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蝶好きなhideのブログ

蝶を採ったり飼育したりするのが好きな62歳のおじさんのブログです。
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2021年4月23日 佐賀県産オオウラギンヒョウモン幼虫です。

鳩山邦夫氏の著書の「チョウを飼う日々」には飼育の基本から始まりオオウラギンヒョウモン・オオルリシジミの飼育については大変詳しく書かれています。その中でオオウラギンヒョウモンの終齢幼虫はほとんどがネット掛けのネットの天井部に蛹化すると書かれています。

実際私の幼虫達も10頭がネットの天井部に蛹化し1頭はスミレの葉裏に蛹化しました。

鳩山氏の記載ではネットの天井部があまりにピンと張られ過ぎると前蛹から脱皮して蛹になる際にうまく蛹になれず下に落下してしまうそうです。

また幼虫を沢山飼い過ぎると糸を吐いて前蛹となってぶら下がる時に他の幼虫に邪魔されて糸の量が少なくなってしまい、これも落下の原因になるとのことでした。

これらの記載よりネットの天井部が張られ過ぎないように工夫しました。

 

結果としてネットの天井部に蛹化したものは10頭のうち9頭が無事蛹化しました(1頭は蛹化する際に下に落下してしまい蛹がやや変形してしまいました)。スミレの葉裏の前蛹は無事蛹化しました。

1頭は落下しましたがトータル10頭うまく蛹化したのも鳩山邦夫氏の教えのおかげですね。

貴重な教えをありがとうございました(^_^)!

 

私はオオウラギンの飼育には以下のネットを使用しています。

 

通常はスミレを植えたプランターに園芸用の棒を刺しこの上からネット掛けをしています。

 

通常はスミレを植えたプランターに園芸用の棒を刺しこの上からネット掛けをして洗濯バサミで固定しています。このやり方だとネットの天井部がピンと張られ過ぎてオオウラギンの幼虫が前蛹→

蛹になる際に落下するリスクが高くなります。

 

蛹化が近づいたらば園芸用の棒は撤去し、ネットに付属のヒモを使って上からぶらさげるように

します。こうすればネット天井部はピンと張られ過ぎず適当にゆるみます。

 

蛹化が近づいたらば園芸用の棒は撤去し、ネットに付属のヒモを使って上からぶらさげるように

します。こうすればネット天井部はピンと張られ過ぎず適当にゆるみます。

 

2021年4月24日 佐賀県産オオウラギンヒョウモン幼虫 ネット天井にぶら下がり前蛹となりました。

ここまでは大体うまくいきます。

今後うまく蛹化できるかちょっとドキドキハラハラです・・・!

 

2021年4月21日です。佐賀県産オオウラギンヒョウモンは早いものが終齢で大きく育っています。

全長は約50mmです。

4月23日にはネットの天井部に静止し前蛹となろうとしています。

 

オオウラギンヒョウモンの飼育については故鳩山邦夫氏の著書の「チョウを飼う日々」(講談社)に詳しく書いてありとても参考になります。蝶の飼育好きな方は是非読まれることをお薦めします。

鳩山氏の蝶への愛情、熱意を感じるとても楽しい本です。私はこの本は何回読んでも飽きません。

鳩山邦夫氏は蝶の愛好家・蝶の飼育のマニアとしても有名でした。

67歳という若さで亡くなられたのがとても残念で惜しまれます。

 

2021年4月21日 佐賀県産オオウラギンヒョウモン終齢幼虫 全長は約50mm

幼虫は思ったよりも動きが早く写真を撮るのに苦労しました。

この幼虫からはその後♂が羽化。

 

2021年4月22日 佐賀県産オオウラギンヒョウモン2頭の終齢幼虫 ネットの天井部に集まる

 

2021年4月23日 佐賀県産オオウラギンヒョウモン2頭の終齢幼虫 ネットの天井部に集まる

ネット上部より撮影

 

2021年4月23日 佐賀県産オオウラギンヒョウモン2頭の終齢幼虫 ネットの天井部に集まる

ネット内部より撮影

 

故鳩山邦夫氏の著書 「チョウを飼う日々」(講談社)

 

2021年4月18日 佐賀県産オオウラギンヒョウモン幼虫です。

パピリオスミレ(アメリカスミレサイシン)を順調に食し大きく成長しています。

ヒョウモンチョウ類の飼育はプランターにネット掛けが鉄則です。

密閉したプラスチック容器等では幼虫は高湿度のために死亡してしまいます。

大きい幼虫(終齢)と小さい幼虫(3齢位?)に成長の差が見られます。

 

オオウラギンヒョウモンはあまり欲張って沢山飼うと最終的にスミレ不足になって結局小さい成虫しか得られませんので、10頭~20頭ぐらいに神経を集中して飼うのがいいと思います。

♀は後半に蛹化・羽化してきますので飼育後半にも潤沢なスミレの確保が重要となります。

 

2021年4月18日 オオウラギンヒョウモン幼虫 プランターにネット掛けで室内で飼育

1プランターには2頭の幼虫を入れました。沢山幼虫を入れすぎると成虫のサイズは小さくなり蛹化の

際の失敗も多くなりますので少数精鋭で飼います。

 

2021年4月18日 オオウラギンヒョウモン幼虫 終齢幼虫

 

2021年4月18日 オオウラギンヒョウモン幼虫 終齢幼虫

摂食時以外はネットの側面・上面、スミレの根際にて静止していることが多いです。

 

2021年4月18日 オオウラギンヒョウモン幼虫 2頭の終齢幼虫

スミレを寄せ植えにしていますが、スミレが食されて不足したら直接ポットをどんと置いて補給します。

 

2021年4月18日 オオウラギンヒョウモン幼虫 3齢位?

 

2021年4月6日 越冬したオオウラギンヒョウモン幼虫にスミレを与えます。

HP「むしオークション」(右下のブックマーク参照)で購入した無茎種のパピリオスミレ(アメリカスミレサイシン)を与えます。

これは北米原産の園芸種です。葉が大きくて手に入りやすいので使用しました。

もし沢山入手可能であれば野外に生えるマスミレ、ノジスミレが葉が柔らかいので一番いいでしょう。

 

2021年4月6日 無茎種のパピリオスミレ(アメリカスミレサイシン)

 

2021年4月6日 無茎種のパピリオスミレ(アメリカスミレサイシン)

プランターに寄せ植えにしました。

 

2021年4月6日 無茎種のパピリオスミレ(アメリカスミレサイシン)

 

2021年4月6日 無茎種のパピリオスミレ(アメリカスミレサイシン)を食するオオウラギンヒョウモン

幼虫

 

2021年4月6日 無茎種のパピリオスミレ(アメリカスミレサイシン)を食するオオウラギンヒョウモン

幼虫

 

 

2021年4月6日佐賀県産オオウラギンヒョウモン幼虫です。

ネットを外して幼虫を確認します。

実は素焼き鉢の中にハサミムシ、ナメクジが混入しているのがわかりました。

結構幼虫が食われてしまったようです。

大きく幼虫が目減りしています。残念ですが私の管理ミスです(T_T)。

 

何とか幼虫を救い出し11幼虫を確認しました。幼虫は枯れたスミレの葉や枯れたススキの葉に隠れていました。

幼虫の大きさにはかなりのバラツキがあります。

 

2021年4月6日 冬越しさせた素焼き鉢

 

2021年4月6日 冬越しさせた素焼き鉢

 

2021年4月6日 冬越しさせた素焼き鉢 スミレは食されていますが思ったより食痕が少ない・・・・。

鉢の中からハサミムシ、ナメクジが出てきました。幼虫が食われてしまったようです・・・。

 

2021年4月6日 幼虫は枯れたスミレの葉や枯れたススキの葉の内側に隠れていました。

 

2021年4月6日 こんなに大きい幼虫が1頭いました。

 

2020年12月27日です。外は寒いです。

オオウラギンヒョウモンを越冬させている素焼き鉢を確認してみました。

幼虫の姿は確認できませんでしたがスミレが食されてほとんどなくなっています。

他のプランターに生えているスミレを移植します。

頑張って越冬して欲しいです。

 

2020年12月27日 屋外のベランダ 素焼き鉢にネット掛けしてます。

 

2020年12月27日 ネットを外すと中央に植えたスミレが食されてなくなっています。

卵の付いたプラスチックネットと幼虫が隠れやすいようにススキをカットしたものを適当に混ぜて

入れていました。

 

2020年12月27日 他のプランターに生えているスミレを掘り起こします。

 

2020年12月27日 スミレを移植 再びネット掛けして冬越し継続です。

 

オオウラギンヒョウモンは卵で初秋を越しますが晩秋から孵化し、晩秋~翌春の間も寒い中陽当たりが良い日など少量スミレの葉を食します。以下の様な感じで管理しました。

素焼きの鉢に赤玉土を入れます。中央にマスミレ、ノジスミレの様な無茎種のスミレを植えます。

無茎種のスミレは茎が地上から1本真直ぐ伸びる形です。

 

スミレである園芸種のパンジー(有茎種)は手に入れやすいですが孵化したオオウラギンの幼虫は有茎種のスミレは食しません。同じく有茎種のタチツボスミレは手に入れやすいですがオオウラギンの孵化幼虫は食しません。

私は試したことはありませんが、オオウラギンの亜終齢・終齢幼虫となると有茎種のパンジーも食べるそうです。

ちなみにオオウラギン以外のヒョウモン類の幼虫は孵化時から有茎種のパンジー、タチツボスミレもよく食します。

 

ミズゴケで土の表面を覆い、産卵されたネットを置きその後軽くミズゴケをかけます。

適度に水分を与えながら冬越しさせます。

 

赤玉土を素焼きの鉢に入れます。

プラスチックのプランターより素焼きの方が結果がよいようです。

 

中央に無茎種のスミレを植えます。

 

ミズゴケで覆います。

 

卵の産まれたネットを置きます。その後この上に軽くミズゴケをかぶせます。

 

2021年5月8日 新潟県魚沼市 有茎種のタチツボスミレ 茎の途中で枝分かれします。

 

2021年5月8日 新潟県魚沼市 有茎種のタチツボスミレ 茎の途中で枝分かれします。

 

2021年5月8日 新潟県魚沼市 無茎種のスミレ(正式な名前はよくわかりません・・・)

 茎が地上から1本真直ぐ伸びる形 オオウラギンが好みます。

 

2020年9月に佐賀県嬉野市(うれしのし)の自衛隊の大野原(おおのばる)演習場産のオオウラギンヒョウモンの♀が産卵した卵をある方から譲っていただきました。

大野原演習場は佐賀県嬉野市と長崎県東彼杵町(ひがしそのぎちょう)との県境をまたいで存在しています。

演習場の敷地面積は9割強が長崎県が占めており1割弱が佐賀県です。

長崎県ではオオウラギンヒョウモンは採集禁止となっておりますので、佐賀県側で得られた♀からの卵だそうです。

ヒョウモンチョウ類はプラスチックのネットをプランターにかぶせておくとそこに簡単に産卵してくれます。

 

 

 

2021年5月27日より佐賀県産キリシマミドリシジミは羽化し始めました。

♂の翅裏面は銀白色、♀の翅裏面は銀白色、褐色の混ざったものです。

翅裏面が♂・♀でこれだけ違うゼフィルスはキリシマミドリシジミのみですね。

とても優美な蝶です(^_^)!

今度は野外での成虫の飛翔の姿を見てみたいと思います。

 

2021年5月29日 佐賀県産キリシマミドリシジミ♂羽化

 

2021年5月29日 佐賀県産キリシマミドリシジミ♀羽化

 

2021年5月8日に長野県産コヒョウモンモドキの♂が無事羽化しました。

5月11日からは♀が羽化し始めました。

昔から飼育したい種類だっただけに感無量です(^_^)!

 

2021年5月8日 長野県産コヒョウモンモドキ ♂ 羽化

 

2021年5月8日 長野県産コヒョウモンモドキ ♂ 羽化

 

2021年5月11日 長野県産コヒョウモンモドキ ♀ 羽化