2019年8月13日長野県産 コヒョウモンモドキ幼虫です。
プランターのクガイソウの葉はだいぶ食され残りの葉も少なくなってきました。
次のプランターを用意した方がよさそうです。
幼虫は集団で巣を造りながら摂食しています。
幼虫の体調は6mmに達しています。
2020年8月5日 長野県産コヒョウモンモドキです。
卵から無事孵化するかが心配でした。
食草のクガイソウを見ると孵化した幼虫達が巣を造って摂食しているのを見れて一安心です。
今後うまく育てていきたいです。
図鑑によると4齢まで育ち、9~10月頃より越冬体制に入り、来年4月頃には摂食を開始し7齢で蛹化し6月~7月に羽化するそうです。
2020年8月5日 長野県産コヒョウモンモドキ 孵化した幼虫達により作られたクガイソウ上の
巣。幼虫は越冬前は集団で生活するそうです。
2020年8月5日 長野県産コヒョウモンモドキ 孵化した幼虫達により作られたクガイソウ上の
巣。 巣内にうっすらと幼虫のシルエットが見えます。
2020年7月19日長野県にコヒョウモンモドキを採りに行った時は産地にスモモの木が多く見られオオミスジが沢山生息していました。
♂が沢山飛んでいました。♂は翅がやや擦れているのが多かったです。
スモモの木をよく見ると数頭(2~3頭)の♂が羽化間近の♀の蛹にからんでいるのが見られました。
スモモの木は大木が多く、オオミスジの幼虫、蛹を探すのは結構大変ですが、♀の蛹についてはこれらの習性を知っていれば簡単に見つけられます。
2020年7月19日 2頭の♂が羽化間近の♀の蛹にからんでいる。
2020年7月19日 2頭の♂が羽化間近の♀の蛹にからんでいる。
2020年7月19日 2頭の♂が羽化間近の♀の蛹にからんでいる。
2020年7月19日 11時38分 交尾の成立したカップル 上が♀ 下が♂ 左に蛹殻が見えます。
羽化直後の♀はまだ翅が十分伸びきっていませんが交尾が成立。
交尾が成立すると他の♂達は、邪魔をしてはいけないとこの場から飛び去っていきました。
2020年7月19日 13時25分 上の写真と同一のペア ♀の翅はだいぶ伸びてきました。
2020年7月23日 長野県産コヒョウモンモドキです。クガイソウのプランターにネット掛けをして1♂、1♀を入れて経過をみていました。
クガイソウの葉裏をみると産卵されているのを見つけました。ぎっしりと産まれて卵塊を形成しています。
今後無事孵化してくれるといいですが・・・!
2020年7月23日 プランター植えクガイソウ 上から4段目の葉に卵が産まれてました。
2020年7月23日 プランター植えクガイソウ 上から4段目の葉に卵が産まれてました。
この葉の裏です。
2020年7月23日 クガイソウ葉裏のコヒョウモンモドキの卵 卵塊を形成
2020年7月23日 クガイソウ葉裏のコヒョウモンモドキの卵 卵塊を形成
2020年7月19日 長野県産コヒョウモンモドキは運よく♂と♀の両方が採れました。
♀は新鮮であったので未交尾とも考え♂も生かして持ち帰りました。
2020年7月20日 自宅のクガイソウのプランターにネット掛けし♂1頭、♀1頭を放ちました。
うまく産卵してくれるでしょうか?
2020年7月20日 クガイソウのプランター クガイソウは山野草としても有名でネットでも
簡単に購入できます。4月にネットで購入し寄せ植えにしていました。
4月に購入した時はまだ小さな芽でした。その後スクスクと成長してきました。
野外のクガイソウと比べると成長が遅い感じです・・・。
2020年7月20日 クガイソウのプランター
ネット掛けして♂1頭、♀1頭を放ちました。
2020年7月20日 コヒョウモンモドキ ♂ 翅の地色は明るいオレンジ色です。
2020年7月20日 コヒョウモンモドキ ♀ 翅の地色はくすんだ褐色です。
翅は表・裏ともに♂に比べて黒化傾向がみられます。
♂に比べて翅が大型で腹部も太いです。
コヒョウモンモドキは今まで自分で採集したことがありませんでした。
1987年に越冬した幼虫を知人からもらって飼育して羽化させた事はありますが・・・。
蝶友達は皆既に採集したり飼育したりしていて、採れていない私に色々と産地のアドバイスをしてくれました。
アドバイスに基づき5年ほど前から蝶友達が以前採った事のあるいくつかの産地に行きましたが、全ての産地で既に生息していませんでした。
ある産地は伐採、草刈りがなされず草原の陽当たりが悪くなりコヒョウモンモドキは生息していませんでした。
食草のクガイソウは沢山見られたのですが・・。
また他の産地は鹿によってクガイソウが食べつくされたためにすでに生息していませんでした。
2020年7月19日は梅雨空の続く中久々に晴れそうです。ある方に現在でも生息しているというポイントを教えて頂き長野県のポイントに出向きました。
期待と不安の入り混じった気持ちでポイントに着いて早々に白い花に吸蜜にきていた♂を無事ネットインしました。
長年採れていなかっただけに感無量でした。