの、という周囲の叱責。
しかし、彼女にはそれができなかった。
事件はアメリカの大学で起きたことだし、アメリカ人が相手だから、
日本人の支援者も臆病になかったのかな?
それとも、彼女が冷静になれない状況だったので、
支援の人たちも彼女が病気だと思って引いてしまったのかもしれない。
誰だって、本当は他人のために自分の自由を奪われたくないものね。
芝居は、彼女の心の葛藤が見事に表現されていて、
結局相手と闘えず、自分の苦しみを一人芝居という表現形態で吐露する方法を発見した。
そして彼女は生き残った。弱い女性のままで。
芝居の最後で、彼女が問いかける、
この心の苦しみを癒す方法はないのか?
僕は芝居を観ながら、「それは愛だな!」と心の中で断言した。
その直後、彼女が「愛」と言った。
そう、多くの苦しみを味わった人たちが見いだす究極の救いは愛しかない。
苦しむ人は幸いだ、最後に愛を知るだろう。
彼女を陰ながら応援しようと思う自分がいた。