2021年4月23日 佐賀県産オオウラギンヒョウモン幼虫です。
鳩山邦夫氏の著書の「チョウを飼う日々」には飼育の基本から始まりオオウラギンヒョウモン・オオルリシジミの飼育については大変詳しく書かれています。その中でオオウラギンヒョウモンの終齢幼虫はほとんどがネット掛けのネットの天井部に蛹化すると書かれています。
実際私の幼虫達も10頭がネットの天井部に蛹化し1頭はスミレの葉裏に蛹化しました。
鳩山氏の記載ではネットの天井部があまりにピンと張られ過ぎると前蛹から脱皮して蛹になる際にうまく蛹になれず下に落下してしまうそうです。
また幼虫を沢山飼い過ぎると糸を吐いて前蛹となってぶら下がる時に他の幼虫に邪魔されて糸の量が少なくなってしまい、これも落下の原因になるとのことでした。
これらの記載よりネットの天井部が張られ過ぎないように工夫しました。
結果としてネットの天井部に蛹化したものは10頭のうち9頭が無事蛹化しました(1頭は蛹化する際に下に落下してしまい蛹がやや変形してしまいました)。スミレの葉裏の前蛹は無事蛹化しました。
1頭は落下しましたがトータル10頭うまく蛹化したのも鳩山邦夫氏の教えのおかげですね。
貴重な教えをありがとうございました(^_^)!
私はオオウラギンの飼育には以下のネットを使用しています。
https://mushi-ya.net/item/breeding/kkk/kkk-301.php
通常はスミレを植えたプランターに園芸用の棒を刺しこの上からネット掛けをしています。
通常はスミレを植えたプランターに園芸用の棒を刺しこの上からネット掛けをして洗濯バサミで固定しています。このやり方だとネットの天井部がピンと張られ過ぎてオオウラギンの幼虫が前蛹→
蛹になる際に落下するリスクが高くなります。
蛹化が近づいたらば園芸用の棒は撤去し、ネットに付属のヒモを使って上からぶらさげるように
します。こうすればネット天井部はピンと張られ過ぎず適当にゆるみます。
蛹化が近づいたらば園芸用の棒は撤去し、ネットに付属のヒモを使って上からぶらさげるように
します。こうすればネット天井部はピンと張られ過ぎず適当にゆるみます。
2021年4月24日 佐賀県産オオウラギンヒョウモン幼虫 ネット天井にぶら下がり前蛹となりました。
ここまでは大体うまくいきます。
今後うまく蛹化できるかちょっとドキドキハラハラです・・・!