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69番 空しくも過ぎ去る日々

69番目の詩。どうにもしてあげられない友を思いながら。

 

空しくも過ぎ去る日々、

あなたは言い争いの絶えない、

主人と奴隷のような関係を生きている。

親と子、夫と妻、子供たち。

 

少しの優しさと自由が欲しくて、

少しでも安心したくて、

いらいらに苛まれて、

あなたは天国に電話している。

 

何時間電話しても

天国への通話は無料だそうだ、

毎日の生活費に困っているあなたには安心だ。

それに天国もお金をとらない。

 

あなたの生きている場には安心がない。

だからあなたは不安と怒りと失望と一緒。

愛し合える友がいれば天国が出現するのに、

いままであなたは愛に出会ったことがない。

 

あなたはいつも奴隷だった、

支配者の親、支配者の男、支配者の夫、

女性一人では生きていけない罠にはまって

あなたの日々は空しく過ぎて行く。

 

 

 

68番 今までそれぞれの場所で

68番目の詩。ユダヤの神秘思想を思いながら。

 

今までそれぞれの場所で

カバラのような修行をしてきた二人は

傷ついた魂を大切にしながら

目に見えぬ赤い色に輝いていた。

 

二人が出会ったとき

お互いの魂の色に気づき

二つの魂は肉体を離れ

目に見えぬ挨拶をした。

 

こうしてまた出会えた二人は

お互いを理解しようと話し合う。

二人の魂はやがて肉体を離れ、

二つの魂は銀色に輝き出す。

 

あなたは私が求めていた人であり、

私はあなたが求めていた人であり、

愛し合いなさいという声が聞こえると、

二つの魂は黄金色に輝き出した。

 

今また僕は一人になり、魂は赤く輝いている。

でも、静かにあなたのことを想えば銀色に変化し、

目を瞑り、暗黒の世界であなたの魂と一つになれば、

再び愛は完成し、黄金色に輝き出す。

 

 

67番 あなたが信頼してくれなければ

67番目の詩です。諦めも大事かなと感じながら。

 

あなたが信頼してくれなければ、

もう話し合うことはないでしょう。

あなたは疑うことを誇りにしており、

やっと僕を疑う根拠を見つけた。

 

あなたは僕を疑って、

ようやく信頼という慣れない世界を回避し、

すべての人を見下せる

疑いの高みに戻った。

 

今、あなたはすべての人を疑い、

すべての人を見下している、

妻も子供も僕も見下している、

そして、また、あなたは一人になってしまった。

 

あなたの築いた城に城主一人、

疑わしい家来を皆追い出し、

あなたは安心して眠れるようになった。

あなたは眠りという幸せを取り戻した。

 

疑うことを誇りとしているあなたは、

家族も友も疑い、今、安心を得た。

一人になったあなたが言う、

一人で生きていても生き甲斐がない。