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なすの学習塾 塾長のブログ 那須塩原市 学習塾

那須塩原市で学習塾の塾長をしております


日々の塾講師ライフでの出来事・気づきを徒然なるままに...


今日は、不登校の塾生さんが昼過ぎから勉強しに来てくれるということで、教室開放時間は平日にも関わらず12:30〜22:00。まあうちの塾ならでは、ですね。

前もこのブログでお話ししましたが、この不登校の生徒さんと私、すごく仲良しです。
先日スマホが壊れてしまい新しく買い替えたのですが、iPhoneデビューしたため使い方がちんぷんかん。まずはその生徒さんにiPhoneの使い方をこちらが教わります。先生と生徒逆転ですね(^_^;)
とても勉強になりました‼︎ありがとね(o^^o)
その後はしっかりお勉強しましたよー‼︎

で、その生徒さんと入れ替わる形で早帰りの中2生さんが入室。最初はひとりで実力テストの勉強していたのですが、続々2年生がやってきてくれて5人集まったので、中学校は別だけど実力テストの勉強なら一緒にできるから同じプリントを使って理社のテスト範囲のおさらいをみんなでやりました。
単なるテスト勉強じゃなく、授業っぽくみんなで同じことをやれる時間ができて良かった。

5人のうち4人は早く来てくれることも珍しくない生徒さんなのですが、ひとりはちょっと意外。いつも暗くなってからしか来ないのに、今日は早い。
どうしたの?と聞いたら、
「暇だから来ました」との答え。
これがすごく嬉しい。暇だから塾にでも行こうかなって思ってくれるその感覚がたまらなく嬉しい。
今までそんなこと思ってくれて早く来てくれることなんて、一度もなかった‼︎こういうことが、勉強に前向きになれるきっかけになるんです。というかもう前向きになってる。

2年生が主役の時間が過ぎて、中3生と高校生が次々入室。
3年生の実力テストの勉強を見ていて、やっぱりまだまだ社会科の語句の定着が不十分だと感じたので、今日はその辺をやりたいと思っていました。

日本史と現社の復習にもなるので、高校生にも参加してもらい、私も含めて中3生と対決‼︎
私はまさか一番できて当たり前ですが、生徒さんの中でトップは中3生の女子‼︎
結果だけ見れば高校生何してんの⁉︎という話ですが、参加してくれて高校生さんは皆さん優秀な生徒さんばかり。それにも勝る中学生の生徒さんを褒めてあげるべきでしょう‼︎

高校生の塾生さんも帰り、最後の1時間は中3生が各々自分のやりたいことをやる時間。

学校の課題をやる生徒さんもいれば、特色選抜の志願理由書を書き直す生徒さんもいます。
私は志願理由書のフォローをさせていただきました。


こうして1日を振り返ってみると、改めてうちの塾って変わってるよなあと思います。

もちろん毎日、この生徒さんにはこんなことをやってもらおう、ここを教えよう、という大まかな予定は立てて臨むのだけれど、それが絶対じゃない。

その時集まったメンバーとかタイミングで、より効果的な学習ができると思えば、切り替える。
そしてそれを、生徒さんがまた楽しくやってくれる‼︎

学校の課題、テストの点数。それはもちろん大事なこと。
けれど、そんなものを前面に出さずとも、みんな楽しみながら学力を上げて行くことのできる要素を多分に持っている。そういう、勉強の楽しさを味わってもらうためなら予定なんてどんどん変えていいだろうというのがうちの塾の方針です。

今日はそんな、うちの塾のいい部分がふんだんに出ていた1日だったように感じました。


でもね、これってまだまだ塾生さん全員に味わってもらえてない。

遠慮して、決まった時間にしか来てくれない生徒さんもいますし、塾に余計に来る気になれない生徒さんだって、やっぱりいます。
そういう生徒さんにはなかなか、この融通が利きすぎるほど柔軟なうちの塾の良さが味わってもらえない。
すごく残念だし、勿体ないと思います。

うちの塾、ほんとにいつでも教室開けて生徒さんを待っています。もっともっと都合よく塾を使って欲しい。
そしてそれが、今日のような時間を味わってもらうチャンスを増やすことにも繋がる。

そして、自ら学ぶという意識を高めることにもなる。

変わってるし、緩いし、塾長はダジャレばっかり言ってるけれど、
ちゃんと通い続けてくれてる生徒さんにはしっかり結果もついてくる。それは塾を上手に使ってくれる生徒さんほど、顕著に成果として現れる。

まだまだ時間は余っています。
もっともっと、私を、塾を都合良く利用して、
楽しく勉強して成果を上げてください‼︎

いつでも待ってます‼︎


引き続き、特色選抜について…
今日は志願理由書の書き方のみについてお話させていただきます。

志願理由書への生徒さんたちの意識という点で私が感じているのは、
まだまだ学校への提出物のひとつくらいの感覚でしか捉えていないな、という印象。

一旦学校に提出して、先生の添削やアドバイスを受けてまた次の提出期限までに直したものを提出 する…そんな宿題感覚で志願理由書を作成しようとしているなら、特色選抜における合格内定は夢のまた夢。特色選抜などすっぱり諦めて一般入試対策に集中した方がいいと思います。

学校への提出期限なんてどうでもいい。
その間にどれだけ読み直し、書き直しをやれるか、これが重要なのです。


去年のある生徒さんの例を少しだけ紹介させていただきます。去年、大量の書き直しをした生徒さんなので、全てではありませんが私の手元にも大量のコピーが残っているので、その生徒さんがどんな意図で書き直しを重ねていったのかがよくわかります。

最初に学校に提出したものは、ある程度うまくまとまってはいますが、誰でも書けるような特徴のないものでした。

自分でそこに気づいたのか、私のアドバイスだったのかは忘れましたが、2回目に書き直したものは学校に提出したものと全く内容も違っていました。

3回目の書き直しでは、1回目と2回目のいいところのほとんどを入れ込もうとしたので、大幅に文字数がオーバーしてしまいました。
しかし、書きたい内容や、こんな志願理由書にしたい、というイメージはやっと確立した感じ。ここからいよいよ本格的な書き直しの作業の始まりです。


看護師を目指すきっかけとなった文を一例に、どんな風に書き直したかを説明しますね。

「私の母は看護師の資格を持っており、その姿を見て幼い頃から看護師という職業に魅力を感じていました。」

全然悪くないですよね?

でも、文章全体を短くまとめる必要がある。
そこで、

「私の母は看護師で、その姿を見て看護師という職業に魅力を感じていました。」

将来の目標を書くに当たって、その目標をもったきっかけは書いていいと思う、というか書いた方がいいけれど、こういった直接自己アピールをしていない文章は極力短くまとめる。そのぶん自分の魅力を伝える文章をもっと書ける。


次に、その高校に入学したいと思ったきっかけについて。

「貴校の高校見学に行ってから、その意識はいっそう強くなりました。」これが最初の頃の文章。

次、
「貴校の高校見学に参加させていただいてから、その意識はいっそう強くなりました。」
これが書き直し。行ってから…は上から目線の印象があり、高校への敬意がないと取られかねないので、言葉遣いを丁寧に。でも結果、文章としては長くなった。

なのでまた修正。
「貴校への高校見学をきっかけとし、その意識は更に強くなりました。」
短くもできたし、学校側に失礼もない。


こんな感じで…せっかく書けた良い文章のいくつかをばっさり削除することでスペースに収めるのではなく、文章全体のイメージを変えずに、余分なところを削ぎ落とすことで、極力書きたくて書いた内容は残す。
この作業を何度も何度も繰り返すんですから、そりゃ書き直した枚数も膨大になる。

それだけではありません。
真剣に向き合えば向き合うほど、書きたい内容も新たに浮かんでくる…
何度も書き直して、表現の仕方も考えに考えて仕上げた文章になったとしても、それより良いと思えた内容があれば、未練を断ち切って新たな内容と差し替えたりもする。
それによってまたスペースに対してはみ出したり、ちょっと不足したりする。

はみ出したスペースに対処するため、削りに削った文章を更に削れるか、考える。
なんだかもう、気の遠くなる作業なことだけは想像がつくのではないでしょうか??

ここまでやる意気込みが皆さんにありますか?

そしてもうひとつ。
この生徒さんは、こんな感じで志願理由書の書き直しを…うちの塾生さんの中でも過去最高と言えるほどやりながら、
その間に行われた下野模試の成績を30点以上アップさせているのです。

どれだけの努力をしたか、想像できますか?


もちろんこの生徒さんは特色選抜で合格しました。けれど下野模試の成績は最後までアップし続けたし、県立高校の一般入試の問題にも塾で挑戦して、合格ラインを50点以上も上回る点数を取って有終の美を飾ってくれました。
どこまでも、手を抜くということをしない生徒さんでした。

これくらい、やれる気概が持てないなら本当に特色選抜なんて受けない方がいいと思います。


もうひとり、こちらは数年前の生徒さんですが、やはり特色選抜の準備に誰より熱を入れていた例を紹介します。

この生徒さんのケースは特殊も特殊…
そもそも、特色選抜で入学したい高校に入るための学力が圧倒的に足りない‼
一般入試の点数で言ったら、優に100点以上足りない(>_<)
なので、そもそも一般入試は受けない(^_^;)

私立高校の受験で塾での勉強も終了、の予定だったのですが、どうしてもその県立高校への未練が断ち切れず、じゃあ特色選抜だけ受験してみようということに。
仮に特色選抜で合格した場合、その学力では入学してからが大変だろうというご意見も重々承知。この生徒さんなら大丈夫という確信がありましたからね。そこは細かい話になるので省略いたしますが。


しかし…
本当に本当に、その生徒さんはその高校に入りたかったのですね。そこからの努力たるや、物凄いものがありました。

まず、志願理由書の書き直しは先に紹介した生徒さんと同じくらいの回数を重ねました。
やり方は同じで、まずスペースなど無視して自分のアピールポイントをとにかく書きまくる。
そして内容は削ぎ落とさず、文字数を減らすという、例の途方もなく大変な作業。

面接練習も同様。塾での面接練習の回数はこの生徒さんが恐らく最多。
毎日毎日、誰よりも早く来て、二人で何度も何度も面接練習ですよ…。
まあ、私立の入試も終わって受験勉強も必要ないというレア中のレアケースではありますが、それにしたって誰もがこなせるレベルの練習量ではない。

しかも、家でも鏡に向かって練習、お風呂に入ってる間も練習…。ちと怖い( ̄□ ̄;)

まあ、そりゃ受かるよね、という労力の費やしかたではありましたし、実際見事合格してくれたのですが…
さすがに発表の報告来てくれたときは二人で泣きました(^_^;)

まあ勉強には苦労してるけど、高校行って自分の目標もしっかり見つけられたし、もう2年生も終盤だけどもちろんドロップアウトの可能性なんて皆無。頑張って合格してくれて良かったです。

レアケースなんで参考まで、ですがとんでもなく努力した例として挙げていいですね。


以上、両名ともに、(決して誇張でなく)その年の栃木県でいちばん努力をした2人をご紹介させていただいたわけですが、

全然違うように見える2人の共通点、それは

とにかく全てが志願理由書の作り込みから始まっているという点なのです。

これまたしつこくお話ししますが、
特色選抜の面接官である先生と受験する生徒さんは初対面。
どんな質問をしていくかのベースとなるのは、志願理由書という1枚の紙でしかない。

そこにどんな内容を盛り込むかで、面接の中身が大きく変わってくる。
だからまず、志願理由書を徹底的に作り込む…
これがものすごく大切なんです。

あとですね、もうひとつ、この2人の共通点。

他の誰でもなく、私を全面的に信用してくれたということ。

これは誤解して欲しくないのですが、私以外の誰の意見も聞くなと指導していたわけではないんですよ。
学校の先生の意見にもきちんと耳を傾けつつ、良いと思えた意見は取入れる。
だけど、最終的な決定は全て、生徒さん本人と私で納得したものにしていく、というスタンスを貫いたということです。

いろんな人の意見を聞くのはいいこと。
けれど、それらを全て採り入れていこうとすると内容に整合性がとれなくなりパニックになってしまう。

文章の変遷と、それに至ったストーリーを自分以外に知っている人はひとりで充分で、その人間の客観的な意見を参考にしつつ、自分の感性を最大限信じて作った文章こそが素晴らしいものになる。小説家と編集者の関係みたいなもの、というとわかり易いですかね。おー、たまに上手い喩えをするなと自画自賛(笑)


まあ、このブログを目にした生徒さんには
ここまでの覚悟があって特色選抜に臨めますか?
と問いたいですし、

目にした保護者様には是非お子さんに、
これくらいの覚悟を求めていただきたいと思いますねー。

志願理由書の書き方、というより
特色選抜に臨む意気込みについて、みたいな内容になってしまいましたが…

熱量は伝わったのではないでしょうか。

まだまだみんな甘いんだよね(^_^;)

アメブロでは、日々の閲覧者数の他に、
よく閲覧された記事、もデータとして見ることができるのですが、

私のブログで圧倒的に閲覧数の多い記事のひとつに「特色選抜関連」があります。

まあ、いいこと書いてるので参考にはなると思います(^_^;)
で…古い記事のタイトルの山から探し出して読んでくださる方々が大勢いらっしゃいますので、内容は重複しますが特色選抜について新しくブログを更新させていただこうと思います。

11月の三者面談でだいたい方向性は決まってしまっている生徒さんが多いですし、「今更言われても…」という内容もありますがそこはご容赦ください。

まず評定について。
三者面談の前に、生徒さん・保護者様にお伝えしたことのひとつに、学校の先生から「評定が足りないからその高校は厳しい」と言われてもくじけず第一志望の高校を受験してください、というのがあります。

まず、とにかく信じてはいけないのがこの評定という数字。
もちろん一定の基準となる指針こそありますが、中学校によっても教科担当の教諭によってもバラツキが生じることは避けられません。
この数字をもって生徒さん個々の能力を比較すること自体が不公平極まりない。
例えばこんな例で考えてみましょう。

実力テストの平均が300点のA中学校で、評定の平均が3.2 の生徒さんと、
実力テストの平均が250点のB中学校で評定の平均が3.5 の生徒さん…

この2人の学力、どっちが高いか判断できます?さっぱりわかんないですよね?
こんな数字じゃ何も判断できないから、一般入試でみんなにおんなじ問題解いてもらって優劣つける必要があるわけで…
高校の先生たちの特色選抜の合否決定の場で、
「あー、A中学校の子の方が評定低いわ、B中学校の子取ろう」なんて評定を基にした会話がされているわけ、ないんです。

高校の先生がたは、もっと生徒さん個々の本質的な部分をしっかり評価してくださっています。
こっちの子の方が挨拶がしっかりできていたとか、自分の考えをはっきり述べていた、字がきれい、表現力がある…などなど。

3年間預かることになる生徒さんたちを0.何ポイント差の評定で比較するなどナンセンス極まりない。その程度の差は人間性でいくらでも逆転できます。逆転、という表現もおかしいかな、元々評定なんて参考程度にしか見ないんだから。

中学校の教師が評定評定言うのは、それを拠り所にしないと中学校の教育が成り立たないから仕方ないんです。「ちゃんとしないと評定に響くぞ‼」ってね。ちゃんとするってどうすることだよ?(^_^;)これ以上評定のお話続けるとどんどん口が悪くなるので終了(笑)


次に志願理由書について

もうね、これが9割方合否を左右すると言っても過言ではないでしょう。

高校の先生がたと特色選抜を受験する生徒さん。基本、初対面ですよね。
初対面の人同士が会話する代表と言えば、
お見合いでしょう(^_^;)

なんもお互いについての情報がなければ、
「ご趣味は…?」とか「お好きな食べ物は?」
みたいな、なんとなーくその人の人となりがわかりそうな他愛のない質問から入っていくしかないですよね。

でも事前情報が少しでもあれば…
例えば趣味は映画鑑賞とかだけでもわかっていたら、
「お好きな映画は?」とか
「お好きな俳優さんは?」みたいに、
最初の質問から突っ込んだものになるわけです。
また、事前情報としてお見合い相手に伝えておくということは、当然自分を知ってもらう上でその場で聞いて欲しい、話したい内容であるのは当たり前ですよね。答えも事前に用意しておけるから、質問されて慌てる可能性も低くなる。

特色選抜においても、
そういう風に、より自分のペースで面接を進めていただくために、志願理由書に書く内容はとても重要になるということ。
わかりますよねー⁉

うちの塾ではもう、嫌と言うほど志願理由書の書き直しをします。
生徒さんと私で、最大限その生徒さんの良さを高校の先生に知っていただくための、また面接においてもそれを引き出していただくための、より良い志願理由書を徹底的に作り込む…
この労力を惜しまない生徒さんの熱意は必ず高校の先生に伝わります。


次、中学校の対応について

これがとんでもなく差を生む要因のひとつとなります。

例えば、ある中学校では面接練習を10回以上やるのに、別の中学校では2、3回しかやらない。
作文練習も同様。
うちの塾では、これまた嫌と言うほど面接練習と作文の添削を行うので、どこの中学校の生徒さんであっても差はつきませんが、
普通、塾でそんなに特色対策なんてしませんからね。この中学校間の差は本当に大きいです。
自分の学校の実情がどうなのかは把握しておいた方がいいでしょう。しっかりやったつもりでも、よその中学校と比べたら全然足りなかったなんてことになりませんように。


次に…
人の意見を聞く時は聞く‼
聞かない時は聞かない‼   ということ

学校での面接練習や作文の添削などは、力を入れている中学校ほど多くの先生が指導に携わってくださいます。
つまり、意見を言ってくれる人も多くなる。

船頭多くしてなんとやら。
みんなの意見をほいほいと聞いていたら、最終的は誰の言葉を信じていいのか、わからなくなります。そうならないために、情報を整理し、良いものだけを取入れる能力が問われるということ。情報リテラシーってやつですかね。

塾では、学校での面接練習の際に言われたことを事細かに聞いて、この先生のその意見は参考にしよう。こっちの意見は申し訳ないけど採用やめよう、などという会話をよくします。
これは決して、協力してくださっている先生を一部を否定しようという意味ではありません。
感謝はしなければいけない。けれど生徒さんが混乱しては意味がないわけで、それを回避するための作業をしているに過ぎませんのでご理解のほど。
作文の添削もそう。
とても良いアドバイスをくださる先生もいますが、ちんぷんかんぷんなこと書いて返す先生 も、残念だけどいます。


最後に、一般入試対策との両立について

特色選抜を受験する生徒さんにおいて心配されるのが、特色選抜の準備に熱が入りすぎるあまり、一般入試の勉強が疎かになってしまうということです。けれどそんな心配は不要です。

特色選抜対策ばかりに力を入れて、勉強を疎かにするような生徒さんは特色選抜でも合格内定はいただけません。
勉強を二の次にして、特色選抜に100%力を注ぐことは、一見「一意専心」、いいことのようにも見えますが、この考え方こそ中途半端以外の何ものでもない。あくまで一般入試のみ受験する生徒さんの倍頑張る覚悟が必要。
うちの塾生さんには全員、必ず特色選抜受験の有無を確認する際にこのことは伝えます。そしてそれができるという生徒さんにだけ、特色選抜のフォローも全力でさせていただいております。


もっと細かいことまで書きたいのですが、
ひとまずこの辺りで〆めさせていただきます。

その他、特色選抜についてお悩みの保護者の方におかれましては、塾生さんでなくとも結構ですのでお気軽にご質問ください。
特色選抜に対する不安が少しでも解消できるようなお話をさせていただきたいと思っています。

うちの塾は不登校の生徒さんも対象にしているので、平日の昼間、みんなが学校に通っている時間も教室を開けていることがあります。

ひとり、もう2年以上、学校には行けていないけれど塾にはずっと通ってくれている生徒さんがいらっしゃいます。

通い始めてくれた当初はなかなか話す話題もないし、何か聞いても答えてくれたりくれなかったり…最初からコミニケーションが上手く取れていたとは言えませんでした。

でも、その生徒さんと一緒に勉強している時間は最初から楽しかった。目的がものすごく明確だったから。
そう。その生徒さんは「勉強すること」だけを楽しみに毎回塾に来てくれているのが確信できた。そりゃそうですよね。勉強以外の話題は何もない中、勉強するのが嫌だったらうちに来る意味なんてないわけですから。

すごく私の解説をしっかり聞いてくれて、きちんと問題演習にも取り組んでくれるので、学校に通っている生徒さんと同じ内容を5教科3年ぶん、きちんと終わらせることができそうです。正直家で復習する習慣とかはないし、忘れてしまうことも多いけれど、
その時その時に学ぶべきことはきちんと学んでくれたと思います。よく頑張ってくれました。

高校を受験するかも自分の中ではっきり決まらず、じゃあ何のために塾で勉強しているの?
という疑問だって、自他共に持ってもおかしくない状況…
でもほんとにずっと、きちんと勉強してくれている姿を見ていて、私は
「これもひとつの勉強のスタイルなんだ」
ということをその生徒さんに教わった気がします。

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坂本龍馬が初めて富士山を見た時、こんなようなことを言った(らしい)。

「この富士山を見て、わくわくする者と何も感じない者とでは明らかに違う。私はこの富士山をの光景を後に思い出せないかもしれないが、この富士山を見た時に感じた感動は一生忘れることはないだろう」


そして前にもブログで紹介しましたが、
私の愛してやまない
太宰のこの名言…

「学問なんて、覚えると同時に忘れてしまっていいものなんだ。けれども、全部忘れてしまっても、その勉強の底に一つかみの砂金が残っているものだ。これだ。これが尊いのだ。」


正にこれなんです。

勉強すること=学力を上げる、志望校に合格する、えらい人になる…etc.

そんなもん、どうでもいいのです、本当は。
しっかり勉強する、ということにこそ意味があり、その瞬間こそが何より尊い。
そしてそれはきちんと勉強した人にだけ、将来の財産となりうる。

それを龍馬と太宰と、この生徒さんに私は教わった…。

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「これこそ勉強のカタチ」と言わず、
「ひとつの勉強のスタイル」と表現したのは、太宰はああ言ったけどやっぱり勉強したことは身に付いた方がいいかなとは思うから。

けれど、なんとなーくダラダラ学校での授業も流して受けていたり、塾でももう少しできるのになーと思わずにはいられない子を見ていたりすると、やっぱりこの不登校の生徒さんの方が、テストの点数では量ることのできない尊い時間を過ごしているよなーって心から思えてしまうんです。

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今ではいろんなことを聞ける・話してくれる関係になりました。表情もとても豊かになったし、相変わらず勉強はしっかりやってくれるし、益々楽しい時間が過ごせています。

ここまで打ち解けてくれた要因は、思い返してもよくわからないけれど、ひとつ言えるのは私が「不登校」の子を特別扱いしていないっていうのも大きいのかなって思います。
別に学校行けないなんて、ダメなこととも思わないですしね。ちょっとおとなしいとかうるさいとか、スポーツ得意とか苦手とか。スタバの抹茶フラペチーノが大好きとか。その子の個性として認識していればいいレベルのことであって、塾で勉強教えるにあたっては特に問題とすることでもない。むしろ誰もいないときに集中して指導できるし、学校で変な教わり方もしていないぶん理解度も高くもっていけるので、メリットの方が大きいくらい。
そんな感じで接していたから居心地も良く感じてくれたのかもしれません。本人には聞いてないので推測でしかないけど。

そんな風にコミニケーションが段々とれていく中で、なかなか話題にできなかった将来のことも、普段の会話の中でできるようになりました。
これを話題に出せるようになったのは、その子の趣味や得意分野などをいろいろ聞かせてもらっているうちに、
この生徒さんは今学校に行けていないけれど、それを心配しなくても大丈夫だ、と思えたこと、それと同時に、この生徒さんの才能を活かすには、やはり高校に進学しておいた方がプラスになると思えたこと、そしてそれを伝えても今なら本人もそう思えるだろうと感じたこと…。これが大きいですね。にしてもよくぞここまでの関係性を築きあげられたものだと改めて思い返すと感激。

ここ数週間ですごくいろんな進展があったのだけれど、それは現在進行中のことなので、またあとでということにさせていただきます。

ひとつ言えるのは、
やっぱり太宰の言葉は間違ってなかったなと。
今まで過ごしてきた瞬間が決して無駄ではなかったと今すごく実感できています。


目標も漠然、結果も求めない。
ただただ純粋に、その場での勉強をしっかりやることだけを求めるという…


これもまた勉強の「カタチ」。


イチローがメジャーリーガーやめて、
純粋に野球楽しみたくて、でも真剣に野球やりたくて、草野球チーム作った気持ち、わかるんですよねー。

結果とか記録とか、そういうものじゃなく、野球っていう彼がいちばん好きなものを純粋に一生懸命やることこそが、彼の財産となるんだろうなーって思います。

ま、だからってイチローが高校出ていきなり草野球やり始めてそればっかりやってたら、そりゃ食べていけないわけで(笑)、
やっぱり私も数字や順位と闘う世界で生きて行かなければ生活できないわけですが…

まあこんなピュアでプラトニックな勉強とのつきあい方をさせてもらえる塾の講師はそうはいないわけで、

そういった意味でこの生徒さんとの出会いはとても素敵なものだったな、と思うのでした。



長くなるほどまとまらないのが私のブログ(笑)
今回もダラダラ~になっちゃいました。

全ては太宰の言葉に集約されているので、そこだけ読んでいただけたら充分です(^_^;)
本当に、真剣に勉強する、という行為そのものがとてつもなく尊いことです。この気持ちをもっともっと多くの生徒さんに味わってもらわねば‼



というわけで…
明日もテスト勉強、みんな頑張ろうねー‼

 

なすの学習塾 西山です

 

 

今日は朝からずっとこの話題で持ち切りでしたね。

 

英語民間検定試験の大学入学共通テストへの導入見送り。

 

現行のセンター試験がそんなに機能していないとも思えませんでしたし、英語民間検定試験の導入をめぐっては学校関係者のなかでも賛否がわかれていました。

 

一応名目は学生の英語力向上を目的にしていましたが、さすがにやり方が強引過ぎた印象は拭えませんね。

教育の分野にここまで政治やビジネスを絡ませていいのかなあ。

 

そもそもベネッセが関与すること自体、思いっきり不自然。

例えば大手の塾や予備校で、入試の後に、

 

「予想問題的中!」

 

なんて感じで、どんな問題が入試に出題されるかを予想し対策した結果、類似問題が出題された場合「うちの塾はこれだけ頑張って対策しました!」みたいにアピールしている広告をよく目にしますよね。

 

ベネッセって元々教材やさんじゃないですか。

そこが入試に絡んだら、自分たちの作った教材を勉強している学生さんに有利な問題出さない保証なんてあるわけがない。

というか、自分がその立場だったら絶対自分が教えた内容基に問題作りますよ^^;敢えて避ける意味が全くないですもん。

この点だけでも公平性という観点から見て大いに問題があるのでは?

 

離島や地方の学生が、英語民間検定試験を受験するために経済的な面での負担が大きいという指摘もありました。

 

まあ、私たちの思い計ることもできないような利権や忖度が裏で渦巻いているのは、ちょいと想像すればわかることなので、そこはいちいち触れる気にもならないけれど、学問をそういう道具に使うのは本当にやめていただきたいですね。

 

令和6年度からの実施を目標に対策を講じていくらしいですが、

そもそもこのシステムありきの延期ということなのかあ。

 

例えば、グローバル化を踏まえた学生の英語力の英語力の向上というのが目的なのであれば、

別に入試に無理無理折り込む必要はなくて、

結構な人たちが言っていますが、例えば大学の進級や卒業の条件に、決められた英検の等級の取得を必須とするとかすればいい。

 

学生の経済的な格差が受験時の不平等に繋がることを懸念するのであれば、試験の開催日程や開催地の確保なんてのは当たり前の話。家計への負担と不公平の問題を取り上げるのであれば、もっと根本的なことを考えなければいけません。

 

例えば、塾に通えない小・中学生への対応として、せめて英検3級くらいは中学校卒業時に全生徒が取得できるレベル…ほんとは卒業の条件に入れ込んで欲しいくらいだけど、義務教育ですもんね…そのくらいを達成目標にもっと指導要綱を改善しなきゃいけない。

日本人全体の英語力の向上を目指すのであれば、もっと義務教育で出来得ることのレベルを見直さなければ。

結局、塾や予備校に通える学生との格差は広がってしまう。

この改革案と「学びと貧困」の問題は決して切り離して考えてはいけないと思います。

 

高校生の教育についても様々な改善点があると思います。

例えば、そこまで英語力底上げしたいなら、英検準2級くらい大学受験の必須条件にしちゃえばいいのでは?

 

おかしな話で、例えば大学の付属高校からエスカレーター式で大学に入学する生徒さんなんて、英語民間検定試験なんて受けなくていいわけですよね?ある意味これって不幸なことと言えますよね。

必要ないから受けないだけなのに、国としての教育方針の変更の恩恵を全く受けられず、もしかしたら入学後、一般入試で入学した生徒に比べて大きなハンデを負いかねない。

AOや推薦入試を経て大学に入学した生徒さんにも同じことが言える。

百歩譲ってそれが学校内での格差の痛感だけに終わるならまだしも、就職活動時の評価になんて繋げられたらもう最悪です。

 

だったら、どんな入試を経て大学に入学しても、極力格差が生じないように、高校の段階である一定のレベルをしっかり要求してあげることの方が公平というもの。なんでもかんでも試験のために勉強させるなよって話。この点についても、もっと細かい議論は絶対必要ですよね。

 

 

と、長々書きましたが…

不透明な入試制度改革に対応すべく、ここまで頭を悩ませながらも頑張ってきた高校生の皆さん、保護者の皆さんの気持ちを推し量ると本当に胸が痛みます。

 

さっきニュースで、

「やってきたことは無駄にはならないって言われて、それはわかるけど…はい、そうですかとは言えません」

と話していた高校生の方がいらっしゃいました。

ほんと、その通りだと思いました。勉強したことは無駄にならないなんて、全くもって他人事のセリフだなって思い、このブログの結びにちょっとでもそんな慰めの言葉をかけようと思っていた自分に猛省を促します…。

 

とにかく、ひとまず「延期」となったこのシステムに対する議論がこの先どの様になされていくのか、

「学生ファースト」と言える改革になるのか。

とってもとっても気になるところです。

 

そして、影響を被った学生の皆さん、もっと怒ってください!

未来を変えることのできるあなたたちが、こういう問題に無関心でいないことがなにより大切。

 

 

最後に、

これまたニュースで、あるコメンテーターの方が、

「今の文科相がはっきりと、自信を持ってお勧めできるシステムではない」

とまで言い切ったこの改革案を、なぜ歴代の文科相が来年度実施に向けゴリ押しできたのか疑問です。

と仰っていました。

 

なぜこういうことが起きるのかを、もっともっと我々一般の人間が考え、知るべきべきですよね。

 

学生だけじゃなく、大人ももっともっと学び、考えて生きていく義務があると思いますよー。