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本・漫画・映画のレビューブログ。
本は月に10冊ほど、漫画は随時、
映画はWOWOWとTSUTAYAのお気持ち次第(笑)

バガボンド(5)(モーニングKC)/井上 雄彦
¥550
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ひゃー。
なんてインパクトある表紙!
怖いなあ。
怖いって思える画力が凄いなぁ。

いよいよ槍の天才胤舜VS武蔵!
次々と剛腕と、しかも、腕の差も気にせず突っ込んでいく武蔵がカッコいい!

まずは何の考えもなくただ乗り込み、とりあえず相手をしろ、と。
並みの修行者など簡単に返り討ちにしてしまう阿厳を軽く倒してしまう。
さすが武蔵。
そこまでの腕はある。

その大騒ぎを聞きつけて出てきたのは胤舜。
なーんとなくこの人の顔怖い。
なーんか、不気味な感じ。
なーんとなーく、エネルに似てね!?
ね、似てね!???
エネル嫌いだからこのひとやなんだよ、きっと!
今ワンピース再放送で見てるけど、空島編でエネル出てきてやだもん!
あの顔とか筋肉とか、最強ゆえの余裕とか!

胤舜もそんな感じ。
きっと、今まで負けたことないんだろうなー。
己の強さを脅かされたことないんだろうなー。
自分が強くて当たり前の余裕、戦いの不気味さ。
武蔵は次々と打ちこまれてしまい、段々と恐怖を覚える。

このあたりが、沢庵さんや、畑のじっちゃんの言ってたことなんだろうなぁ。
恐怖。
武蔵の弱さ。
腕の弱さというか、心の問題。

先を布で包んだ棒とは言え、
恐怖に打ち勝とうとする武蔵の気迫が、命の勝負にのみ込んでいく。

それを悟った胤舜は、獣をさばく狩人みたいに、
「命を教えてくれてありがとう」
と、殺す気で行く。

手も足も出ない武蔵は…


うううっ、どきどきするねっ、これは!!
祇園もなぜかいるし、どきどきする巻だよっ。
バガボンド(4)(モーニングKC)/井上 雄彦
¥550
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燃える道場より、血だらけになって抜け出す武蔵。
カラーで描かれる巻頭は迫力。
その道の先におつうがいた…



のは、武蔵の夢想で、実際は又八が助けたらしいけど。
おつうの姿を幻影で見てしまうほど、気になっている武蔵。
ああ、武蔵にも青春が…
良かった、人の子だった、と思っても、
天下無双を目指す武蔵はその思いが何かも確かめず、打ち消そうとするばかり。
おつうが好きならそれでいいじゃない!
沢庵さんに聞けば済む話じゃない!
もしも、武蔵にたくさんの女の人と知り合う機会があっても、
おつうが最上だと思うなあ。
昔を知ってて、恐れないでくれていて、しかも武しゃんのこと好きなんだもん。

沢庵さんは久々に会ったら熊になってびっくりしたw
でもこの方が好きー。
まさかここで沢庵さんに出会うとはね。
気持ちを救ってくれた心の師ともいえる沢庵さんと話せて、
武蔵は次は京へ向かうとする。
「お前は弱い」
との、納得できない指摘を受けながら。

ここで城太郎登場。
店を追い出され、押しかけ弟子にされてしまった子だけど、
武蔵野獣だからこういう子が必要かもね。
女の人がだめなら、こどもが、武蔵を人の道に引っ張ってくれるじゃん。
あと世話とか。

京の宝蔵院につくと、広い境内には、畑を耕す老人が。
ものすごい殺気を感じて身構えるが、
老人には、それは己の殺気だ、不細工な殺気だ、といわれてしまう。
これ、沢庵さんの言葉と繋がってるんだけど、武蔵には分からない。

いよいよ宝蔵院編だ。
槍と刀の試合。
どうなるのかな?
武蔵がおつうへの気持ちにもやもやしたり、
城太郎がくっついてきたり、
殺伐としてるだけじゃない、読みやすくなってきた。
バガボンド(3)(モーニングKC)/井上 雄彦
¥550
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これって長いでしょ?
サリオはたぶん、若いころの武蔵が好きだ。
どんどん年を取っていくのが悲しいなぁ。
だから、たぶん今読んでいるあたりがとても面白いと思うの。

2巻から4年後。
流浪の剣士として、京都へ到着した武蔵。
沢庵和尚に諭されたおかげで、すぐに命をかける危うさは消え、
しっかりとした信念を持って強さを求道する。

とはいえ、自分の強さがどれくらいかよく分かってない、
うえ、自負心が異様に強いので、
京でもその強さを謳われる吉岡道場へ乗り込む。

サリオはこの時点でおつうの行方が気になってしかたないw
せっかく、武蔵と楽しい二人旅と思い込んでいたのに、
いきなり京都で武蔵ひとりなんだもん。
前髪もなくなっててなんか悲しい・・・
前髪ある方がカッコよくて好きだなぁ。
オールバックもカッコいいけどさ。
なんか一気に大人になっちゃった感じで。

まぁそれはいいんだけど、吉岡道場がまた強くて。
それぞれ個性があっていいよね。
なんとなく、無限の住人の加賀の道場思い出す。
あそこ全滅だったけど、キャラ好きだったなぁ。

最強の清十郎さまは女みたいな格好、小さな体、女郎と遊び呆けてるけど、
レベル違いに強い。
その兄に強い反抗心を抱く弟は巨男で、むさいけど、信念がしっかりしてる。
そして、弟子たちも。

そのまんま乗り込んでいく武蔵の無法さがかっこいいー!!!

下っ端はかるーくなぎ倒し、
だんだん強くなってくる相手にも、無心に自分の強さを試してて。

純粋だよね。
純粋好きなサリオには清々しくて気持ち良いです。

それに比べて又八の情けなさ!!!
なんなの!?
その若さでなにやってるのこの男はー
せめて朱美くらい、普通の生活させてやればいいのに。
朱美なんとなく好きだから可哀想。
清十郎さまとうまくいけばいいなあ。


まー、そんなどうでもいい又八のその後も描きつつ
(正直フェードアウトしたと思ってた)
武蔵の快進撃は、
伝七郎との戦いへ。
こんな巨躯と戦えるのかな、
常に木刀の武蔵は大丈夫かな、とハラハラ。
でもいい戦いっぷりでした。

んで、清十郎さま登場。
最強すぎ。
相手にもされないで、武蔵は結果的に退散することに。
ある意味又八に救われたんだけど、何やってんだか、又八…

武蔵の成長がこれからも楽しみ!
それと、人との関わりが。

んでもこうしてみると、無限の住人のバトルシーンのカッコよさは異常。

君に届け 7 (マーガレットコミックス)/椎名 軽穂
¥410
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うふふふ…
この巻は好きだ…
ちづの恋編ももちろん好きだけど、
やっぱ爽たんと風早は気になるよね!!

お互いの気持ちを知ってるのはあやねだけ。
なんとなく面白そうだからのっちゃうちづと画策。
年越しのお参りデート大作戦!!!

いつものグループでお参り行くよ!
きゃー、いいんですか?いいんですか?

と思わせておき、爽たんの家へ押し入り、おめかし、おめかし。
爽たん髪しばれば良かったんだよ!!
すげー可愛いじゃん!!!

お化粧もして、可愛くしてもらって、いざ待ち合わせ場所へ。
ここであやねとちづ離脱。

わけのわからないまま行くと、風早が!
二人きりでお参りをすることに…♪

照れて歩く二人だけど、だんだん距離が縮まっていくのが愛らしい~~
きゅーんとする!

一緒に甘酒飲んだり、
想像以上の爽たんの可愛らしさにどぎまぎする風早だったり、
一緒におみくじ引いたりとかー
やー、爽やか!
きゅんする!!!

それを物陰で見守るあやね&ちづ、巻き添えの龍…
龍…毎年恒例のちづとの年越しデートだったのに(笑)

ふたりのデートを守るため、身を呈してジョーを止めるあやねが笑ったw
はじめ「矢野さん」だったのに、帰りは「あやね」になってるジョーとかw

ナンパにあってるあやねを助けるピンとかもおかしかったなぁ。
この二人うまくいっちゃうんじゃないのー?
あやねって大人っぽいし、ピンはこどもだしさ。

後半はバレンタイン!

なのにもどかしい~~~~~!!!
爽たん早く渡して~~~~~
風早待ってるのに~~~~
って思うのに。

ここでまさかのくるみの邪魔。
くるみ…
戦線離脱したと思っていたのに!!

爽たんはチョコ渡せるの?渡せないの!??

次がきになる~~~~
逆境ナイン かけがえのない通常版 [DVD]/玉山鉄二,堀北真希,田中直樹
¥5,040
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しまった…
借りてから気付いた。
サリオこれ見たわ…
しかもつまらなかった…

つまらなかったから全く記憶に残ってなかったんだな!
見たの地獄甲子園と思ってたわ。
あれ?あれも見たんだっけ。
もう記憶がガクリ


島本和彦さまの原作を映画化したもの。
島本さんは好きだ。
燃えよペン、吼えよペン、アオイホノオしか読んでないけど、
昔風絵柄を逆に武器にして、めちゃめちゃアツいんだけど、わりとてけとな、
名言続発の自伝的漫画を描いていらっさる!
好きなのは「吼えよ!~」の

『あえて寝る』

とかだな。
修羅場の時に。
アツすぎる。
(笑)

そんな原作だから、これは期待するよね。
玉山鉄二だし、堀北真希だし。

でもさー、これ、オーバーアクションが痛いんだよ!
丁寧にオーバーアクションしちゃうから、見てて苦しい。
あり得ない演技にしか見えない。
いっそのこと、CG使いまくりのアメコミ風にして、画面全体を大げさにしたら良かったのに。
なんか、どこかに素の心が残ってて邪魔をしてる感じ。

仮面ライダーのおじさんが校長とか、なんかもう、その時点でだめだと思った…
竹中直人よりはいいけど(笑)

でも、原作面白いから、
こういうものだと思ってみればそれなりには面白い。
特に、榊原豪(なんと、ココリコ田中!)が出てきてからがおかしい。
名言続出!

それはそれ、これはこれ

だの、

恋に恋して恋気分

だの。
それを、歴史の名言のごとく言い放つのが可笑しすぎる。
しかも榊原監督、名言吐く以外何もやってないしね!
初めて見た時、田中な時点で萎えたけど、
他の映画でも頑張ってる田中を知ってから、なんか受け入れられた。

後半とかふつうに面白く見ちゃったよ。
マネージャーに勝手に片思いして、ひとり浮かれてる不屈(玉山)とか、
ようやく現場に復帰したものの、ナインが再起不能に陥って、
孤軍奮闘せざるを得ない不屈とか。

透明ランナー制って!!(笑)

いやいや。
ピッチャーを故意に狙えるバッター時点でおかしいからね。
突っ込むまい。

何も考えなければ結構おもろい作品かもしんない。


関係ないけど、一番好きだったのは、
不屈が片思いのマネージャーをジャスコに誘うとこ。

「行きたくありませんー」
「なぜぇっ!」

のセリフがなんか妙にツボった。
言い方だろか。

鬼宿の庭 1/佐野 未央子
¥800
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ぐわああっ!
またも画像がないっ!
女性らしい綺麗な絵なのに…
てけとに検索してみてください…

百鬼夜行抄 とか、梨木香歩家守綺譚 、みたいな雰囲気。
明治、大正くらいが舞台で、袴の絵師見習いと、
精霊の姫様の恋物語。

とにかく絵が綺麗で丁寧。
でも好みじゃないの…
レディースコミックの絵というか、(まずレディース読んだことないが)そんな感じ。
丁寧過ぎてもいけないこともあるんだね…と思った。
百鬼夜行抄なんて時々キャラの顔の区別付かないのに(笑)、
ものすごく雰囲気があるもん。
なんだろう、丁寧さ以外にも、雰囲気出す要因てあるんだよね、きっと。

ストーリーはとてもきれいで、
美形で、病弱な、絵師として今一歩力不足を感じている可風が、
ふとしたことから精霊の姫たまゆら姫に出会い、恋を知り、絵の腕をあげていく話。
はんなりとした、時代物の不思議な話。
…なんだけども。

たまゆら姫が、ギャグちっくな小さい姿でいたり、
省江根だの、文字化けだの、現代風の言葉が入ってきて、
ユニークさを出してしまうところが、雰囲気を崩壊させてしまっていてもったいない…
読みやすさ、取っつきやすさなのかもしれないけど、
せっかく、花が人の形を取る美しい庭と美しい姫、絵師さんという設定なんだから。
もっと、しっとりと、家守綺譚みたいな雰囲気で統一させてほしかったなぁ。

そういう、勿体ないところはある。
これが文学作品だったら、さぞ綺麗な幻想譚に仕上がっていただろうなぁ、とも思う。
でも、少女漫画風漫画なんだよねぇ。

可風が鬼宿の庭に案内されていくところ
(庭からだったり、船だったり、ヒョウタンの中から(!)だったり)や、
庭の様子がとても幻想的で綺麗。
黒い、鳥居のような門、蓮池、古い日本家屋。
それぞれの時代の姫の姿をした花たち。

奔放で可愛らしい姫様。
宙を舞う絵たち。

可風とたまゆら姫がお互いの恋を自覚してから、面白くなってきた。
願わくば、幻想譚的雰囲気を絶対失わずに続けてほしいなぁ…

でも正直な話、これ読んで思ったのは、
家守綺譚めちゃめちゃ面白かったな…



君に届け 6 (マーガレットコミックス)/椎名 軽穂
¥410
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え”え”え”え”え”え”え”!!!


龍にライバル出現!
それはお兄ちゃんだった!

とか思ってたら、あっさり、

ちづの好きな人出現!
でも結婚報告だった!

だった!!
びびった!!!
えええ!!!
ちづの想いは届かないってか、彼女通り越して結婚じゃあ、なんかもう意味分からん。
高校生じゃ、余計実感わかないよねぇ。

何事もなかったように振る舞うちづと、あわあわするあやねと爽子。
「町で噂の天狗の子」だと、即効女子会で慰めまくってたけど、
あやねとちづは何も言えない。
本人が、いつもどおりに振る舞ってちゃ、何も言えないよねぇ…
変になぐさめられないし。
あわあわしてるふたりに、逆に強い友情感じていい。
さらっと現れ、さらっとアドバイスしていく風早がだんだん神に思えてきた(笑)


ようやく、感情を表に出せて、大泣きできたときはほっとしたよ。
ちづはやっぱりそうでなくっちゃ。
意味が分かんないよね。
辛いよね。

ここで龍が一計。

兄ちゃんを呼ぶ。

兄ちゃんはちづと会う。
それで色んな昔の話をする。
ちづの気持ち知ってて、整理できる機会をあげたんだろうな。
わけのわからないままじゃあ、大切な妹が可哀想だもん。
兄ちゃんはなんか、モテてたらしいし、こなれてるよね…

ちづが
「好きだよ」
っていって
「おれも好きだよ」
って返すのが良かった。
恋人じゃないけど、兄ちゃんの人生で大切な存在には変わりないんだね。
ちづも、恋人にはなれなかったけど、大切な人には変わりないし。

龍はここまで読んでたのかな?
いつも寝てるわりに、ちづのことに関しては、本当によく考えて動いてくれるよね。

実際しゃべる時はストレートすぎて下手だけど。
「こうなって良かったと思ってる」って!
ある意味告白みたいなもんだけど、全く気付かないちづもちづw


クリスマスの話も良かったなぁ。
爽子にとってパパママめっちゃ大切なんだろうね。
お友達がいなかったから、その分、愛情注いでもらったんだろうなぁ。
楽しみにしてる父親にどうしてもいい出せなくて、クリスマス会を諦める爽子。
それでも、風早に、「渡せなくてもいいから」とプレゼントを用意する爽子。

本当はそんなに縛られてないのに、
自分で自分を制限しちゃう爽ちゃんがありそうでもどかしい。

クリスマス会、ちづとあやねのナイスコールで、参加できた時は良かったなぁ。
風早もコールして、ようやく、爽子が参加できるようになって。
パパママも慌てて送り出してくれて。
ママが異様に理解あるのもいいよねw

で、風早だけにうまくあえて、プレゼント交換も出来てしまう。
パパのナイスセレクトで、はじめてのケータイ、はじめての番号交換。
うう、きゅーんとする。

いい話だった…
次巻も楽しみだ…
爽たんと風早は、龍とちづはどーなるのだろう!
あやねにいいひとはあらわれるのか?!
うっかりピンだったらどうしようと思ってるw
http://www.parco-play.com/web/play/inju/

宮藤勘九郎作
ねずみの三銃士(生瀬勝久・古田新太・池田成志)
三田佳子主演

「印獣」

とある大女優(三田)に拉致された3人の作家(ねずみの三銃士)が命令されたのは、
彼女の自伝を書くことだった!
うまく完成させれば、印税をくれるという。
無理やり拉致監禁された3人は抵抗するも、
やがて女優の半生を知っていくこととなり…


はじめに言おう。

寝ながら見てた。

酷い時は、漫画読みながら声だけ聞いてた。
だから、イマイチ、話の重要な部分を分かってなかったりするんだけど…
面白い方の劇だと思う。
三田さんのはっちゃけぷり(ラップだの、小島よしおだの)は思わず吹いてしまうし、
コネタ満載だし。

導入部分はむちゃくちゃだけど笑えるんだよねー
作家っていっても、絵本作家(池田)に風俗ルポライター(古田)にケータイ作家(生瀬)だし。
それで、全く聞いたこともない女優の自伝書けっていわれてもねぇ。
洒落だと思って逃げ出そうとしても、
監禁されてしまって、ちょっと異様な雰囲気を感じ取り、仕方なく書き始める。

でも、いつしか、それぞれが自分の半生を書いていて。

だんだん、話が怪しくなる。

マネージャー的立場で作家たちを連れてきた男(岡田義徳)はクレージーだし、
死体は見つけてしまうし。

それでも書きすすめていくうちに、女優の正体が明かされ始め、
話は急速に展開していく…

最後が怖い&意味不明だった。

3人の作家が、女優の人生になんらかの形でかかわっていたこと、
女優が、それを目指した純粋な気持ちとは裏腹に社会の荒波にもまれて転落していったこと。
そこは分かった。
岡田がちょっとおかしくなってたのは、女優に娘を誘拐されてたからだし、
女優は、こんな事態になっても大女優になる夢を諦めきれずに半ば可笑しくなってるし。
絵本作家とかはすごく的を射たことをいうんだけど。

岡田が最後女優を殺しちゃうのは怖いけど理解できる。
ずっと虐げられてたから復讐したんだよね。

でも、ケータイ作家が、作品を終結させようと逃げ出さず、
しまいには岡田を殺しちゃうくだりが理解できん。
作品を完成させようとしたのは、作家として未熟で、しっかりした本を出せないから、
そこに少し狂気があって、
この本を完成させて、きちんとした作家になるんだ、って気持ちがあったんだろうと思う。

でもなんで岡田殺しちゃうんだ?
本書く邪魔するから?

ホラーと銘打つだけあって、
どろどろと後味の悪い感じでした。

でも松尾スズキ作の大人計画に比べれば、全然笑って見れる。

あ、そーいえばサっちゃんの明日も見てたじゃん、サリオ。
ツクヨミさん、これでうちらピュアを取り戻しましょーよ(笑)

君に届け 5 (マーガレットコミックス)/椎名 軽穂
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いよいよの5巻。

くるみ編が終結して、いよいよ!
風早と爽子か!??

爽子が大胆な行動に…!!
きゃー!!!

…とか思ったら。
ピンの仕業でした。
(笑)
あれだけ、「理解出来ん。なんであれにときめきメモれるんだ?」とか言ってたわりに
なんてアドバイスを・・・・(笑)
爽子の行動にいつもきゅんきゅんし、周りに邪魔をされ、
この次はわかんないよ?待てるかわかんないよ?
的な発言をする風早になんだかほんわかする。
ガツガツしてなくていい男の子だ…

そしてピンはあほだw
だからピンなんだよーーー
くるみもとんでもない疑惑をふっかけられたもんだ…
そしていさぎの良い風早に拍手。

もっとくるみ引っ張るかと思ったけど、案外簡単に終結したね。
爽たんが純粋過ぎて相手にならんのだね!
わーいわーい。

さて。
後半はちづと龍の話。
龍の爽やかなちづへの想い。
これはもう、確定じゃね?
ちづさえ気付けば確定じゃね??

とか思ってたのに。


なんですとーーーーーーーーーーーー!!!!!!

そそ、そんな…
そんな秘められた熱い想いがちづの中に!
なんとなく恋愛関係ないこのようだったのに…!!!

龍は全て知っていて、想いを口にすることなくああゆう行動に出てたのですね。
龍の気持ちに泣ける…
きっと、幼馴染のものすごく親しい関係を壊したくなくて、
自分の出番がまだだってことも分かっているのね…

ちづのためを思って、ちづを傷つけたくなくて、風早に相談したりしてたけど。

まさか最悪のタイミングでお兄ちゃん帰ってくるなんて!
しかもカッコええ!!!

ひゃ~~~~!!!!!

龍はどうなるの~~~~~
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そーだったのか!

くるみの存在の意味がわかりましたよ。
爽たんの気持ちを自覚させる役割だったんだね!!
梅とか言って忌み嫌ってごめんね!
でもきみの作戦は怖いよ!


いよいよくるみと爽たんの対決。
爽子の強さって、こういうときに発揮されるのかも。
どんな心理的作戦も効かずに、ピュアにまっすぐに自分の気持ちを伝える。
こんなこに作戦なんか無意味。
陥れるつもりが、逆にくるみの方が本性むき出しにされちゃう。

いままで誰の前でも取りつくろってきたのに。

思えばくるみも可哀想な子だね…
可愛かったばかりに、勝手に女子の敵にされて。
それだったらいっそ、風早に猛アタックすれば、変なことにはならなかったのに。
性格歪んじゃって、本当のおともだちもいないじゃん。

むしろ、爽たんとおともだちになる話かと思ったよ。
そもそも、爽たんをはじめから、
怖くない、普通の子として接してくれていた二人目の人間なんだし。
本人自覚ないけど、
爽たんをライバル視出来るってよっぽどだよね。

だけど、ピンにはあらぬ誤解を受け(笑)、
風早の本当の気持ちを引きだしちゃう始末。
爽子にも恋の自覚を与えちゃうし。

しかし、龍っていいやつだね。
本音で、しっかり語ってくれる。
おっとこまえ!
その代わり、ストレートに聞かないと何も話してくれない上、
人の名前覚えないけどw
うう、予想以上の男前ぷりに、ちづとの展開が気になるw


あーーーーでも安心した。
爽たんがずっといじめられてく話かと思ったよ。
爽たんが無事でよかった。
長く好きなこと、短いけど大好きなこと、きっと気持ちに差はないと思うんだよね。
でも、純粋さは性格の違いなのかな。

もー、ふたり早く付き合っちゃえばいいのに!
でも爽たんは社会復帰中wなので、そこまではまだまだ…
風早なら待ってくれるはず!
たぶん(笑)!
腕掴んで連れてくシーンは良かったー!!
爽たんはまだ嫉妬心はないみたいだけど、
風早はよく嫉妬してて可愛い♪
龍がボールから助けたり、爽子って呼ぶだけでしっとするからね。


それしても爽たんは本当にいいこだなあ。
くるみとはライバルなのに、誰かを好きな気持ちを共有したい、なんて。
全然責めないなんて。

どうやったらこんなに純粋でいられるんだろう?
サリオはもやもやしてしまうよ?