暴動肉ケイタのロックンロール・ミラクル

暴動肉ケイタのロックンロール・ミラクル

ロックバンドのポラカントスのギターボーカル、暴動肉ケイタのブログ。

ポラカントスのライブ予定:2015年5月17日(日)@武蔵境スタット


Joey Ramone Happy Birthday Live!!


暴動肉ケイタのライブ予定:未定




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防波堤も免震重要棟もフィルター付ベント装置も未整備なまま、再稼働が決定された大飯原発3、4号機。当該地域は1586年の天正大地震で大津波に遭っていることもあり不安です。

私の故郷・京都府京丹後市は、大飯原発から西へ、直線距離にして約50キロにあります。かつて、京丹後市にも関西電力による原発建設計画がありました。

京丹後市の合併前の1975年、関電から旧久美浜町へ事前環境調査の申し入れがあってから、2006年に京丹後市長が関電に正式に撤回を申し入れ中止決定するまで、約30年の紆余曲折がありました。

幼く不勉強だった私は、詳しいことを知りません。それでも、1997年の久美浜町長選挙で、反対派の岡下宗男候補(当時66才)が推進派の候補に敗れたときのことは覚えています。岡下さんは、私が小学1~2年のときの母校の教頭先生で、大好きな先生でした。当時高校生だった私は岡下さんが負けたことがショックで、「これで原発ができてしまう」と暗澹たる気持ちでした。

旧久美浜町の人口は約1万2000人、旧網野町は1万6000人です。もちろん人口の問題ではないのですが、隣町の政治によって地域全体の未来が決められてしまう現実に、理不尽と無力を感じました。原発推進教育のため、行政が「電気が無い生活がどれだけ不便か知る」ことを目的にタイ奥地へのツアーを組むなど、呆れるような話もありました。

それでも、最終的に原発は建設されませんでした。約30年間の間に、旧久美浜町は国から電源立地等初期対策交付金として約4億2000万円を受け取っています。それでも中止されたのは、画期的なことだったと思います。

中止の理由は、表面的には2004年、近隣6町が「京丹後市」に合併し、合意形成が難しくなった点が報じられていますが、そんな単純なことではないだろうと思います。

以下の大石たつみさんのブログによると、当時、反対派の住民は「金は一時、土地は万年」という大看板を掲げたそうです。民俗研究家の結城登美雄氏がよく引用される、柳田国男氏の言葉を思い起こします。

「美しい村など はじめからあったわけではない 美しく暮らそうという村人がいて 美しい村になるのである」

そして、「美しい村を守ろう」とする人達がいます。久美浜が、名実ともに今も美しい町であることに、感謝したいと思います。 
京丹後ふるさと応援団 三浦慶太

>>京丹後市のホームページ「原発立地に頼らない地域づくり」(2006年2月10日)
http://www.city.kyotango.kyoto.jp/shisei/shicho/shichotop/message/20060210/index.html

>>関西電力のプレスリリース(2006年3月8日)http://www.kepco.co.jp/pressre/2006/0308-1j.html

>>2006年2月10日の朝日新聞(記事引用があるサイト)http://www.asyura2.com/0505/genpatu3/msg/344.html

>>大石たつやさんのブログ(2011/7/25)http://oisi.mo-blog.jp/blog/2011/07/post_42b3.html


先日、実家の父から電話があり、その会話の一部を引用します。
父「明日、“アゴ”のフライ送ったるわ」
私「おうほんまか。ありがとう。楽しみにしとるわ」

“アゴ”(「ゴ」の方にアクセント)とは、もちろん人間の顎のことではなく、“トビウオ”のことです。日本海側の丹後半島にある私の故郷・京都府京丹後市網野町では、トビウオのことを“アゴ”、さらにその雄を“カク”、雌を“トンボ”と呼びます。

京丹後の沿岸部では毎年、この時期になると“アゴ”が穫れ始め、刺身、つみれ汁、フライなどになって食卓に並びます。高校を卒業して都会に出るまで、毎年なんの感慨もなく当たり前のように“アゴ”を食べて生きてきましたが、大人になった今、改めて故郷の両親と海の恵みに感謝しながら食べました(写真)。香ばしさの中にほんのり甘みがある、素朴で懐かしい味でした。

トビウオに限らず、魚の呼び名は地域によって全く異なり面白いです。私の故郷では、他に以下のような例があります。

<一般的>     <京丹後の呼び名>
アイナメ、クジメ  シジュウ
カサゴ       ガナ
ハタハタ      オキアジ
キュウセン     ヨメサン
ササノハベラ    ブンジ
ノロゲンゲ     グビ
ギンポ       ナンギリ
ボラの幼魚     イナ
メジナ       ヒコヤ
キジハタ      ヨネズ(ヅ?)

調べれば、もっともっとあると思います。魚にもよりますが、スーパーなどでも地域の呼び名で売られています。こうした呼び名には、地域で穫れる魚への愛着と文化を感じます。可能なら、いつかそれぞれの由来を調べてみたいものです。

きっと日本中に、同じ魚でも数多くの呼び名が存在し、いろんな漁法で穫られ、地域に伝わる調理法で食されていることでしょう。それはすごく豊かなことだと思います。トビウオを“アゴ”と呼ぶ故郷の文化と暮らしを、いつまでも大切にしたいと思いました。

京丹後ふるさと応援団 三浦慶太

http://www.city.kyotango.lg.jp/furusato/index.html


武蔵境にある人情味溢れる小さなライブハウス「武蔵境STATTO」のご紹介です。かれこれ10年来、お客として出演者として、お世話になっています。
http://www5.hp-ez.com/hp/statto/page1

出演者のジャンルは、ロック、ロカビリー、パンク、ハードコア、弾き語り、詩の朗読、演劇などなど、オールジャンルです。同じイベントで、全く違うジャンルの演奏者が競演することもよくあります。ジャンルは違っても、スタットに集まる出演者には、何か相通じるものがあり、それが仲間との出会いにつながります。

店長であり、クラッカージャックというバンドのドラムボーカルでもある“まんぶー”こと古川学さんが以前、

「バンドは部活みたいなもの」

と言っていました。スタットに出演しているバンドマンのほとんどが、私の知る限り、他に仕事をやりながら音楽をやっています。学生が勉強と部活に励むように、バンドマンは仕事とバンドに励みます。家族ができれば、家庭とのバランスもあります。

“部活”として、本気でバンドをやっているスタットの人たちの歌は、胸に響きます。生活を築きながら、全力で音楽を楽しむことで生まれるエネルギーが、スタットにはみなぎっている気がします。


先日のGW最終日には、兄弟のように慕っているJETヒロシさんの企画
『秋田ナイト~すったげうめぇもの喰いてぇでぃやぁ~』 が開催されました。

秋田出身者を含むバンドが総勢7組出演し、秋田の名産品・地酒が飲み放題のイベント。きりたんぽ鍋(60本!)、秋田の各種銘酒(6升!)、秋田の「おにぎりしお」と「なまはげ醤油」で作った握り飯・焼きおにぎり、稲庭うどん、横手焼きそば、ジュンサイやワラビ、その他お菓子類など、秋田出身のバンドメンバーがすべて持ち寄ってくださいました。

いつものDJブースは、“きりたんぽブース”に変身(写真)。私もモロコシボーイズという田舎の方言で唄うアコースティック2人組で出演しました。きりたんぽを食べ、秋田の地酒を飲みながらのライブは格別でした。こんなイベントが出来るのも、スタットならではだと思います。(JETヒロシさん、スタットの皆さん、ありがとうございました!)

本当に素敵で、貴重なライブハウスだと思います。何かを始めたい方、新しい出会いを探している方、ぜひ武蔵境スタットへ行ってみてください


5月4日、近所にある釣り堀「中島園」に3歳の長男を連れて行きました。
五日市街道沿いの住宅街に突如として現れる、ちょっとシュールな釣り堀です。
http://www.geocities.jp/nakajima_fishing/turi.html

受付で、(釣竿は実質的に一本でいいけど、長男も3歳だし、一応2名分お金を払わないといけないかな)と考えて、初老のおじさんに言いました。

「大人1人、子供1人で、2時間お願いします」

すると、おじさんは、私と長男をジロッと一瞥してから言いました

「大人1人、1時間ですね。時間足りなかったら延長すればいいから」

「そうですか」と応えて、言われるままにお金を払いました。
一見無愛想ですが、お客の最適な選択のための思いやりを感じました。

実際、長男は釣り始めこそ珍しそうに竿を握っていましたが、すぐに飽きて握らなくなり、30分を過ぎたくらいから「早く帰ろ~」と言い出しました。結局、1時間弱釣って、30センチくらいの鯉が一匹釣れました。

帰り際に、受付のおじさんが「釣れた?」と話しかけてきました。
私は笑って、「一匹釣れました」と答えました。
おじさんの表情がゆるんだので、ホッとしました。

釣れていなければ、優しいおじさんは残念がったでしょう。
釣れてくれた鯉に感謝しました。

中島園


東京都中野区、西武新宿線・新井薬師前から徒歩7分、最高に使い心地のいい音楽スタジオ「Studio Life」のご紹介です。店員さんは親切で、価格も安くて、バンドマンの心強い味方です。個人練習も3日前から予約できます。
http://studio-life.jp/

現在いろいろキャンペーンをやっていて、特にすごいのが「学生Recordingサービス!!!」で、3~5月の各月10組限定で、6時間パック10,500円、10時間パック21,000円。プロツールスで、エンジニア料金込み。

その他にも、今いろいろと割引キャンペーンをやっているので、利用する際はツイッターをチェックして来店するのをお勧めします。
https://twitter.com/#!/studio_lifeMan

昨日は近々結婚する僕のバンドのドラマーと二人、式の二次会で演奏する曲を練習しました。気持ちのいい練習ができました。


同スタジオでドラムテックをされているドラマーの谷本成輝さんという方がいます。谷本さんは以前、「マンハッタン・ジャズ・クインテット」のドラマーであるビクター・ルイス氏が来日した際に雑誌の取材でインタビュアーをされ、その時の話を私に聞かせてくださったことがあります。

アメリカのジャズ界で3本の指に入るといわれるビクター氏に、谷本さんがいろいろ質問します。なかでも、音楽をやる上で重要なことは何か、という質問に対して、ビクター氏は自らのキャリアを踏まえて次のように語ったそうです。

「私が偉大なジャズマスターたちから教わったことは…」と前置きした上で、

“Don't come to the gig with detached."
(ちゃんと準備をしないでライブに来てはいけない)

「音楽は人を笑わせたり、泣かせたりできる素晴らしいものだ。最高の準備をして、ベストの演奏ができれば、今夜演奏を聴きに来た人の世界を変えられるかもしれない」

西東京を拠点に活躍中のバンドマンの皆様、スタジオライフで、谷本さんの整備したドラムを叩いて、「最高の準備」をしましょう!


































なぜかワードから貼付けると上にスペースが空いてしまいます。読みづらくてすいません。。

今日は花小金井光が丘商店会主催の「100縁商店街」へ行ってきました。今回も大盛況。お店の人も、お客さんも、みなさんいい表情で、活気に溢れていました。

出産後間もない私の妻は留守番で、昼食の買い出しを兼ねていたので、あまり長居できませんでしたが、十分楽しませてもらいました。時間がなくて立ち寄れなかったお店の皆さん、失礼しました。アンケートも書きそびれましたが、今回も最高でしたよ!!

以下、写真で雰囲気をご紹介しますが、私の一番のハイライトは、栄養満点の総菜&お弁当のお店「いよや」の奥さんが言った素敵な言葉でした。



「いよや」の店先のテーブルで、ご主人と奥さんが接客しています。途切れることなくお客さんが来ます。私も長男を連れて並び、おでんと金時豆を買いました。金時豆には202円の値札シールが貼ってありましたが、今日は100円で買えました。



ご主人が、「ぜんぶ100円だよ~」と落ち着いた声で客寄せの声かけをしています。私がご主人にお代を手渡していると、その横から奥さんと常連らしきお客さんの会話が聞こえてきました。常連さんの問いかけに対して、奥さんは作業しながら嬉しそうに早口で返します。

奥さん「今日は値段付けるのやめたッ!値段付けてたら頭に来るからッ!」

値段付けてたら頭に来る!! カッコいい言葉にしびれました。

この商品は原価がいくらで、赤字にならないためには値段をいくらに…。
そんなことを考えるより、今日は大盤振る舞いでお客さんに喜んでもらおう!
そんな意気込みが熱気となって店先にみなぎり、商品が飛ぶように売れていきます。

ご主人と奥さんの嬉しそうな表情を見ながら、お客さんに愛されるわけだ、としみじみと思いました。大切なことを教えてもらった一言でした。

大切なのは「円」ではなく「縁」です。100縁商店街、末永く続けていってほしいと思います!


 

 

 

 

 

 



 























今日は、ご近所のカフェ「TooLBoX」さんで開催の「浅野孝已コミュニティライブvol.7
」に行ってきました。浅野さんはゴダイゴのギタリストで、花小金井在住、定期的にTooLBoXさんでライブをされています。今日のゲストは地元ミュージシャンのサボテンPunchさん。



 屋外では、浅野さんの“浅”を取って朝市ならぬ「浅市」を併設。ふれあい屋台カフェの「Jimmys’
Paradise
」さんが出張オープン、出品はロック居酒屋「居酒屋ばんどまん」さんの2種類の唐揚げとおにぎり、佐賀県佐賀市の「
R-STYLE」さんの特製プリン、小金井市のカフェ「spoonful」さんのスコーン、小平駅前の「だんごの美好」さんのお萩。5つのお店が出張・出品されていました。



 息子を連れて「浅市」で一通り買って食べて、いったん息子を家に送り、ライブを観賞しました。浅野さんのギターが素晴らしいことはもちろん、ゲストのサボテンPunchさん、満員のお客さん、店主の小山さんやスタッフの皆さん、PAエンジニアの姉川さんや司会のFM西東京の方など、みなさんそれぞれがいい表情で、とても居心地のいいイベントで最高に楽しかったです。次回は7月1日とのこと。



 今日はTooL
BoX
さんの“コミュニティライブ”でしたが、地元の人が集まって音楽を楽しめる、そういうお店やスペースが花小金井にはたくさんあります。ひとよんで「花小金井ミュージック・ネットワーク」。みんなで楽しむのが文化です。もっともっと仲間が増えて、花小金井が音楽の街になれば素敵です。そんなことを改めて思った、いい休日でした。






最近、僕のふるさとの京都府京丹後市が主宰する「京丹後ふるさと応援団」というものに入団しました。ふるさとを離れて、はや13年目。東京から、少しでもふるさとを応援できればと思っています。

そういう訳で、不定期ですが、皆さまに
京丹後市網野町の“隠れた魅力”をご紹介していきたいと思います。その際、2つの選定基準があるので、先にご説明します。

①「あるもの探し」…網野では当たり前に“ある”ものが、都会に住む僕から見ると改めて貴重だ、新鮮だと感じるもの。

②「下位打線」…観光の目玉にはなり得ない地味な存在ながら、それを知ることで、網野の魅力がいっそう高まるもの。

②「下位打線」について補足します。網野の観光資源の“上位打線”は、間人ガニ、琴引浜、海水浴、チューリップ、丹後ちりめん、梨狩、といったところです。そうした観光の目玉は従来通り注目していただくとして、ここでは、観光パンフレットに載らないような“下位打線”の魅力を紹介します。

それではさっそく、一つ目のご紹介です。

>>京丹後市網野町の隠れた魅力その①

「ハゼ(沙魚)」

網野のハゼ釣りほど楽しく、有意義な遊びはないです。

昨年の夏、妻子を連れて、実家の近所の福田川へハゼ釣りに行きました。
小さなオモリと釣り針、好みでウキをつけ足すだけの仕掛け。エサはゴカイ。 「ビビビッ」と、小さく優しい、それでいて鋭い引きがハゼ釣りの醍醐味です。

川沿いのあぜ道を歩いて場所探し。障害物のない橋のたもとで釣ることにしました。他に釣人はいません。ハゼ釣りの旬は秋ですが、今は8月初め。少し早い気もします。川底にハゼがいるかどうか、ドキドキしながら、第一投。

さっそく一匹釣れて、一安心。妻と、まだ言葉も話せない2歳の長男が、次々と釣り上げます(写真)。途中で農家のおじいさんが通りかかり、釣果報告。小一時間で10匹強ほど釣って、帰りました

夕食に天ぷらにしてもらい、美味しくいただきました。マハゼの天ぷらは、飴色をした身がほくほく甘くて、本当に美味しい。背骨までよく揚げるのがコツです。

ハゼは、湧く魚です。一年ごとに、生まれては成長し、冬になり産卵を終えて、自然に還ります。ハゼ釣りは、命の巡りを感じ、今を感じる釣りです。一匹のハゼに宿る命を、息子にも感じてほしいと願いました。

またハゼ釣りは、海釣りとは違い、生活の風景に溶け込んだ釣りです。農家の人と会話をしたり、田んぼを眺めたり、近隣住宅の生活の音を聞きながら、釣り糸を垂れます。地域の人と交流が生まれる楽しさがあります。

● 観光客の皆さまの楽しみ方
①釣り道具を準備します。野村釣具店へ行くと、孫をおんぶした、笑顔の素敵なおばちゃんが接客してくれます。どうしても準備が面倒なら、僕の実家に行ってください。僕の親父に頼んでなんとかしましょう。約束はできませんが(笑)。

②福田川を目指して歩きましょう。海辺の宿からでも、徒歩10~15分。

③ハゼを釣ったら、宿に持ち帰って天ぷらにしてもらいましょう。(要注意:調理可能かどうか、恐れながら僕はどの旅館・民宿にも確認をとっておりません。くれぐれも、事前に宿の方にご確認ください。無理な場合は、冷凍にして都会に持ち帰るという手もあります…)

みなさんのご来町を、心よりお待ちしております。


京丹後ふるさと応援団員No.559
三浦慶太

昨日、モロコシボーイズで武蔵境スタットの年末恒例5days企画、「年末STATTO大爆発」に出演しました。来てくださった方々、対バンの皆さん、ありがとうございました。そして何よりスタットの皆さん、一年間、ほんまおおきにでした!!!

これにて、モロコシボーイズの2011年の活動は終了です。一歩一歩、良くなり、楽しんでもらえた一年だったと思います。来年も気張っていくで、ガシコンすったげヨロシクです!!!!

残念な報告ですが、ポケスペという無料WEBサイト構築サービスが、昨日、突然サービスを終了しました。そこで設けていたモロコシボーイズのホームページが消滅してしまいました。

ポケスペの運営企業には、前もって言ってくれよ!と強く思います。ご不便をおかけしますが、急いで新しいサイトを作りますので、楽しみに待っていてください。

それでは、うみゃあもんくって、おもしれえ話して、ええ正月を迎えとくれーや!良いお年を!!
ブログタイトルをちょっと変えてみました。ポカラの新曲から取りました。

さてさて、12/17の夕方、素晴らしいテレビ番組を視ました。
『地域ミーティング みんなで“働く場”を作ろう~岩手・大槌町​吉里吉里地区』
http://www.nhk.or.jp/ashita/​support/meeting/

民俗研究科の結城登美雄さんが被災地に入り、現地のさまざまな年​齢職業の方々と一緒に課題解決のためのディスカッションを行う内​容でした。津波で水産加工業が壊滅し、仕事を失った方々が山林や​地域の伝統食材のワカメなどを活用して新しい仕事場を作ろうと 必死に取り組まれていました。

「ないものねだりではなく、あるものさがしをする」「食は人を近​づける」「みんなで楽しむのが文化」「台所の力」など、結城さん​がゆっくりと語る言葉一つ一つがまるで優しい魔法のようで、集ま​った住民の方々に笑顔が浮かび、眼が輝きます。杉の加工機械の購​入を「やるよ!」という人が出てきたり、感動的でした。

何もないと感じていた地域をもう一度見つめ直し、そこに「あるも​の」に光を当てることで人々の地域への誇りと活性化へのやる気を​盛り上げる、地元学。結城さんのお話が説得力を持って住民に届く​のは、夢や理想をじっくりと語りながら、杉やワカメを使った商品​開発プロセスをイメージさせるなど、きわめて具体的なお話だから​だと思いました。


結城さんが最後に引用した柳田國男の言葉

美しい村など
はじめからあったわけではない
美しく暮らそうという村人がいて
美しい村になるのである

番組のHPを見ても次の放送の有無が分かりませんでしたが、ぜひ​継続してほしい番組でした。