懐かしのぱちんこ名機列伝 -10ページ目

ブラボーキッド(平和)

■大当り確率225分の1


旧要件時代のおまけ式デジパチ。


当時絶滅寸前だったストップボタンを装備していた事もあって、ホールも導入を躊躇したのか

お世辞にもヒットしたとは言い難いのですが・・・・というよりもかなりマイナーな部類に入るのではと。



只デジパチの変遷を振り返った時、現在への影響度を考慮すればこの台は歴史に名を残すに

ふさわしい重要なアイディアが採用されています。


画像を見ただけではイメージがわかないと思いますが実はこの台、デジタル停止時は表示部の

全面を蓋のようなもので隠して見えない様にしていたのです。


スタートに入賞するとこのカバーが外れて表示部が現われるようになっていたんですね。


恐らく当時の「停止出目からストップボタンを使用して大当りを狙う」といった類の攻略法を恐れての

ものだったのでしょうが、この台にはそういった攻略は存在しなかったと思いますが・・




・・・んで、これのどこが歴史に名を残すのかといいますと



表示部周辺に専用ギミック(役物)を搭載しているという部分なのです。

今ではデジタル回転中や、リーチの途中で周囲の役物等の演出が加わるのは当たり前ですよね?

その魁となったのが実はこの台だったのではないかと?


勿論当時はそういった発展を遂げるとは誰も思わなかったでしょうがw



何気に平和はこういったちょっとしたおまけ的演出を採り入れた台を結構出しており、現在のデジパチの

原型を幾つも生み出しています。



例えばこのピーチ牌




リーチ中になると液晶部分にある変化が起きているのですが、わかりますでしょうか?




液晶左上部に注目するとリーチ棒が出ているのに気付くかと・・・・・


これ、普段は上部に隠されておりリーチの最中にこのように飛び出すと確かスーパーへの

発展が確定+信頼度アップだったんじゃないかな?(出現条件に自信ありませんが)


ロイヤルエンゼルでは大当りになるとデジタル上部にエンゼルの役物が出現するように

なっていました。勿論出玉とかには全く関係ありませんが、こういうお遊び要素を演出に

取り入れた機種って当時では非常に珍しかったのではないかと?




他にも不二子におまかせ では、盤面右側に巨大フィギュアを埋め込み、左右対称という

パチンコデザインの常識を打ち破っていたりしますしね。



CRギンギラパラダイス (三洋)の魚群のように、ほぼ原型を残したまま現在まで継承され

ているものって案外少なく、ルーツを探ると大概こういうマイナー機に辿りついたり、今とは

全く違った使われ方をしていたりします・・・w


ちなみに最近流行の大当り告知は個人的にはロックンビート (マルホン)が最初だったの

ではないかと思っています。リーチの最中にドル箱を交換したのって、自分の記憶では

この台からだったような気がするのです。


只、これらはいずれもリーチ演出や、スーパーリーチみたいに以後の機種では標準装備

され、デジパチのスタンダートとして認識されてきたというわけではなく、これらが複合する

ようになったのはタイアップデジパチが主流になりはじめてからですね。


お陰で当らないリーチを延々と見せつけられるようになったのはどうかと思いますが(苦笑




・・・あれ?



そういえば告知音の最初ってなんだろ?


さめざんす5(ニューギン)

貯留機能が誕生した事によって、羽根物は大量出玉が可能となったものの、

従来のパンクを繰り返しながらも徐々に玉を増やすという遊べるコンセプトが失われ

次第にシェアをデジパチに奪われていった羽根物なのですが、払い出しを抑えた

オール10や5&10といった新たなスペックが生み出される事で、その衰退に歯止

めをかける事が出来ました。



特にニューギンはこの遊べるタイプを意欲的にリリースしており、他社があまり新機種を

登場させていない事もあって、旧要件の末期は羽根物人気のかなりの部分を担っていたの

ではないでしょうか?



又単に数多く新台を出していたというだけではなく、安易なリメイクに頼らずそれぞれに独自の

ゲ-ム性を持たせており、新タイプの羽根物スタイルの確立に大きく寄与していたような気がします。


羽根物の魅力の一つとして役物内での玉の動きの楽しさ・・・というものがあります。

出玉を優先したスペックになるとこの部分を犠牲にしたものが多かったのですが、ニューギンの開発

ベースはこの部分を優先していたような気がします。


特にこの台を含め数機種に搭載されたWウィングはもっと評価されても良かったような気がします。



従来の物と比べ非常に厚みのある羽根の部分は2段構造になっており、内側と空洞部分では

拾われた玉のV入賞率が大きく異なる仕組みになっています。



羽根自体が大きめなので玉の拾いは良好なのですが、Vのメインルートとなるのは開いた時に

内側の狭い部分に乗せる必要があります。


ここから内部の波の部分から手前のVへ向かうのが王道パターンでして、外側の空洞ルートを

通った玉は勢いが殺されており、ほとんどがVの手前の突起で弾かれてしまいます。


一旦大当りになってしまえば、普段はランダムに動いているサメの役物が上を向いて停止し、

口の中に玉を1個貯留してくれます。5カウントで解除される為、早目の貯留が必須となりますが

ほぼ間違いなくVへ玉を運んでくれる為、継続自体は非常に良好になっています。



但しそのゲーム性は調整次第でかなりの自由度がありましたので、内側の寄りを甘くした荒波

タイプやその全く逆で外側を甘くして通常時に玉が減りにくい遊べるタイプと、客層に合わせて

お店がお好みでいじっていましたねw



一昔前ならこういう金のかからないパチンコというのは、初心者なんかに好評だったのですが、

デジパチ人気に拍車がかかっていた状況ではホールも本気で客をつけようとする事も少なく

どこもほったらかしの一律調整という気はしましたが・・・・



アミーダ(西陣)



旧要件時代の、それもかなり初期の権利もの。


恐らくスペック的にはまだ、ジャンル別の区分も明確でなかった頃の台ですので

ゲーム性も独特のものとなっています。


当時としては珍しい電飾を多用した非常に豪華な役物は、ヘソ部分のチャンスポケットに

入賞する事で、上からアミダ状にランプが落下し、大当りになると下部のアタッカーが開放

するという仕組みになっています。





大当りの仕組みがどうなっているのか不明なのですが、一度大当りすると連続して当たる

傾向にありながら(当時のスペックから判断すると8回は継続?)、一定時間入賞がないと

権利そのものが無効になる事もあったようです。(権利発生に時間制限あり?)



謎な部分が多いのは自分が全くこの台を見た事がない為なのですが、恐らく設置台数も

そんなになかったのではないでしょうか?



想像なのですが、このようなコストのかかっている台は当然の事ながら価格も高めに設定

されていたと思うのです。スペック的にデジパチのように利益が期待できるゲーム性では

ありませんし、似たような遊べるタイプの権利物は他にもありましたから、ホールもそんなに

興味を示さなかった可能性が考えられます。


恐らくメーカーも台数限定で販売していたのではないかと・・・・??



しかし、そんな数少ないホールのうち最後までこの台を動かし続け、常連さんで賑わっていた

お店がみなし機撤去期限ギリギリまで実在していたのです。



自分がその存在を知ったのは、既に撤去後だったので残念ながら対面する事はできません

でしたが、この頃は結構レトロ台を求めて全国を放浪したりしました。


セグやドットが欠けたデジパチやバネがボロボロの羽根物、錆びてボロボロになった命釘や

その周辺の剥げまくったセル。



この頃は店の歴史と共に歩んできた名機たちが、その最後の灯火を残り少ない期限直前まで

当たり前のようにレトロファンを迎えてくれていたのです。



この台も恐らく20年以上、そのお店で毎日稼動していたのだと思います。

メインルートのセルが玉の摩擦によって剥がれ落ちているのは、その勲章とも言えるでしょう。



今の台でここまで愛され続ける事って絶対にありえないでしょうね。




*画像はモミタさんのブログ からお借りしています



実は元画像の方は、スタート部分も破損していたのですが、ここだけ少し修正を

かけさせて頂きました_(_^_)_


ジェットスキー(三洋)


役物で「波」を上手く表現しており、いわゆる玉の動きを楽しめる羽根物。


新要件移行後、こういった面白系の機種が減っていただけに旧羽根物ファンに

とっては堪らない台だったのではないかと・・・・??


しかし羽根物のジャンルそのものが急速にシェアを失っていた為か、残念ながら

一度もホールに設置を確認する事は出来ませんでした。


いや、もしかしたら設置はあったのかも知れないけど、自分がそれに気がつかな

かっただけなのかも知れません。


連荘性という当時のパチンコの魅力で、すっかり羽根物への興味を失っていた為

今から振り返っても当時は羽根物の島そのものに注目していなかったような気がします。



・・・んで、この役物の動きなんですが要するにCRギンギラパラダイスのステージだと

思っていただければわかりやすいかと。





動きが好評だったので流用したのか、それとも部品が余っていたので転用されたのか??

改めて良く見ると、海物語のワリンリーチっぽいですね。


よーく見ると、下にはマリンの文字もあったりしますし・・・・


この台、何気に役物後方に液晶をつけて、海ブランドの羽根物でリメイクすると結構な

ヒットを飛ばしそうな気がw


*画像はasutarasuさん からお借りしています

お勧め動画



さすがにこの時代はわかりませんが・・・


何というか見ていて、この頃のNHKはさすが受信料を取るだけの値打ちがあった
のだなぁとか思ったり・・・・w