テーブルマジックとは

 

 テーブルマジックとは、読んで字のごとく「テーブルで行うマジック」であるが、クロースアップマジックと、ほぼほぼ同義である。

 

 

 

 クロースアップマジックという言葉がやや専門性の高い言葉であり、マジシャンの間では通じたとしても観客には通じにくい言葉であるため、一般的な場所では、より意味の通じやすいテーブルマジックという言葉が使われることが多い。

 これは、マジシャン同士だと「カード」と言ったとしても、観客向けには「トランプ」と言うのと同じである。

 

 

 テーブルマジックはテーブルで行うマジックであり、至近距離で演じるクロースアップマジックとは、厳密には意味が重ならない。テーブルで演じるサロンマジックもあれば、テーブルを使わないクロースアップマジックもあるからである。たとえば、レストランや居酒屋でのテーブルホップは、クロースアップマジックであるが、ほとんどテーブルを使わずにスタンディングで演じることも多い。

 このように、厳密な意味の違いはあるものの、実際には、テーブルを使うか使わないかに関わらず、至近距離で演じるものをテーブルマジックと呼ぶ場合が多いのが現状だと言える。

 逆に、テーブルで行うと言っても、テーブルを浮遊させるフローティングテーブルなどは、テーブルマジックとは呼ばないのが一般的である。

 

 

 

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