ウリだったはずの「聞く力」を失くした首相。批判精神を忘れてしまったかのようなレガシーメディア(テレビ・新聞)。それでも「そんなもの」とばかりに、ひたすら大人しい国民。我が国は、一体どうなっちゃっているのだろう?

 

 

今回は、曖昧模糊とした雑感を少しばかり。

 

 

●ガソリンスタンドでのお釣りが・・・

 

物価高である。

 

しかしながら、ワタクシ自身は、あまり実感はない。

 

 

などと呟いてみたら「そりゃダンナさんは、小遣いで本を買うくらいしかしないから。色々と値上がりしてる実感がないんだよ」と叱られてしまった。

 

 

あー、そう言われれば、確かにそうかも。

 

 

けど、ワタクシの愛車“うさぎちゃん”。軽自動車で高燃費。今もニコニコ現金払い。

 

ガソリン満タン(20~24㍑)にして1万円出してのお釣りが、ついこないだ(それは、流石に言い過ぎだけど)まで、1000円札7枚くらいはあったのに。近頃は6枚、場合によっちゃ5枚しか戻ってこない。

 

そういう時は、さすがに「ひーっ」と思う。

 

 

 

で、マスメディアはというと・・・

 

ガソリンを含めた「エネルギー高騰」は伝えてるし、円安傾向とか、ウクライナ戦争(実体としては、東欧一部地域での局地戦なんだけど)の影響とか、そういった解説はしてくれてます。

 

 

が、腑に落ちない。

 

 

数年前にもあった(その時は、今ほどじゃなかった)ガソリン高騰の折には、思いっきり「政権批判」してましたよね。

 

諸々複雑な国際情勢によるものだったのに、そこにはあまり触れず、ほとんど全てを「政府のせい」にしてましたよね。

 

ところが今、大手メディアによる政府口撃はあまり見られない。

 

まして「首相のせい」だと岸田さんを悪く言う声など、ほとんど聞かれない。

 

 

●岸田さん批判はタブー?


思うに、岸田さんほど甘やかされている首相は我が国史上始めてじゃなかろうか。

 
 
新型コロナがデルタ株からオミクロン株へと移行した頃、世界が対策緩和へと向かう時、ひとりベラボーに対策強化した時もそう。

 

広島サミット前に、いわゆるLGBT法案をゴリ押しした時もそう。

 

 

そして今般の内閣改造・党人事。

 

 

 

 

「異次元の少子化対策」を謳ったはずが、こども政策・少子化担当大臣には3年生議員が初入閣とか、

 

「反省」したから良いのかもしれないけれど、デジタル・行政改革担当大臣は、例のゴリ押しの人、留任とか、

 

以前、後援会の「不祥事」で涙を見せちゃったこともある人が、党選対委員長とか、

 

その他、疑惑・スキャンダルが取り沙汰される人物も複数人いたりして、いわゆる身体検査ユルユル。

 

本気出せば、それらだけで記事の5、6本は軽く書けちゃうよ、というくらいツッコミどころ満載なのである。

 

実際、アチラコチラに噴出してます。精神衛生上良くないので、自分では書きたくない。

 

 

それなのに、世の評論家、解説者、コメンテーターと言われる人達は、一応、通り一遍の批判はしてみせているものの、もう甘々大甘のご様子。

 

「何で、何で、何でなの〜」とうっかり歌ってしまいたいくらいです。

 

 

ついこないだ(これは大袈裟ではない)まで、なんでもかんでも「いやいや、それは首相関係ないでしょう」ということまで「アベ政治を許さない!」に繋げていた、同じ人達とは思えませぬ。

 

 

●「貧すれば鈍す」?

 

にしても、ここまで個人として批判されない首相も珍しい。

 

マスメディア、というか、そこに多くの広告を入れている企業にとって、岸田首相は、それほどまでに都合が良い人物なのでしょうか。

 

 

再生可能エネルギーとか、製薬とか、兵器とか、トイレとか、印刷とか、啓発セミナーとか、とかとか、とにかく、お金を使ってくれるなら何でも良いという・・・

 

“岸田さんを悪く言わない同盟”やら、“この際、岸田さんに首相をやらせておこう連合”やらがあるのではないか、と思ったりもします。

 

 

ま、これ以上は、陰謀論と言われかねないので、止めておきますが。

 

あー、いっそ、(ワタクシ自身は話半分ですが)ジャニーズ騒ぎが終わらないのも、重要なことから国民の「目を逸らす目的」説なんてのもありますね。

 

 

ともあれ、マスメディアがどんどん「鈍感」になるのは、(どっちにしても斜陽産業なんだし)もう仕方ないとして。

 

広く一般国民、というか、各々有権者として、そういう連中に引き摺られ、無関心どころか「政治的無気力」に陥ってしまってはイケないなと。

 

 

さて、またぞろ、衆議院解散が有るとか無いとか。

 

そんな中、岸田さんはもちろん、自民党政治家諸氏にも、どうせ選挙になれば「腐っても自民党」という選択肢しかないだろう、と高を括っている気配を濃厚に感じるのだけれども・・・

 

 

いやいや、腐ったら、それはやっぱり、ただの腐ったモノですから。

 

いっそ新鮮なモノを求めちゃうかもよ。アナタ達がそこまで無責任なら、こちらだって承知で(やけっぱちで)無責任になるかもよ。

 

 

とだけ言っておきます。

 

 

 

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百田新党、正式名称(「日本保守党」)発表だそうで。

 

ベストセラー作家で保守論客の百田尚樹氏と、ジャーナリストの有本香氏らが関わる保守新党の正式党名が「日本保守党」と13日、発表された。X(旧ツイッター)のフォロワー数が20万を突破したのを受けて百田氏が自身のユーチューブチャンネルで明らかにした。未明の生配信を多くの視聴者が見守り、SNSでもトレンド入りした。

 

 

 

世情は、それなりにどよめいているとは思うのだけれども・・・どうなんでしょう。

 

 

百田さん(や有本さん)は、確かに「オモシロイ」人だなあとは思うのだけれど、全ての選挙区に百田さんが立候補できるわけじゃないですし。

 

マスメディアにしても、ただ「言うだけさん」でいるうちは「保守担当」として、それなりに露出してくれてても、いざ、現実に政党として動くとなると、途端に報道しない自由を発揮、スルーし始めるという可能性が無いでもないですから。

 

 

党としての政策・理念もですが、それと同時に、実際、どういった候補者をどれくらい立てられるものなのか・・・今のところ、ワタクシの気分は「とりあえず、続報を待て」状態ですかね。