2023年6月23日~6月25日の石垣島・西表島の採集旅行ではクチナシの木の実よりイワカワシジミの幼虫を採取してきました。
クチナシの木があっても大きな実がついていないとイワカワシジミの幼虫はなかなかいません。
明るい環境よりもやや日陰のクチナシの木の実に幼虫は見られます。
今回は6月23日に幼虫(多分2齢)の入ったクチナシの実を3つほど持ち帰りました。
幼虫は実の中身を食し、最後には実の中で蛹になるという特異な性質を持ちます
(ただし春型はクチナシの花を食し木の枝上等で蛹化します)。
途中の写真が全くありませんが7月5日以降の飼育記録です。
2023年7月5日 クチナシの実と実から出て徘徊するイワカワシジミ幼虫
2023年7月5日 クチナシの実と実から出て徘徊するイワカワシジミ幼虫
その後実の中に戻った。
この行動はイワカワには実が枝から落ちないように糸を吐いて固定する習性があるので、それかもしれません。
2023年7月11日 予備用のクチナシの実は冷蔵庫で保管しておきます。
2023年7月11日 予備用のクチナシの実は冷蔵庫で保管しておきます。
幼虫が1個の実を食べ上げたらば次の実に移るので予備用が必要です。
初齢~終齢の間 実が大きければ2個、小さければ3個位 トータルで食します。
2023年7月11日 クチナシの実からこういった紫色の排便があると蛹化の前兆です。
この穴は幼虫の成長とともに段々と大きくなっていきます。
2023年7月13日 クチナシの実をカッターで切ったところ。蛹が見えます。
通常は穴の反対側に蛹化しています。
普通は実の中で蛹化するが時々飼育容器にしいたペーパータオルの間で蛹化するものもいるので
間違って捨てないように注意です・・・!