高校生を単身短期留学に行かせた感想は…。 | 傍流の子育て<アメリカ大学留学編>

傍流の子育て<アメリカ大学留学編>

中学受験期からブログ開設、2025年都内私立中高一貫校を卒業。8月からは米国大学へ進学。
純ジャパ(日本生まれ日本育ち、海外経験ゼロ)息子の挑戦の軌跡と、知識ゼロから始めた親の受験情報収集のあれこれを綴ります。

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2024年8月22日(木)  晴れ

 

 

高3の夏、息子は初めての短期留学を経験しました。

アメリカの大学の単位が取得できる、高校生向けの入寮必須のプログラムです。

 

結論は、行かせてみて本当に良かったです。

 

アメリカのお高い学費に加え、生活費や渡航費、

追い打ちをかけるように訪れた円安の波…

たった4週間の滞在は、私立高校一年分の学費を軽く超えましたガーン

 

それでもお値段以上の価値があったことを、帰国した息子の変化を見て感じられます。

 

 

実は、長期留学経験者の私にとって、

短期留学には良いイメージがなく「必要ないじゃん派」でした。

 

 

数週間程度では、現地での生活に慣れるだけで精いっぱい、

終始お客様状態で、観光旅行が少しアカデミックになった程度じゃないかと

期待値は決して高いものではありませんでした。

 

今回息子を行かせてみて、私の推測は、まったく的外れなものでした。

 

 

今は、インターネットで授業の様子やフィードバックを確認できるので、

離れた土地へ子どもを送り出す親にとっても、便利で安心な世の中になりましたね。

 

息子は高2高3向けのプログラムへ参加し、

授業内容は「本当に」大学学部相当のものでした。

アメリカの大学の授業の進め方や課題の量、

また興味のある学問を探究する勉強とはどういうものかをイメージできたと話していました。

 

 

帰国生でもなく留学経験もない息子の英語力はそれほど優秀なものではありませんが、

 

先生のレクチャーを聞き取ること、

課題のテキストを読むこと、

宿題のエッセイを仕上げること、

授業での発言やプレゼン、またグループワークで自分の意見をシェアすること、

 

つまり、勉強面での英語で聞く・読む・書く・話す点において、

苦労は全くなかったとのことです。

 

一方でカフェテリアや寮での、

複数のアメリカ人高校生たちが話している内容に入り、

会話に応答するのは難しかったとのこと。

 

当然スラングや高校生らしい独特の言い回しが含まれていることもあるのでしょうが、

これは、英語力の問題と言うより文化の違い、

会話の背景にある共通認識のような、現地での流行や社会情勢を知っていないと

フリートークの全容は把握しきれないものなので、

アメリカで暮らしたことのない息子には、このあたりが難しかったようです。

 

 

それでも、留学生ハンデを乗り越え、現地での友だちが何人かできたようで

その中で、お金持ち!?なのか地元の子なのか?

親に頼んでUber(個人タクシー)を手配してくれて、

週末には有名な観光地へグループで遊びに行ったそうです。

 

寮の門限は23時で(これも随分と遅い!)

キャンパスライフに慣れてきたら、

これまたグループでレンタサイクルを借りて

キャンパス周辺の街へ買い物に行ったり散策をしたりして、

唯一許された自由時間を大いに楽しんだようです。

こういう遊びができるのは、男の子ならではですよね。

キャンパス周辺の治安は悪くはないとは言え、女子にはできない時間の過ごし方です。

 

 

本人は、4週間程度ではたいして英語力は向上していないと思うと言っていました。

 

しかし、英語力向上以上にディープな人生経験ができたのではないでしょうか。

 

息子の顔つきや話す内容に、その成長がみて取れました。

 

現地高校生向けのサマースクール、純ジャパ高校生にも超お勧めです!

 

「留学経験がないから…。」

「語学力はそこまでないから…。」

「親が英語を分からないから…。」

 

帰国生でもなく中学からの英語学習者にとって、

初めての短期留学は、語学学習目的がその候補になるかと思いますが、

せっかく行くなら完全アウェイの学び場を経験してみるのも悪くはないと思いました。

 

我が家は個人手配で参加しましたが、

応募をサポートしてくれる留学エージェントもあり、

また空港とキャンパスとを送り迎えしてくれる現地日本人対応のサービスもありました。

 

 

秋から冬にかけて、来年のサマースクールの概要が大学のホームページに掲載されます。

来年の夏休みの過ごし方に短期留学をお考えの方は、

ぜひ現地高校生向けの大学プログラムにも注目してみてください!