病棟薬剤師&DIやん

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医療従事者の方々向けに書いています。非医療従事者の方々はここに書いてある情報を鵜呑みにせず、必ずかかりつけ医・薬剤師等にご相談ください。

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風しんの定期接種についてのまとめです。

引用元は↓()

 

第1期:1歳児

第2期:小学校入学前1年間の幼児

第3期:中学1年生相当の年齢の者(2008~2012年度)

第4期:高校3年生相当の年齢の者(2008~2012年度)

第5期:昭和37 年4月2日から昭和54年4月1日までの間に生まれた男性

 

第5期についての厚労省のサイトがあります↓

 

その中には、医療機関向けの手引きもあります↓

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000494573.pdf

 

手引きの中で強調されていますが、

 

集合契約における風しんの第5期の定期接種は、

乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン(MR ワクチン)のみ使用可能です。

集合契約とは別に乾燥弱毒生風しんワクチンを使用して定期接種を行う場合は、

予め請求先市区町村にご相談ください。

 

となっているので注意が必要です。 

 

 

↓の記事の紹介

 

医療従事者としては、どうしても、

 

毎日の新規感染者の増減に目を奪われ」ますが、

 

大竹教授の

 

「数字に表れにくい社会や文化、

教育上の損失にもしっかり目を向けるべきだ」

 

という意見も大切です。

 

あと、大竹教授の

 

「オミクロン型が私権制限をするほどに

リスクのあるウイルスだとは思えない。」

 

というコメントも印象的でした。

 

海外では行動制限を緩和・廃止する動きもありますが、

 

日本でそのような動きがあまり見られないのは、

実は国民の私権の軽さが要因なのかもしれません。

 

以前の記事↓

 

で紹介した動画を、久しぶりに見直しました。

 

ドパミン受容体を、

アリピプラゾールは7割遮断

ブレクスピプラゾールは8割遮断

 

そういうわけで、ブレクスピプラゾールは、

アリピとSDAの特徴を併せ持つ

ということです。

 

あとアカシジアが少ないようです。

それでもやはり、添付文書では5%以上で、

 

アカシジアが発生した際には、

ビペリデンのような薬の併用が必要になってきます。

 

 

最近ポッドキャストで↓を聴いています。

 

聴いた後に、気になった論文については、

↑のサイトから、

その論文の詳細記事

更にその原著

に行けるので非常に便利。

 

通勤時に聴いたり、サイトで論文チェックしたりで

非常に捗ります。

↓昨日紹介した動画

 

今回の改定で、

 

調剤技術料の中の調剤料が

薬剤調製料に変わったのが印象的でした
 

・自家製剤加算
・計量混合調剤加算

なども含まれますが、

調剤、という文字が外れている。。


代わりに、薬学管理料の方に、

調剤という言葉が入ってきました。

すなわち、調剤管理料


服薬管理指導料と並列の関係になるようです。
 

↓ 厚生労働省のチャンネルから

 

冒頭で、

「患者のための薬局ビジョン」すなわち、

従来の薬中心の業務から、

患者中心の業務へシフトすることが示されています。

 

薬中心の業務とはすなわち、

処方箋受取・保管
調製(秤量、混合、分割)
薬袋の作成
報酬改定
薬剤監査・交付
在庫管理

患者中心の業務とはすなわち、

処方内容チェック(重複投薬、飲み合わせ)
医師への疑義照会
丁寧な服薬指導
在宅訪問での薬学管理
副作用・服薬状況のフィードバック
処方提案
残薬解消
 

 

昨日紹介した↓で述べられてました。

 

心筋梗塞後心不全の発症リスクはズバリ、

高齢者
女性(?)
多枝病変
心筋梗塞の既往
高血圧
(もともとRASが高いので)
頻拍
Af
(心筋梗塞後心不全の2割に発生)
糖尿病
CKD
COVID-19

 

特にCOVID-19感染後は、

心筋梗塞が増える
さらに心筋梗塞後後心不全にもなりやすい

とのことです。

 

因みにリスク軽減因子もあるらしく、

preconditioning(側副血行路の発達)
がそれだそうです。

 

これを人工的に起こすことはまだ難しいそうですが、

できれば朗報ですね。

そんな薬剤が開発されるかも。

とても勉強になるYoutubeチャンネルです

 

↓3月3日に、新しい動画が公開されていました。

 

まとめると、

心筋梗塞後心不全の治療に重要な視点は、

 

1.心機能の改善

2.心筋虚血の管理
3.不整脈の管理
4.冠動脈危険因子の管理

 

の4つで、

心不全の治療は通常の治療でよい

しかしβ遮断薬については、

心筋梗塞後でポンプ失調を来している可能性があるので、

慎重に投与する

とのことです。

 

すなわち、

早期にACE阻害薬

2日目以降から、使える患者にはβ遮断薬

あと、MRA

 

ARNI

SGLT2i

スタチン

の適応可否についても述べられていました。

 

是非動画で確認してください。

透析患者さんが皮膚科から、以下のような処方を受けていました。

 

フェキソフェナジン塩酸塩錠60mg 2錠

 分2 朝夕食後 14日分

 

↓の本で調べてみると、

 

透析患者への推奨投与量は、

1回30mgを1日2回で、

 

ESRDでは主に小腸のP-gp機能の低下により、

AUCが2.8倍になるが、

半減期はあまり延長しない

として、以下の論文を紹介しています↓

 

アレグラの添付文書(↓)によると、

 

16.5 排泄
健康成人男子8例にフェキソフェナジン塩酸塩カプセル60mgを単回経口投与したときの

投与後48時間までの尿中フェキソフェナジンの平均累積回収率は、11.1%であった。
健康成人男子に14C-フェキソフェナジン塩酸塩溶液60mgを単回経口投与したとき、

投与後11日までの尿及び糞中の回収率は91.5%で、

放射能を示す分画のほとんどはフェキソフェナジンであり、

糞中に約80%、尿中に約11.5%排泄された1) ,6)  (外国人データ)。

とあり、糞中に8割の排泄なので、

小腸のP-gp機能の低下による影響は大きそうです。

 

↓では、アナフィラキシーショックの治療のために、

グルカゴンを取りに薬局に走ったシーンがありました。

 

アナフィラキシーショックの際のグルカゴンの投与量は、

↓によると、

 

(2)グルカゴン1~5mg(20~30μg/kg)を

5分以上かけて静注し、

その後持続投与(5~15 μg/分)を考慮する

 

とあります。

 

仙台市立病院の症例報告↓では、

グルカゴン 1 mg を 2 回IVしています。

 

取りに走る時は、

複数回投与する可能性も考慮に入れると良いでしょう。