Happy Dance ☆ Enjoy Dancing ♪
Part.3 競技ダンス:日本選手の海外での評価 から 続いておりますが、
先ほど 「24時間テレビ」情報を挟んでおきました 楽しみやね
さて、本題
日本選手の評価下落の要因 ① は きのう書いた通り
毛塚鉄雄&山本千恵子組 の 言葉にあったように
今の日本選手の在り方に 少しばかり勘違いが生じてしまった事
もう一度見ていただきましょう
ブラックプールの出場推移を見ていただければ分かる通り
ある時期を境に ドッ!と 増えているが分かります
中でも目立っているのが日本選手の増加
多い時には約半数が 少なくとも3分の1以上が日本選手だ
これが後に 日本が自分自身で首を絞める格好になったのも
今にして思えば とても痛いっ
日本選手の評価下落の要因 ②
その背景に何があったのか
何が日本選手を勘違いさせてしまったのか
こちらにも書いた事がありました
2年前に書いたものですが
この時は私もまだ 日本選手への海外の評価 について 勘違いしたままでした
山本嘉洋&英美組 の 言葉、、
某番組で語った、、、確かこうだったような???
「国内での評価を高めるために 先ずは海外で成績をあげ、、、」
国内での評価を高める為に先ずは、海外で成績を収め 凱旋するというもの
当時、何かの海外試合で好成績をあげ、
ダンス誌に 大きく取り上げられた事を聞いた事があります
山本組のこの戦略
思い描いたようにピタリとハマり
その後 団体内でトップに立ち
やがて 統一チャンピオン にまで登り詰めた
それも4連覇
「東洋の真珠」と呼ばれた英美さん
バレェで培った柔軟性を存分に発揮したルーティンは
フロアで大きく目立った事もあるのでしょう
ひとくちメモ
当時これに関して 国内では論争があったと聞きます
国内審査員の中には
「そんなものはダンスじゃない」といった言葉が聞かれたそうだ
ラテンではいろんなバリエーションがあって
選手独自のルーティンが多用される中、
それを審査員が言うのは少し軽率な気がした、、、どうだったんだろね
山本組が こういった海外戦略を掲げた事は
他日本選手にもウイルスの如く瞬く間に浸透し
ブラックプール出場数推移 につながった、、、かも
他の選手にも朗報というか 勘違いの始まりというか
か、どうかはともかく そういう風潮が湧き起ったのが数字に表れております
別の理由もあったかもしれませんが、
それまでの ブラックプールは トップ選手だけが出るモノ
ある程度の成績を残している選手でもライジングスター戦で力を試す
と、いった考え方が浸透していたようですが
分からなくもないですよね 早く上に上がりたい気持ちは誰しも同じ
とにかく 日本選手の 猫も杓子も英国詣で が始まったのでした
ただ、世の中そうそう甘いものではなく
出場のついでに 海外ジャッジのレクチャーを受ける
或いは 海外ジャッジのレクチャーを受けるついでに出場するといったものは
きのう書いた通り 毛塚&山本 両先生がおっしゃっていたように
「覚悟というものが見えない」風に感じられたのは当然かもしれません
また、コーチする側から見ても
そのような行動は 荒唐無稽・奇異に映ってしまったようです
どこかで読んだか聞いたか
その情景が書かれたものが あったのですが
、、、結局探せませんでした
なので、頼りない記憶を元に かいつまんで書いておきます
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急にいきなり見た事も無い選手が大挙押し寄せて驚いた
日本からの選手がその年を境に多くなり、
試合そのものが世界規模の大会になった気がした
日本がそれほどダンスが盛んだとは思ってもいなかった
さらに驚いたのは
彼らは「英国の技術を学びたい」との事であったが
私の目には不思議な感じだった
今まで出場していた選手はそれなりにトップを争えるほどであり
足りなくても、教える事で補えるものがあった
ところが、その年からは
既に習ってきているであろう事を繰り返し教えるしかなかった
それぐらい基礎的な部分が欠如していた・・・・・
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とにかく 今まで日本のトップばかり 教えていたものが
下位クラスの選手が 教えてくれと来るワケですから
小学生が 「微分積分おせ~てくれ」と言ってるような感覚だったとか
それからというもの、、、書き方が悪くて申し訳ないのですが、、、
とにかく たくさんの選手が渡英・受講するようになってウハウハだったとか
言い方を変えれば 「放っておいても来てくれるカモ」のように
そして、それを実践した選手の中には
「ほぼ日本で習ってきたのと同じじゃん」、と思ったかどうかは知りませんが、、
海外コーチからは
「そこは違う」「全く出来てない」「ちゃんと睡眠はとれてるのか?」
と、ののしられながらも
「じゃ、それが出来たらチェックをくれるんだね?」
と、淡い期待を寄せながら、、、
前回記事の 毛塚鉄雄&山本千恵子組 のように
長期にわたる留学でコーチとの人間関係を構築してこそ
本物のレクチャーを受けられるという部分が欠如していたのかもしれません
一朝一夕には いかないぐらい 難しい ペアダンス
なのに分かっていても 特効薬を求めるのは 人間の性みたいなものでしょう
ただ、こういった一連の流れの中で
一次予選、二次予選に JAPAN の文字が並び立つにつれ
やがて 、私たちファンが目に見える部分だけがクローズアップされ、、、
ジャッジの中にも
「日本人だから これぐらいでイイよね」
上記の流れで言うと必然だったのかもしれません
こうした流れは 国内ダンスファンにも 浸透していくのでありました
日本選手の評価下落の要因 ③
これに関しては あまり詳しく書きませんが
2000年初頭に起こった ある出来事が
国内の ダンススタイル評価を制限してしまった事
特にスタンダードに於けるジャッジの評価が進化を妨げる要因になった
これはある意味事故だね
次回は 本当に日本の技術が世界に比べて劣っているのか
と、いう部分について検証してみたいと思います
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