クロースアップマジックとは
クロースアップマジック（close-up magic）とは、至近距離で演じるマジックのこと。少人数の観客向けのマジックであり、テーブルマジックと同義であることが多い。
クロースアップマジックとしては、カードマジックやコインマジックが代表的。他にも、スポンジボール、カップアンドボール、リンキングリングなどの作品がよく知られる。
クロースアップマジックは、観客と演者の物理的な距離感が近いジャンルであるが、心理的距離感をより近付けるために、輪ゴム、ティッシュペーパー、爪楊枝など、身近な道具を使うことも多い。
「クローズアップマジック」と表記されることもあるが、「クロースアップマジック」のほうが一般的。
closeという単語は、「閉める」という意味の動詞は「クローズ」と発音するが、「距離が近い」という意味の形容詞は「クロース」と発音する。close-upは形容詞であるので、クロースアップと表記するのが正しい、ということになる。より英語発音に近い表記にすると「クロウサップマジック」となる。
クロースアップマジックは、「近い距離で演じるマジック」という意味である。「目の前30㎝で演じる」という物理的距離感もさることながら、見たこともない大道具を使うわけではなく、日常的によく知る道具を使うことよって、心理的距離感も近くなる。
「近しい間柄でも演じやすいマジック」がクロースアップマジックである。
クロースアップマジックを見る
クロースアップマジックを見るための場所はマジックバーです。専門のバーマジシャンが、専門性の高いクロースアップマジックを披露してくれます。相場は5000円～8000円程度ですが、3000円ほどで気軽に行けるマジックバーも増えてきています。
レストランや居酒屋の中には、マジシャンがいて、クロースアップマジックを見ることができる店舗もあります。コストについては、無料のサービスであったり、料金制であったり、チップ制であったりと様々です。店舗のホームページなどにはマジシャンについて記載されていない場合が多く、マジックを目当てに探すことは難しいかもしれません。飲食のオマケ、という側面が強いと言えます。
ショッピングモールや地域イベントなどで、マジシャンがいる場合もあります。広告やチラシなどで情報を得られれば、見に行くことができるかもしれません。
路上で演じるストリートマジシャンと遭遇することもあるでしょう。ストリートマジックに関しては、一期一会の面が強いです。
現代では、各マジシャンのSNSをフォローすることで、一期一会にはならず、情報を得たりマジックを見に行ったりするのが容易になっています。
クロースアップマジックを演じる
観客が見るための場所は、マジシャンが働くための場所でもあります。
マジックバーは時給制または日給制で仕事ができます。マジックの腕前よりも、集客力が高いほうが給料が上がる傾向にあるようであるが、その店舗のオーナーとの契約次第になるでしょう。
ショッピングモールや地域イベントなどは、マジシャン派遣会社やイベント会社に登録していることで、依頼が入ることが多いようです。もちろん、個人で営業活動をすることもできます。地域イベントなどのオープンな場所以外にも、結婚式や企業の忘年会など、クローズドな場所での依頼も多いです。ギャラ収入での仕事となります。
レストランや居酒屋での仕事は、各テーブルを回って飲食客に演じるテーブルホップ形式が多いです。ギャラ制であることもありますが、チップ制の職場が増えてきているようです。自分で店舗に営業をかけることもできますし、店舗開拓を専門にするマジシャンからの紹介でも仕事が得られます。
テーブルホップの仕事をするための情報は、この書籍で詳しく解説しています。
ストリートマジックの仕事は、特に制限なく始めることができます。収入源は観客からのチップになります。ストリートマジックを始めるための解説は、この書籍で詳しく説明しています。
オープンな場所での仕事であれば、SNSなどでつぶやいて集客することが、現代のマジシャンとしては必須となっています。
クロースアップマジックを依頼する
パーティーの主催者や、忘年会の幹事など、イベントを盛り上げたいとき。テーブルホップで飲食客の満足度を上げたり集客したりしたいとき。そんなときは、マジシャンを呼ぶこともできます。
至近距離でのクロースアップマジックは、魔法のように不思議で、とても盛り上がります。
ヒーローウッドエンターテイメント株式会社でも、出張依頼を承っています。
こんなマジシャンが、出張で伺いますよ。
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