2020年9月8日長野県産コヒョウモンモドキ幼虫です。
9月に入って幼虫はぱったりと摂食をやめて巣に籠っています。だいぶ食されたクガイソウの葉の緑の生葉も減っていません。外から観察しても幼虫達の姿は全く見えません。
もう活動を停止して越冬体制に入っているようです。
今はエアコンの効いた部屋にプランターを置いてありますが、いずれ涼しくなったら野外に出す予定です。
長野県産コヒョウモンモドキ幼虫です。今までのクガイソウが食されほとんどなくなってしまったので2020年8月14日のクガイソウの新しいプランターを用意し幼虫を移動させました。
クガイソウは山野草愛好家にもよく知られ、茶花等としても有名でインターネットで簡単に入手できます。
2020年8月19日 には幼虫によって葉はだいぶ食され巣が広がっています。
新しい巣と古い巣が入り混じり、混沌としている?といった状況です。
2020年8月14日のクガイソウの新しいプランターを用意
2020年8月19日 コヒョウモンモドキ幼虫によって食されたクガイソウ 幼虫の巣
2020年8月19日 コヒョウモンモドキ幼虫によって食されたクガイソウ 幼虫の巣
2020年8月19日 コヒョウモンモドキ幼虫によって食されたクガイソウ 幼虫の巣
2020年8月19日 コヒョウモンモドキ幼虫によって食されたクガイソウ 幼虫の巣
2020年8月5日 長野県産コヒョウモンモドキです。
卵から無事孵化するかが心配でした。
食草のクガイソウを見ると孵化した幼虫達が巣を造って摂食しているのを見れて一安心です。
今後うまく育てていきたいです。
図鑑によると4齢まで育ち、9~10月頃より越冬体制に入り、来年4月頃には摂食を開始し7齢で蛹化し6月~7月に羽化するそうです。
2020年8月5日 長野県産コヒョウモンモドキ 孵化した幼虫達により作られたクガイソウ上の
巣。幼虫は越冬前は集団で生活するそうです。
2020年8月5日 長野県産コヒョウモンモドキ 孵化した幼虫達により作られたクガイソウ上の
巣。 巣内にうっすらと幼虫のシルエットが見えます。
2020年7月19日長野県にコヒョウモンモドキを採りに行った時は産地にスモモの木が多く見られオオミスジが沢山生息していました。
♂が沢山飛んでいました。♂は翅がやや擦れているのが多かったです。
スモモの木をよく見ると数頭(2~3頭)の♂が羽化間近の♀の蛹にからんでいるのが見られました。
スモモの木は大木が多く、オオミスジの幼虫、蛹を探すのは結構大変ですが、♀の蛹についてはこれらの習性を知っていれば簡単に見つけられます。
2020年7月19日 2頭の♂が羽化間近の♀の蛹にからんでいる。
2020年7月19日 2頭の♂が羽化間近の♀の蛹にからんでいる。
2020年7月19日 2頭の♂が羽化間近の♀の蛹にからんでいる。
2020年7月19日 11時38分 交尾の成立したカップル 上が♀ 下が♂ 左に蛹殻が見えます。
羽化直後の♀はまだ翅が十分伸びきっていませんが交尾が成立。
交尾が成立すると他の♂達は、邪魔をしてはいけないとこの場から飛び去っていきました。
2020年7月19日 13時25分 上の写真と同一のペア ♀の翅はだいぶ伸びてきました。
2020年7月23日 長野県産コヒョウモンモドキです。クガイソウのプランターにネット掛けをして1♂、1♀を入れて経過をみていました。
クガイソウの葉裏をみると産卵されているのを見つけました。ぎっしりと産まれて卵塊を形成しています。
今後無事孵化してくれるといいですが・・・!
2020年7月23日 プランター植えクガイソウ 上から4段目の葉に卵が産まれてました。
2020年7月23日 プランター植えクガイソウ 上から4段目の葉に卵が産まれてました。
この葉の裏です。
2020年7月23日 クガイソウ葉裏のコヒョウモンモドキの卵 卵塊を形成
2020年7月23日 クガイソウ葉裏のコヒョウモンモドキの卵 卵塊を形成
2020年7月19日 長野県産コヒョウモンモドキは運よく♂と♀の両方が採れました。
♀は新鮮であったので未交尾とも考え♂も生かして持ち帰りました。
2020年7月20日 自宅のクガイソウのプランターにネット掛けし♂1頭、♀1頭を放ちました。
うまく産卵してくれるでしょうか?
2020年7月20日 クガイソウのプランター クガイソウは山野草としても有名でネットでも
簡単に購入できます。4月にネットで購入し寄せ植えにしていました。
4月に購入した時はまだ小さな芽でした。その後スクスクと成長してきました。
野外のクガイソウと比べると成長が遅い感じです・・・。
2020年7月20日 クガイソウのプランター
ネット掛けして♂1頭、♀1頭を放ちました。
2020年7月20日 コヒョウモンモドキ ♂ 翅の地色は明るいオレンジ色です。
2020年7月20日 コヒョウモンモドキ ♀ 翅の地色はくすんだ褐色です。
翅は表・裏ともに♂に比べて黒化傾向がみられます。
♂に比べて翅が大型で腹部も太いです。