なすの学習塾 西山です
今日はうちの塾生の高校生が受験した、栃木県立衛星福祉大学校の推薦入試の合格発表がありました。
ここ数年、衛福の推薦入試の倍率は1.1倍程度。
40名の合格者に対し、受験者数は45名前後なので、まあしっかり準備して臨めばまず大丈夫でしょう、といえるレベル。
ところが、今年に限って受験者数が60名超えと、難易度が大幅アップ![]()
この生徒さん、高校入試の時も受験校の倍率が過去10年くらいで最高だったんですよねえ…いつも厳しい条件での受験ばっかりです![]()
ここでダメで一般入試となれば、倍率は一気に上がって毎年約5倍!!
自ずと力も入りますよね![]()
とにかく入試までの1か月、できる限り時間を作って対策に取り組もう。これだけやってダメなら仕方ないと、お互い納得できるところまで準備しようということになりました。
まず、生徒さんが学校からいただいてきた、過去にその高校から衛福の推薦入試に臨んだ生徒さんの「受験報告書」なるものを熟読・検証。
ちなみにいただいてきたのは2人ぶん。その両名とも、結果は残念なものに終わったとのこと…。
まず、小論文のテーマのところ
ひとりはまあまあ、恐らくこんな感じで出されたんだろうなと思えるテーマが書かれていましたが、もうひとりの報告書に書かれていたテーマは、「いやいや、絶対こんなテーマで出題されてないから!」
と言えるようなものでした。申し訳ないのだけれど、どんなテーマで実際出題されたのかが報告書を読んでも全くわかりませんでした。
その生徒さんも受験の際にはしっかりテーマを把握し、それに沿って小論文を書こうと精一杯務めたはずです。
でも、緊張の余りか、テーマの把握が完璧ではなかった。だから後で報告書に書こうとしても、どんなテーマだったかがうろ覚えになってしまったのでしょう。
次に面接の質問内容について。
こちらは、小論文のテーマはしっかり捉えられていたほうの生徒さんの報告書の方が突っ込みどころがたくさんありました。
例えば、
・受験するにあたって最初に相談したのは誰か?
・次に相談したのは誰か?
・その次に相談したのは誰か?
こんなこと、3人ぶんも聞かれますか?普通![]()
これは当然ながら、面接官の先生の聞き方が悪いわけでは決してありません。
この生徒さんに聞きたいことが見つけられなかった証拠です。
この質問に至る前に、もっと自分の魅力を知ってもらえるようなアピールが足りなかったため、面接官が何を質問したら良いかわからかった。だから、意味のない質問をされてしまったわけです。
面接の成否を大きく分けるのは、
①いかに、自分の聞いて欲しい質問をしてもらうよう持っていくか
②どんな質問の答えにも自己アピールをきちんと入れられるか
この2つの要素が非常に大きいと私は思っています。
準備をしっかりする、というのは、単に質問の答えを用意しておくだけでは不十分です。
まず①に対する意識を強く持ち、思い描いたストーリーに少しでも近づけるような回答を用意すること。
しかし、そこに拘り過ぎて、自分の理想とは全く違う展開になった際にパニックになるのは最悪。
なので、②の考え方も忘れず、どんな質問をされても終わってみれば伝えたいことがきちんと言えた、と言えるような回答にもしておく。
こういうのを本当の準備と言うのです。
いきなりカーリングに喩えますけど(笑)、
カーリングって、投げる際に、
「この石を最初あの石に当てて、当てた石が次にあっちの石に当たって敵のこの石を弾いて…」
とか、まずストーリーを描いて投げるんです。これが「プランA」と呼ばれるものなんですが、
思った強さで投げられなかったり、思ったような曲がりをしなかったりでプランAが実現しそうにないと判断したら、
あの、ブラシでシャカシャカ氷の面を磨いて修正するなどして、プランAの実現は無理でも、別の形での良い結果を作り出そうとするんです。
これが「プランB」と呼ばれるもの。
面接も同じで、まずしっかり「プランA」を実行できる準備をしつつも、ダメなら「プランB」に変更できる柔軟性も持ちあわせた準備をする必要があるのです。
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さて、そんなこんなで1か月…
最初は、申し訳ないけれど小学生でも書けるわ~!というレベルの構成だった小論文も、ポイントをしっかり掴み、段落構成も意識して練習を重ねることで…
まあ、どんなテーマでも高水準の表現力・構成力を感じさせる文章がムラ無く書けるようになるからすごい。
面接の回答の内容も、何10個もの予想される質問に対して、何度も何度も練り直し、どっちも納得するまで手直しを繰り返すという作業を延々と行い、最終的には受験者全体での評価も間違いなく5本の指に入るだろう(本音を言えば1番だと思うけど)と自負できるところまで作り込むことができました。
高校の先生の尽力も大きかったと思います。
学校で指摘されたこともかなり参考にさせていただきました。
これは今まで、高校入試の特色選抜の対策ではあまり感じられなかった感覚でしたねえ。
中学校の教師はやっぱり忙しすぎるのか、そもそもスキルがそんなにないのかわかりませんけど、あんまり参考になるアドバイスはなくて、どっちかと言うと的外れな指摘で混乱させられることが多いので…
やっぱり高校の先生は違うなあと改めて感心。
なるほどな。って思わされた機会もたくさんありました。
ありがとうございます!
結果、見事に合格通知をいただくことができました![]()
この結果をもって、開塾以来続いている
大学の推薦入試・AO入試、専門学校の推薦入試、高校の特色選抜入試、中高一貫校の中学入試における、
女子の合格率100%記録はまたも継続の運びなりました。
トータルで、かれこれ20人くらいになったかな?
20人中20人合格って、ちょっと褒めて欲しい(笑)
ま、男子の数字もうちょい上げなきゃなんですけど…
女子ってみんな気合がすごいのと、やっぱり自分を魅せるのが上手いんですよ!みんなが女優さんになれちゃう。
男子はどっかで恥ずかしさが消しきれないんだよなあ。
あと本気度で全然女子に負けてる。
そこをこちらがどう持っていくかですねえ。
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というわけで…
いよいよ本格的受験シーズン到来。
最初の受験生さんがものすごく頑張ってくれて、いい結果を残してくれたので…塾としてもこの波にうまく乗せてもらって、この先の高校入試に繋げていかなければ!と思っています。
でも今夜だけは、ひとまず先のことは置いておいて余韻に浸りたい^^;
ほんとにおめどう!
よく頑張ったね~!!![]()
おやすみなさい![]()

