ネット情報、あるいは、いわゆる「保守論壇誌」に触れている方であればご存知でしょう。日本保守党が、ちょっと、いや、かなりヤバい状況でして・・・率直に言って「がっかり」の一言です。

 

 

私自身は、日本保守党について、もともと冷めた見方をしていた方だと思います。

 

 

●まずは思い出話

 

2023年9月、こんなことを書いていました。

 

 

世情は、それなりにどよめいているとは思うのだけれども・・・どうなんでしょう。

 

 

百田さん(や有本さん)は、確かに「オモシロイ」人だなあとは思うのだけれど、全ての選挙区に百田さんが立候補できるわけじゃないですし。

 

マスメディアにしても、ただ「言うだけさん」でいるうちは「保守担当」として、それなりに露出してくれてても、いざ、現実に政党として動くとなると、途端に報道しない自由を発揮、スルーし始めるという可能性が無いでもないですから。

 

 

党としての政策・理念もですが、それと同時に、実際、どういった候補者をどれくらい立てられるものなのか・・・今のところ、ワタクシの気分は「とりあえず、続報を待て」状態ですかね。

 

 

 

 

2023年11月には、こんなことを。

 

 

願わくは、

 

参政党、日本保守党、自民党保守派、

それぞれに「ターゲットの違い」を自覚して、

 

互いの支持者を奪い合うのではなく、

それぞれに新たな保守層を掘り起こしていってほしいなと。

 

 

 

 

そして2024年10月、衆議院選挙の時。

 

 

◆日本保守党

 

 

問題山積! 日本を豊かにするには

まず消費税減税から始めよう!!

 

ぶっちゃけ「え? まずソコ?」です。

 

これは、減税日本と「合流」したから、ですかね。

 

皇統の危機 中国の脅威 北朝鮮拉致問題

 

といった項目には保守を感じないこともない。

 

のですが、でも、それについて、どう見るとも、どうするとも書いてないし。言わずともわかるでしょ、ってことですかね。

 

「LGBT法成立への怒り」は、ちょっと、いや、かなり薄れているような・・・

 

 

候補者を見ると、名の知られた元議員や学者さんなどもいらっしゃいますが(参政党との比較で)そこそこ高齢ですね。あと「団体職員」という方が少なからずいます。

 

保守の受け皿として即効性は期待できるのですが、当選した人達が党所属議員として一枚岩でいられるかどうかが心配。簡単に分裂しそうだし、連立与党の誘惑に負ける人も出そう。

 

 

 

で、今日、国政政党であるにも関わらず「開かれた議論」を徹底して避け、自分達の土俵上でだけ多弁能弁。ぶっちゃけ「引きこもり」状態になりつつあるという・・・

 

 

●次に現在

 

そうは言っても、思い込みはよろしくないので、公式サイトを覗いてみました。

 

 

「お知らせ」

 

 

いやいや、年明けてから「お知らせ」2本って・・・

 

 

「メンバー」

 

●執行部/役員

 

 

変化なし。これは、まあ、良いこと。

 

 

●国会議員:3人

 

河村たかし(愛知1区)、島田洋一(比例近畿)、竹上ゆうこ(比例東海)

 

やっぱり「減税日本」?

 

 

●地方議員:9人

 

堺市議(6期)、茨城常総市議(4期)、宮城七ヶ浜町議(3期)、滋賀守山市議(3期)、大分由布市議(2期)、愛媛伊予市議(2期)、兵庫淡路市議(1期)、秋田にかほ市議(1期)、愛知碧南市議(1期)

 

これは、多いのか、少ないのか。

 

 

●支部長・組織運動部長

 

名古屋市部長=広沢一郎名古屋市長、東三河支部長=竹上ゆうこ衆議院議員、群馬支部長=伊東純子元伊勢崎市議

組織運動本部長=小坂英二元荒川区議

組織運動本部長→北海道支部長:小野寺まさる元北海道議

 

 

「政策」

 

 

 

「国会活動」

 

質問趣意書:第217回通常国会7本、第216回臨時国会3本、第215回特別国会1本

 

これは、ちと少ないと思う。質問に立つ機会は少ないんだから、趣意書でもっと頑張らないと。

 

 

「党規約と綱領」

 

 

確かにね、これだけ読めば、まあ「保守」と言えなくもないのだけれども。

 

 

そんなわけで、公式サイト全体として、何とはなしに「触ってない」感が漂ってくるなあと。

 

 

YouTubeチャンネルもあるのですが、動画は2本きりです。

 

 

 

[X]は、それなりに動いているようですが・・・

 

https://x.com/hoshuto_jp

 

 

 

●そして雑感

 

ところで、日本保守党を見ていて、というか、百田氏、有本氏を見ていて思うこと。

 

やっぱり、立場によって変われる人と、そうでない人とがいるんだなあ、と、しみじみです。

 

 

「政治」は、基本「仲間づくり」ですからね。ぶっちゃけ、百田氏も有本氏も、そういうことには向いてないような気がします。

 

日本保守党を立ち上げた時、お二人とも、ある程度は変わっていく覚悟を決めたのかと淡い期待もしたんですが、全然でした。

 

 

先の衆議院選挙の折、百田氏が近畿ブロックの名簿3位だったのを見て「これは、党として3人当選を狙ってるとかじゃなく、単に自分が国会議員になりたくないだけだな」なんて考えたものですが、どうやら当たらずとも遠からず。

 

今やお二人、どうやって「政党稼業」から逃走するか、そこに頭を悩ませている気配すら感じます。

 

 

いや、それはさすがに言いすぎかな?

 

コアな支持者は、それなりにいらっしゃるようですし。

 

 

ですが、さて、夏の参議院選挙(ひょっとしたら衆議院も?)では、結果を残せるのでしょうか。

 

いや、それ以前に、どれくらいの候補者を立てられるのでしょうか。

 

 

とりあえず「ナマ」を加えて暖かく見守ります。

 

 

こちら、「自由な社会の敵」とまで言われてしまってます。

 

あらら、ですね。

 

 

 

 

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「変われない人」と言えば、この方も、ホント、遣り口が変わらない。

 

他者批判してるだけでもそれなりに格好がついた市議ならともかく、多くの人と協力しなければ話にならないのに、自分の「思い」(が有るならの話ですが)だけで押し切ろうとするから、結果、何も実現しないという・・・

 

何にしても、一市民として迷惑千万。

 

 

この程度で“さざなみ”すら起こせるとも思えないけれど・・・

 

 

 

 

期日が来ると、そこで新たな動きをしてみせて結論先延ばし、またもや「再議」要請、あるいは不服「申し立て」の様相。

 

正直、つき合いきれません。

 

つき合いきれませんが、長坂氏は「そうこうしているうちに、大抵の人は怒りも憤りも忘れるものだ」とでも考えているっぽいところがあって、そこも腹立たしい。

 

 

何より、真偽不明の情報を法定ビラに掲載した、それと相似形で、今また、真偽不明の(かつ、長坂氏以外に検証のしようもない)情報を記者会見で披露しているわけで、これはもう、何が問題になっているのか全く理解していない証拠ですよ。