たくさんのお母さんの子育てを見ていると、
おそらく「自立」のつもりで育てようとしているだけど、
どうも「独立」と勘違いして育ててるように思えることがよくあります。
「自立」とは、「自ら立つ」こと、
つまりは
「自分で(生きたいので)生きる」
「自分で(やりたいので)やる」
ことです。
一方「独立」とは、
「独りで立つ」こと、
つまりは『自分一人っきりでやれる』ということです。
自立、というのは、
自分がやりたいなら、人に頼ってぜんぜんOK。
(理論上は)他人に依存してもぜんぜんOK。
重要なのは
「自主性/自発性」があるか、
ということです。
ここから転じて、
「もし誰も手伝ってくれないときは、(自分がやりたいんだから)ひとりでもやる」
ということなので、
結局は他人に依存することには決してならないのですが、
別に「独りでなんでもやれる」必要は全くありません。
一方、独立は、
独りで立たないといけないので、
なんでも自分でやれなければいけませんが、
その「やること」が自分がやりたいことじゃなくても構いません。
多少正確さを欠くか、と思いますが、
「自立」の反対語は「依存/隷従」でしょう。
他人に言われること/指示されることをやるようになること。
他人に判断を仰ぐこと。
自分で物事を判断したり、決めることができない。
自分から考えて動くことができない。
そういう人は、たとえ「なんでもできる人」であっても、自立はしていないのです。
近年の日本人の多くは、
自立と独立を履き違えて育てられた人が多いのではないでしょうか?
子育てシーンで、
こどもが「やりたい」と思っていることを、
まず「第一に優先」して育てている姿をみることは、
あまりありません。
一方、
「自分でやりなさい!」と
「独立力」を育てている一方で、
ようするに親が子どもに指示を出し、やりたいことを抑えて「やらせている」ということで、
「自立心」の方を奪っている、というところが、
なんとなーーーく多くかいまみられる気がします。
人に頼る、
甘えられる、
他人にやってもらう、
自分にとっては必要ないと思うことはやらない、
・・・それは全部「自分がやりたいこと」のためには役立つことで、
決して「ダメなこと」ではありません。
親は子を甘やかすのは悪いことではありません。
・・・ただし、「自立心」を奪わなければ、です。
「親が助けてられないなら、他の方法でなんとかやる!!」
と思うのが「自立した子」であって、
「親の助けを受けない」のが自立した子ではありません。
生きたい、自分にはやりたいことがある。
それをなんとしてでも(どんな手段を使ってでも)やってやるんだ!
というのが自立心です。
親の助けは「手段の一つ」。使えるなら使うに越したことはありません。
だってその子が持っている「リソース」なのですから。
「いや、親の助けなんか借りない!」
というのは「独立心」。
「自分で独りでも生きていけるようになるんだ」
って、
なんかかっこいいようにも思いますが、
実はなんか「スケールが小さい」ですね。
「もっとやりたいことないの?」って思う。
自立心をを育てるために一番大事なこと。
それは、こどものやりたいこと、
「どうやったらやれると思う?」
が一番大事な声掛けではないかとおもいます。
子どもが「パパにやってもらう!」と答えた時に、
「なるほど、よく考えたね!」と第一声で褒められる親になりたいものです。
・・・「でもパパにはできないよ。」とは言ってもいいですよ、ちなみに。。。