蝶好きなhideのブログ -7ページ目

蝶好きなhideのブログ

蝶を採ったり飼育したりするのが好きな62歳のおじさんのブログです。
どなたでもお気軽にコメントください・・・!
右下のテーマは、アゲハチョウ・シロチョウ・タテハチョウ・シジミチョウ・セセリチョウ・ジャノメチョウ・マダラチョウの順に並んでいます。

2023年6月上旬です。新型コロナが第5類に引き下げられ旅行者が急増している昨今です。

突然ですが3年ぶりに八重山諸島に行きたくなりました。

今なら石垣島のヒメウラボシシジミ、西表島のルリモンジャノメ、他に何らかのマダラ類の迷蝶が採れるのでは?というもくろみです。

早速、ネットで飛行機、ホテル、レンタカーを予約します。

 

2023年6月23日 羽田発 JAL 971便 737-800機にて朝 6時45分に出発 スムースに石垣空港に

9時50分に到着。早速レンタカーを借り石垣島内を採集にでかけます。

期待と不安の入り混じった気持ちでポイントを回ります。

まずヒメウラボシシジミですが最初に発見されたという有名ポイントに行きましたが、全く姿を見ませんでした。先に採集者が1名おられ話をすると「ヒメウラボシシジミはこの場所はもういないみたいだね。全く姿を見ない。」との事でした。色々周辺を歩きますが全くいませんでした。行けば簡単に採れるだろうと甘く考えていたので大きく落ち込みました・・・・。

天気は快晴でヤエヤマカラスアゲハ、ミカドアゲハ、コウトウシロシタセセリ、リュウキュウムラサキ、ナミエシロチョウ等はみられ蝶影は濃く楽しめました。

この日はヒメウラボシシジミのいるというもう1つの別ポイントにも行きましたが、こちらも採れずまたまた落ち込みました。

 

しかしその後気を取り直して別ポイントに行きクチナシの木を見てイワカワシジミの幼虫の入った実をいくつか採り、あとはシロウラナミシジミ♀を採卵用に確保しました。

この日は最後にスミナガシ狙いでバナナ、パイナップルを焼酎でつけたトラップをあるポイントに仕掛けて終了となりました。

6月24日は朝8時30分の船で石垣島から西表島に向かうのでホテルで早めに寝ました。

はたしてルリモンジャノメは採れるのでしょうか?

 

6月24日9時10分過ぎ 西表島の大原港に着きポイントまでレンタカーで走ります。ルリモンジャノメは2021年10月に西表島で採集されその後ヤシ科植物を食し発生を続けているそうです。やや薄暗い林内で成虫が飛んだりヤシ科植物の葉上にいるのを発見し無事ネットインしました! 飛び方はゆるやかでした。

結局2♂、2♀を採集しました。鮮度は♂、♀ともに結構すれた状態でした。

採卵のために♀は生かして持ち帰りました。

 

2023年6月24日 西表島 ルリモンジャノメ 採集ポイント ヤシ科の植物の生えるやや薄暗い林内

 

2023年6月24日 西表島 ルリモンジャノメ 採集ポイント ヤシ科の植物の生えるやや薄暗い林内

 

2023年6月24日 西表島 採集したルリモンジャノメ  2頭の♀ 採卵用にアレカヤシをセット

6月25日までに 計6卵を産卵

 

 

 

その後ハヤシミドリシジミ幼虫は順調に成長し2023年5月21日前蛹、5月22日蛹となりました。

かなり大きな蛹で♀かと思われました。

 

6月8日に大変立派なハヤシミドリシジミ♀が羽化しました。

うまくいって何よりでした(^_^)!

 

2023年5月21日 ハヤシミドリシジミ前蛹

 

2023年5月22日 ハヤシミドリシジミ蛹

 

2023年6月8日 ハヤシミドリシジミ♀ 羽化

 

2019年に北海道産のハヤシミドリシジミの♀を採ってきて産卵させた事がありますが結局翌年には

孵化しませんでした。

2023年5月13日新潟県北部です。ウラジロミドリシジミ、ハヤシミドリシジミの幼虫を求めて来ました。

ゼフィルスの幼虫は昼間は葉を綴った巣や鱗片に潜んでいて、夜間に摂食する事が多いそうです。

いくらカシワの葉や鱗片を探しても幼虫は見つかりません。見つかるのは蛾の幼虫ばかりです。

夕方4時過ぎになりもうあきらめて帰ろうと思いました。

このまま帰るのは何だか心残りなので周辺に落ちているゴミを拾って帰ることにしました。

ここはまあまあ有名な採集地なので訪れた人が残していったと思われるゴミ(コンビニ弁当のケース、ペットボトル等)が散見されます。それらを集めて車に乗せました。

 

最後に名残り惜しいのでカシワの枝を1本ちょきんと切って帰ることにしました。

それをふと見るとなんとゼフの幼虫が1頭見つかりました(^_^)!!。

きっとゴミ拾いが報われたのでしょう。幸運に感謝・感謝です!

雰囲気的にハヤシミドリシジミの幼虫でしょうか。持ち帰って飼育することにしました。

 

2023年5月13日 カシワの鱗片周辺に潜む ハヤシミドリシジミ幼虫

 

2023年5月13日 カシワの鱗片周辺に潜む ハヤシミドリシジミ幼虫

 

2023年5月13日 カシワ葉上 ハヤシミドリシジミ幼虫

 

2023年5月17日 カシワ葉上 ハヤシミドリシジミ幼虫

 

2023年5月17日 カシワ葉上 ハヤシミドリシジミ幼虫

 

2023年5月18日 カシワ枝上 ハヤシミドリシジミ幼虫

2023年5月17日 新潟県産 ウラジロミドリシジミ幼虫です。

ウラジロミドリシジミは1頭の幼虫(白色型)を5月13日に採取してきました。

5月17日に、5月13日に採ってきたカシワの葉、枝をもしかして幼虫が付いていないか再確認することにしました。

ゼフの幼虫は夜間に摂食するので21時にビニール袋内のカシワの葉、枝を取り出して確認してみました。

すると赤色型のウラジロミドリシジミの幼虫が2頭見つかりました。カシワの葉をせっせと摂食していました。きっと野外で葉を見た時は昼間~夕方なので鱗片等に隠れていたので気が付かなかったのだと思います。

その後幼虫は無事に成長し、5月13日採集の白色型の幼虫が5月20日蛹化し6月4日に♂が羽化しました。

羽化までうまくいってほっとしました・・・!

 

2023年5月17日 21時 新潟県産 ウラジロミドリシジミ幼虫(赤色型) カシワの葉を摂食

 

2023年5月18日 18時30分 新潟県産 ウラジロミドリシジミ幼虫(赤色型) カシワの鱗片近くに静止

鱗片の色に擬態

 

2023年5月18日 18時30分 新潟県産 ウラジロミドリシジミ幼虫(赤色型) カシワの鱗片近くに静止

鱗片の色に擬態

 

2023年5月21日 22時22分 新潟県産 ウラジロミドリシジミ幼虫(赤色型)  クヌギの新葉上

葉を摂食中   カシワの葉がなくなったのでクヌギの新葉を与えています。

 

2023年5月24日 新潟県産 ウラジロミドリシジミ蛹(赤色型幼虫)  クヌギの新葉上

 

2023年6月4日 新潟県産 ウラジロミドリシジミ ♂ 羽化

 

 

 

2023年5月13日 ウラジロミドリシジミ 幼虫採りです。

ゼフィルスの幼虫は昼間は葉を綴った巣や鱗片に潜んでいて、夜間に摂食する事が多いそうです。

いくらカシワの葉や鱗片を探しても幼虫は見つかりません。見つかるのは蛾の幼虫ばかりです。

夕方4時過ぎになりもうあきらめて帰ろうと思いました。

このまま帰るのは何だか心残りなので周辺に落ちているゴミを拾って帰ることにしました。

ここはまあまあ有名な採集地なので訪れた人が残していったと思われるゴミ(コンビニ弁当のケース、ペットボトル等)が散見されます。それらを集めて車に乗せました。

 

最後に名残り惜しいのでカシワの枝を1本ちょきんと切って帰ることにしました。

それをふと見るとなんとゼフの幼虫が1頭見つかりました(^_^)!!。

ウラジロミドリの幼虫とは違う感じです。もしかしてハヤシミドリシジミの幼虫?

 

気を良くし元気を取り戻した私はまたカシワの葉を探し、今度はついにウラジロミドリシジミの幼虫を1頭採りました。カシワの葉に蛾の幼虫の造った巣の中にいました。めでたしめでたしでした!!

きっとゴミ拾いが報われたのでしょう。幸運に感謝・感謝です!

 

2023年5月13日 カシワの鱗片周辺に潜む ゼフィルス幼虫 ハヤシミドリシジミ?

 

2023年5月13日 カシワの鱗片周辺に潜む ゼフィルス幼虫 ハヤシミドリシジミ?

 

2023年5月17日 ウラジロミドリシジミ幼虫 (2023年5月13日 カシワの葉より採取)

 

2023年5月17日 ウラジロミドリシジミ幼虫 (2023年5月13日 カシワの葉より採取)

 

 

過去にウラジロミドリシジミの飼育にチャレンジしていましたが冬期に採卵しては孵化せず、♀に卵を産ませても孵化せずで失敗続きでした。

今回は2023年5月13日に新潟県北部に幼虫採集に来ました。

ここでは昨年ウラジロミドリシジミ成虫を採集しています。

さてどうなりますか?

カシワ林に着きカシワの葉を色々と探しますが、出てくるのは蛾の幼虫ばかりです(T_T)・・・・。

 

2023年5月13日に新潟県北部 ウラジロミドリシジミ発生地

 

2023年5月13日に新潟県北部 ウラジロミドリシジミ発生地

 

2023年5月13日 カシワの葉上 蛾の幼虫 ①

 

2023年5月13日 カシワの葉上 蛾の幼虫 ②

 

2023年5月13日 カシワの葉上 蛾の幼虫 ③

2023年4月29日 新潟県ヒサマツミドリシジミ産地です。

ウラジロガシの新葉を探すと葉をしっかりと綴った巣がよく見つかります。

巣を開けるとほとんどが蛾の幼虫です。

しかし根気よく探しているとヒサマツの幼虫がようやく見つかりました。

3齢幼虫でしょうか。蛾の幼虫の様に巣は造らず葉裏にいました。ヒサマツの幼虫は葉裏にいるか簡単に葉を綴った巣を造る感じでした。

結果としてヒサマツ3幼虫を得られました。

 

2023年4月29日 ウラジロガシの新葉上の蛾の幼虫

巣を開けたところ

 

2023年4月29日 ウラジロガシの新葉上の蛾の幼虫

 

2023年4月29日 ウラジロガシの新葉上の蛾の幼虫

 

2023年4月29日 ウラジロガシの新葉裏のヒサマツミドリシジミ幼虫 3齢?

 

2023年4月29日 ウラジロガシの新葉裏のヒサマツミドリシジミ幼虫 3齢?

2023年4月27日 新潟県 ヒサマツミドリシジミ生息地です。

飼育のヒサマツミドリシジミは羽化が始まっています。

野外の幼虫はどのようになっているか探しに来てみました。

ゼフィルスは採卵が主であり幼虫採集はあまりされないでしょう。

幼虫となると天敵に狙われて数を減じているのが一般的ですから・・・。

冬場に卵がよくついていたウラジロガシを探索してみます。

幼虫は今の時期はウラジロガシの新葉に付いていますので探してみましょう。

 

2023年4月27日 新潟県 ヒサマツミドリシジミ生息地

冬場にヒサマツの卵が多く見られたウラジロガシ 奥の高木 6m位?

卵は最上段より少し下側によく産まれていました

 

2023年4月27日 新潟県 ヒサマツミドリシジミ生息地

冬場にヒサマツの卵が多く見られたウラジロガシ 奥の高木 6m位?

卵は最上段より少し下側によく産まれていました

上の写真の赤丸のあたり

 

2023年4月27日 新潟県 ウラジロガシの新葉

 

2023年4月27日 新潟県 ウラジロガシの新葉

 

その後チョウセンアカシジミ幼虫は順調に成長し2023年5月5日に無事に羽化しました。

トネリコの葉があれば飼育は簡単です。

トネリコは庭に地植えにすれば4~5年で大木になります。

 

2023年4月23日 チョウセンアカシジミ 前蛹 トネリコの葉上

 

2023年4月23日 チョウセンアカシジミ 前蛹 トネリコの茎の根元部分

 

2023年4月24日 チョウセンアカシジミ 蛹 トネリコの葉・茎上

 

2023年4月24日 チョウセンアカシジミ 蛹 トネリコの葉上

 

2023年5月5日 チョウセンアカシジミ 羽化