毎年のことなのですが、
学校の英語の定期テストで普通に90点くらい取れているのに、実力テストや入試の過去問だと半分くらいしか点数取れない生徒さんが必ずいるんです。
ここに英語の学習の難しさと面白さ、両面が隠されていると思うんですね。
定期テストというのは、文法事項でいうとせいぜい3つか4つの単元ぶんくらいの範囲からしか出題されません。ひとつひとつの単元をしっかり勉強できていれば、こんがらがることもないですし、テストで高い点数も取れる。
けれど、これが2年ぶん、3年ぶんの積み重ねと、しっかりした文法理解が問われる実力テストだとそうは行きません。
今までに教わった文法事項が頭の中でこんがらがって整理がつかないから、定期テストで高い点数取れる生徒さんでもびっくりするようなミスをする。
例えば、
私は犬を飼っていません。
という文章を、1年生の生徒さんに英文で書いてもらったとします。
かなり高い確率で、
I don't have a dog.
と書けるでしょう。
ところが3年生になると、ここにいろんな邪魔が入る。現在完了の否定文と混同して、
I haven't a dog.
とか間違えたりするんです。
この間違いは1年生は絶対しませんよね?
あとは、
彼はアメリカ出身ではありません。
これも1年生に書かせると、
He isn't from America.
まあだいたい書けるわけですよ。
ところが3年生、
He doesn't from America.
なんて、英語できる子が平気で間違えるんです。
では、こんな間違いはどうやったら防げるのか?
簡単です。
普段からもっと、
・音読をする
・英作文をする
この2つをしっかり行うのです。
言葉を覚えたての小さなお子さんが、
へんてこな文法の日本語を使っていると、
とっても可愛らしいですよね。
でも、おもしろおかしく笑われているうちに、
だんだん正しい文法も頭に入ってきて、
だんだんと、きちんとした日本語が話せるようになっていく。
定期テストの英語でいくらいい点数を取ろうが、
自分の英語力はまだ、こんな幼い子どもの日本語レベルなんだという認識を持ち、
声に出して文章を読み、
きちんとした英文を書くことで、
間違えた時に違和感を感じなければいけないのです。
基本的に、学校のワークは穴埋めや並び替え問題が多くて英作文をする問題は少なめ。塾のテキストも似たようなものです。
なので、うちの塾では英作文の重要性をとにかく生徒さんに説いていて、特にある程度英語で点数取れる生徒さんのレベルアップには英作文だよ!!
と言っているのだけれど、なかなかみんな手をつけない😞
毎年、実行してくれて英語の成績上げるのはひとりふたりかなあ。
私たちの学生時代と比較して、テキストの出来がとても良くなっているから、みんなテキスト使わない勉強に抵抗があるのかもしれません。
実際、英語以外の教科は何らかのテキストを極めれば何とかなると思います。
けど英語だけは、それだけじゃ不十分なのですよねぇ。この事実こそ正に今の英語教育の不十分さを物語っていると言えるのかもしれません。
「4技能」の重要性はみんなわかっていても、未だに英語教育の正しい方法が見つけられていない。
だからテキスト演習重視型の今の生徒さんたちの勉強の仕方だけでは英語力を上げることがとても難しい。
自分が中学生の時、どんな英語の勉強の仕方をしていたかというと、
まず音読。
とっても音読にこだわる英語の先生に3年間通して教わったこともあり、学校の授業中はもちろん、家でも教科書の音読はたくさんやった記憶があります。
それから英作文。この勉強の仕方も、とても明確に覚えているのですが、
まず、なんでもいいから1文書くんですね。
I play tennis.
みたいな簡単な文でいいから。
で、次に主語を変えて英作文してみる。
私は、を彼は、に変えて、
He plays tennis.
こんな感じ。
次に、元の文を現在進行形に変えてまた英作文。
I am playing tennis.
この文の主語をまた変えてみて、
She is playing tennis.
こんなこと、飽きもせず延々とやってましたねー。
楽しかったから。
でも、おかげでテストの時、教わった文法事項がごちゃごちゃになるようなこともなかったし、英作文でちょっとへんてこな文章書いてしまった時もすぐに違和感を感じて直すこともできました。
基本的に、赤ちゃんが言葉を覚える際、
まず読み書きすることより聞く・話すことの方が先に上達しますよね。
文法事項なんて理解しているはずもないわけで、
言語のシステムから学べる私達の方が早く言語を習得できそうに思う人もいるかもしれません。
けれど、システムから言語を学ぼうとしたときに疎かになる部分。それが聞く・話す、の技能なんですね。
とにかく英語が苦手な生徒さんはリーディングが恐ろしく下手。
もっともっと声に出して英文を読めば、
He doesn't from America.
なんて書いた瞬間違和感感じるはず。
というか、書かない笑笑
で、ですね
まあどんな勉強の仕方でもいいです。
英語の文章が、日本語で書かれた文章と同等くらいに読み取れるようになったらどうなのか?
ちゃんと英語のテストの点数上がるのか?
あまりにも英語で苦労してるんで、
先日過去問演習の時に、
長文の読解解く前に、私が英文を全部日本語訳してから問題に取りかかってもらったんですよ。
結果は当たり前のように全問正解。
英文さえしっかり日本語に直せれば、英語の長文問題なんて小学生の国語の読み取り問題レベルのことしか聞いてませんから。できて当然。
じゃあその生徒さんたちにとって、その過去問の長文はひとりでは読解不可能なレベルの文章だったかと言えば、全然そんなことはない。それは取り組んだ本人たちがいちばんわかっているはず。
では何故自力でできないのか?
答えは簡単。
1文1文を丁寧に読み、意味をとるという
本来語学の学習を行う上での基本中の基本が出来ていないから。それに尽きるわけです。
普段、用意された学校や塾のワークをきちんとやるのはえらいですよ。
でも、その勉強の仕方で、明らかに他の教科より結果が出ていないのが英語だということを、もっと自覚すること。
ではどういう勉強の仕方をしたらいいのかも、かなりしつこくアドバイスしていると思います。
あとは、やってみるかやらないか、だよなぁ。
県立高校入試まであと2ヶ月。
あとは英語だけが課題なんだけどなーとお悩みの生徒さん。
試しに、今まで使っていた問題集全部どこかに片付けて、
徹底的に教科書音読と英作文だけやってみたら?
間違いなく英語の成績あがりますよ!!
あ、あと単語は必須ね!!
その代わり、ほんとに上がったら後で私に報告してね笑笑





