ブレーン1月号に「ウズベキスタン日記」
ブレーン1月号のエディターズブックセレクトで「ウズベキスタン日記」を取り上げていただきました!めちゃくちゃ嬉しいです!「ウズベキスタン日記」はお近くの書店かコチラから☞ Blood Tube Store
ケバブ
最近お気に入りのケバブ屋さんへ行くと、近々国へ帰らなければならなくなったとポツリと彼は言った。気に入ったばかりのお店だったのでちょっと残念だった。何で帰るのかとできるだけさりげなく聞くと、思っていたより彼はまだ若く、20歳だったので兵役の義務がきて徴兵されてしまったと。そして彼は、同じ宗教の人間同士が戦うのは抵抗があると言った。ニュースで世界中の人がご承知の通り、争いは激化してきている。情勢が不安定でなかなか旅で行けない国が増えてきている。世界中の人がそれぞれの違いを認めあう時がくればいいのにと思う。彼のケバブはとても美味しい。帰る前にまた来ると伝えて店を出たが、彼はもう国へ帰ってしまっただろうか。
トランジスタ・プレス
この間、トランジスタ・プレスの佐藤さんのトークショーを聞くことが出来てむくむくチカラがわいた。佐藤さんは一人で出版社(者)をやってるのだ。まだ出版社を始めたばかりの私たちは、先輩の言葉に感動しながら話を聞いていた。自分が作りたいものを作るという素直な動機でいいのだ。そして本を作るのを辞める時は、鏡で自分の目が見れなくなった時だ、と。去年、多摩美のゼミで聞いた、あのザワザワした気持ちがまた振り返してきた。最前線と若者がリンクした瞬間だ。そう、多摩美の若者たちの熱から、リトルプレスを立ち上げ、自分たちの本を作ろうと思ったのがきっかけだった。佐藤さんは、本棚のテキスタイルを使った服を着こなして、謙虚で素敵な人だった。
鴉よ、おれたちは弾丸をこめる
久しぶりのさいたまゴールドシアター作品。しかも平均年齢75歳の演劇を観るにはぴったりの巣鴨での公演。ストーリーは、老婆の法廷占拠という超パンク。元は1971年の芝居は本物の老婆たちが演じることによって、リアルに頭の中に飛び込んでくる。最初、近未来の話だと思ったくらい、いつの時代に上演しても普遍的なシナリオだった。裏を返せば、社会は成熟してよくなるどころか、何も変わっていないということだけはわかる。女たちが長年にわたり溜め込んできた、男たちが作ってきた社会、システムへの積年の怒りがひしひしと伝わってきたのだった。建築的な作りも似ているが、法廷は子宮ということだったのだろうか…。とにかく蜷川さんの演出はすばらしかった。
インターステラー
インターステラーを観てきました。SFが大好きなのでたまらない話でした。5次元やワームホール、そしてブラックホールの映像表現は、そう表現するのか!とうなりました。そして往年のSF作品へのオマージュともいえる箇所が多々観られます。SFファンはコンタクト、幼年期の終わり、2001年宇宙の旅から始まって、トップをねらえ、藤子不二雄のSF、手塚治虫のSF、漂流教室、ボルヘスの伝奇集、はてしない物語、浦島太郎、眠り姫などなど…さまざまなカケラを感じ取ることでしょう。最初の頃の好きなシーンで、娘のことで父親が学校に呼び出された時の理由にはニヤリとさせられます。このエピソードからも伺えますが、先へ進もうとするチカラが人間には必要で、それがなくなった時人類の最後なのだと思いました。












