なぜ毎月金訓練のコースはあるのか?
職業訓練が、三ヶ月に一度とか、半年に一度とか、一年に一度の募集なのに比べて、基金訓練は、毎月のように募集している。
都道府県によっても異なるが、多いと月に二回も締め切りがあり、月に二度新しいコースが開講される。
なぜ、こんなに各スクールは、たくさんのコースを開催するのか。
それは、受ける側が月に10万もらえるのと同じように、スクール側にも国からお金が支払われる。
当然と言えば当然。教職員の給料、水光熱費、他もろもろの経費が掛かっているんだから。
だから、コースをたくさん作って、たくさん開催して、たくさん生徒を集めたほうが、たくさん国からお金がもらえる。という仕組み。
だから、一つのスクールでたくさんのコースを毎月開催しているところは、あやしい。
基金訓練も、基本月~金の9時~16時くらい、または17時~20時くらいの夜間。と、ある程度時間数も多い。
そんなにたくさん講師がいるのか?
通常のスクールは、独自でも生徒を集めて運営している。それに見合った教員数がいるだけ。増える分は、バイトの講師もいる。
スクールによっては、きちんと計画を立てて人を集めて、きちんと教えてくれるところもある。ここは、誤解しないで欲しい。いいスクールもたくさんある。
ただ、たくさんのコースを開催して、授業レベルは、そこそこでお金が目当てのスクールもある。
まさに仕事探しと一緒。
基金訓練に行こうと考えるなら、きちんとスクール選びをして、説明会に行き、そのスクールのもともとの授業内容も見て、どういう先生が教えてくれるのかとか、資格とか、在籍中の職業支援や卒業後のサポート体制とか、色々聞いてから決めたほうがいい。
基金訓練では、資格が取れない?
だから、基金訓練を受けるのは、考えてからにしましょう。と言うお話。
例の、通学している間、毎月10万円もらえるということで大人気の、基金訓練。毎月1~2回の締め切りがあるほど、各コースが開講されています。
が、基金訓練を受けようと思っている人がいたら、よくパンフレットを見て欲しい。
基金訓練を受けて、資格が取得できるのは、ヘルパーの2級養成講座だけです。これは、基金訓練がヘルパー養成講座そのものだから。
後の基金訓練のコースは、例えば
・簿記2級程度の知識が身につきます
とか
・スクール認定資格が得られます
とか
・試験は、各自で受験してください
とか、書いてある。
そもそも、資格試験そのものも、スクールで受けるのではなく、各自で申し込んで各自が受ける。のですよ。
確かに、学校に通えば知識は身につきますよ。でも、それを証明するものは、得られないと言うことです。
つまり、仕事に結びつかないと言うことです。
だから、就職を真面目に考えるなら、基金訓練はやめたほうがいい。就職活動するか、学びたいなら職業訓練校に通う。
その理由は、他にもあるので、続きも書きます。