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化学物質過敏症/MCSの私の実践編
▶化学物質過敏症の診断合意事項と主な症状 ▶洗濯＆掃除 ▶食材選び＆料理 ▶スキンケア ▶運動＆入浴 ▶衣類＆靴の除染作業 ▶印刷物の除染作業 ▶日用品＆お手入れ ▶歯科治療 ▶ハーブ＆アロマ
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こんにちは＾＾
リノベーションした百有余年の蔵でレッスン
& SLOW LIVING の野崎ていこです。
化学物質過敏症の私が見つけた
人工香料”０”の暮らしスタイルを綴っています。
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アウトドアショップでの出来事
ー大岡山山頂からの眺めー
今年に入ってから、
体力をつけるため
ミニ登山を始めました＾＾
と言っても標高４００ｍ程度の
気軽に行ける山ばかりですが。
それでも道は、
積雪だったり、ぬかるみであったり
登山にはかわりありません。
そこで、
足元を保護するためのスパッツを
探しにアウトドアショップへ。
早速登山用のスパッツを見つけ試着していると、
「椅子をどうぞ。」と
店員さんに声を掛けられました。
いかにも
やりづらそうに見えたのでしょう。
でも
「柔軟剤のニオイが付くと
体調を崩すのでその椅子は使えないんです。」
と答えると、
不思議そうな顔をしていました。
眼の前にあった長椅子は布張りで、
座って試着すればたぶん楽。
ただ、
不特定多数の人が利用したその椅子には
柔軟剤の人工香料臭が
幾重にも染み付いているのは
往々にして想像ができます。
ほんの短い時間でも
座ろうものなら、
あっという間に人工香料臭が
付着してしまうでしょう。
そこでヘルプマークを提示しながら、
「化学物質過敏症/MCSで、
柔軟剤のニオイがする椅子には
座れないのです。
体調を崩すものですから。
お気遣いありがとうございます。」
とやんわりお断りしました。
ヘルプマークを見掛けたら
ー山形県が配布しているヘルプマークのチラシー
ヘルプマークを見掛けたら
「席をゆずる」という
文言が欠かれてあるポスターがあるけれど、
化学物質過敏症/MCSの場合は
必ずしも当てはまらず。
もしお願いするとしたら、
室内の換気を良くし、
人工香料臭のする人・物は、
数メートル距離を置いてくれると
有り難いです。
MCSが求めるのは、
不要な化学物質で汚染されていない
キレイな空気です。
とんでもない臭いが背中から
ある日のこと
新幹線を利用した夫の衣類の臭いを
チェックしてもらったら、
「わぁっ！何だこの臭いは！！」と
叫んでいました。
私ではなく夫が。
彼は化学物質過敏症ではないのですが、
それでも思わず顔をしかめてしまうほど
強烈な臭いだったのです。
恐らく、
不特定多数の人が利用している椅子は
どんどん人工香料臭が重ね付けされて、
ありとあらゆる臭いのミックス状態に
なっているのでしょう。
特に椅子と接着した部分、
背中から腰、大腿部背面に掛けて
強烈な臭いで、
その臭いを取り除くのに、
１～２週間も洗濯するはめに。
まるで寄生生物のような人工香料臭
ーかみのやま温泉の足湯ー
強烈なミックス人工香料臭は
接触した衣類に付着し、
またどこか接触した場所に
その臭いを残す。
まるで寄生生物のよう。
以前にはこんなことがありました。
上山の足湯に行った際、
腰を下ろす板の部分から
強烈な人工香料臭が
漂っている場面に遭遇。
「まさか、ここも！？」と。
たかがニオイと侮れない
人工香料臭。
様々な症状に悩まされる
化学物質過敏症発症者および予備軍は
年々その数を増し、
留まる気配はありません。
このまま国が問題を野放しにすれば、
- 発症年齢の低年齢化加速
- 発症により学校や職場へいけなくなり、学力低下と労働力低下を招く。
- 健康・失業保険増大
- 消費の減退加速
すべてのカードに
大きな影響を及ぼすことになるでしょう。
できれば当たってほしくない
未来予想図です。
すでに人口の７．５％は化学物質過敏症
ーKITTEから見た東京駅ー
環境省が２７年度にまとめた調査では、
すでに人口の約７．５％が
化学物質過敏症である
としています。
日本の人口は、約１億２，６３３万人。
そこから計算すると
およそ９,４７０,００0という数字が
導き出されます。
ざっくり見積もって１,００0万近くの人は、
私のように、椅子をススメられても
気軽に腰を掛けることができないのです！
でもこれはほんの氷山の一角で、
受診できずにいる人、
病名がわからずにいる人の方が
実は多いのかもしれません。
このドキュメンタリーに登場する方のように。
ー動画：カナリアからのメッセージー
ところで
そこに置かれている椅子は、
安心して座れる椅子？
それとも
１,００0万人が慄く恐怖の椅子？
もし柔軟剤のニオイが付いていたら
その臭いは恐らくもう取れないでしょう。
臭いを消したいのなら、
処分したほうが
確実に臭いと決別できます。
消臭剤は
使わないほうがよいです！
決して！！
単に
化学物質の重ね付けになるだけで、
問題解決には至りません。
安心して座れる椅子を
ー& SLOW LIVINGで採用したのは、ニオイ移りしにくいスチール製の椅子ー
椅子は、
デザインや座り心地も大切だけど、
こうなるとニオイ移りしないことも
重要なポイントになります。
本当に小さな取り組みですが、
ラボに置いておく椅子は、
すべてスチール製にしました。
ニオイが付きにくく
落としやすいからです。
利用後は、徹底的に水拭きをして
ニオイを残さないようにしています。
化学物質過敏症/MCS対応ラボとして
お越しいただく方に、
安心して座ってもらいたいと思って。
この場所には
【恐怖の椅子】はありません。
東北初 化学物質過敏症/MCS対応 ハーブ・アロマ・フォト教室
HP https://www.andslowliving.com/
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化学物質・電磁波過敏症
山形市
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