関東大学リーグ第5節 早稲田大学×慶應義塾大学
昨シーズンは行ってないんで約2年ぶりの観戦です。
まぁ大学サッカーに関しては、昨シーズンは総理大臣杯に行ってる訳ですが。
と言う訳で試合。
2009/5/3 11:30K.O
早稲田大学 1ー1 慶應義塾大学
【得点】
慶應 10中町公祐
早稲田 33富山貴光
かつての強豪もすれ違いが続いて関東1部では13年ぶりの早慶戦らしい。
慶應は今年1部に復帰した事もあって、早稲田が優勢に試合を進めるかと思ってたんだけど、蓋を開けてみればなんのその。
想像に反して慶應が非常にスペクタルなるなサッカーを見せてくれました。
特にチームを牽引してたのが、右サイドに入ったキャプテンの中川靖章選手と元湘南ベルマーレで経験豊富な中町公祐選手、あと清水エスパルスの特別強化指定の河井陽介選手。
彼らが織り成すトライアングルはアイデア豊富でスキルもあって非常に見応えがありましたね。
その中でも特に際立ってたのがボランチの位置に入ってた中町公祐選手。
ベルマーレ時代はポジションを掴んでた時期もあるだけあってもはや別格。
まさかこうも違うとは思いませんでしたね。
攻めてはボールを失わないどころか的確に嫌なところにボールを出し、守ってはポジショニング・フィジカルに優りことごとくボール奪取。
いやぁ正直凄まじかったですね。
一方の早稲田。
だいぶ入れ替わってて初めて見る選手もチラホラ。
昨シーズンは兵藤慎剛選手や鈴木修人選手ら黄金世代が卒業した事もあってかギリギリ残留の大不調でした。
それが今年はマリノスから下條氏を副官に迎えたのも影響したのか、ここまで3勝1敗とまずまず。
そんな中、気になったのがこの日同点ゴールを決めた1年生の富山貴光選手。
体もしっかりしてて前を向いた時に迫力がある選手だなぁと言う印象。
またシュートも上手いなぁとね。
図抜けた武器と言うとまだわからないけど、非常に総合力の高いストライカーだと感じました。
タイプとしては渡邉千真選手みたいな感じでしょうか?
ただチームとしては選手のポテンシャル(知名度)ほどの結果は出てない気がしてなりません。
まぁ高校時代の実績ってのは、チーム力の影響もありますからそれが絶対って訳ではありませんが。
逆に高校時代にの無名選手が活躍するのが大学サッカーの魅力でもありますよね。
中村憲剛選手しかり岩政大樹選手しかり。
話は飛んでしまいましたが、早稲田で気になった事を少々。
なぜに松本怜選手と中野遼太郎選手が不出場なのかって事。
どうやら松本怜選手はケガらしいんですが、中野遼太郎選手はマジで謎。
早くも3年生だし、相当上手い選手だと思うんで腐らないで頑張って欲しいなぁと思います。
西が丘は地味に改修されてて、スタンドを1周出来なくなってたのが斬新でした。
またメインを通る時に岡田代表監督とすれ違い感動。
こういう大物とナチュラルにすれ違っちゃうのは西が丘の醍醐味ですよね。
ちなみにその後に行われた第2試合「中央×駒澤」はボチボチと更新していきたいと思います。
J1 第9節 横浜F・マリノス×川崎フロンターレ
まさかの2試合連続のマリノスホーム観戦。
中2日しかない試合と試合の間には一度400km離れた我が家に帰ってるんでなかなか意識高いんじゃないでしょうか?
それはさておいて、前のエントリーのマリノス×ジュビロなんだけど各ブログや掲示板と眺めていくと山本選手の評価が芳しくなかった模様。
もちろん贔屓目はあるのは自覚してるんだけど、自分の感覚とあまりにギャップがあって驚きました。
ってか、自分で観戦記書く前にいろいろと見るもんじゃありませんね。
なんかいろいろと見ちゃうと自分の感覚で文章が書けなくなるって言うか。
なんか熱ぶってるけどそんな感じです。
と言う訳で、タイトルの試合。
2009/5/2 15:00K.O
横浜F・マリノス 2-1 川崎フロンターレ
【得点】
横浜FM 山瀬功治
横浜FM 坂田大輔
川崎 レナチーニョ
目当てはもちろん以下の4名。
兵藤慎剛・渡邉千真・矢島卓郎・横山知伸
揃いも揃ってスタメン出場でした。
いやぁ熱いですね。
兵藤選手と千真選手に関しては、4月から3試合目って事もあり特に目新しい感想はなし。
しいて挙げるなら、千真選手が2度程相手をスピードで振り切りかけたシーンでしょうか。
あまりスピードがピックアップされる選手ではないけど、やっぱり速い部類に入る選手だなぁと思わせてくれました。
と言っても、相手が寺田と井川ですからね。
あと楽しみにしてた矢島選手について。
本人が最も感じてるだろうところですが、正直消化不良。
時折持ち前のスピード&フィジカルを見せてくれるもどれも単発でチャンスに至らず。
せっかく激しいポジション争いの中、スタメンを取り始めた時期だけに、ハーフタイムでの交代は痛いですね。
とにもかくにもポテンシャルはハンパない選手だと思うんで今後に期待です。
あと横山知伸選手についても。
今シーズンはなかなか重宝されてる様で楽しみにしてた選手。
昨シーズンはCBでの起用だったけど、今年はボランチが主戦場なんですね。
開幕前「今期はボランチにコンバートされた横山」とか報道されてたけど、大学時代から見てる感覚だとすげぇ違和感を感じます。
なにせ横山選手はボランチもCBも出来る長身選手なイメージを持ってたものですから。
で、実際見た感想としてはすげぇ懐かしかったです。
ボランチの位置であれだけヘディングで跳ね返せるとチームは楽だなぁと。
繋ぎの面でもソフティの異名をとるだけあってそつなし。
ボランチの相方の中村憲剛選手が繋ぎの面でやれる分、無理して狙いにいったパスは少なめな印象だなぁと。
兵藤選手に比べたら明らかに運動量は落ちるけど、その分真ん中でどっしり構えてて頼もしく感じました。
で、試合の方は高さで守る川崎をスピードで攻める横浜が見事にミスマッチを制したと言う印象。
その象徴が坂田選手の2点目。
完全にスピードにやられるとはまさにあの事を言うのでしょう。
また山瀬選手の1点目も背中から来た森選手を難しいトラップの中もきっちりブロックしてて秀逸でしたね。
ってか、川崎のDFって高さが売りでスピードに弱いイメージあるけど、実際にあんだけスピードに弱いの目の当たりにすると近い将来が心配になりますね。
中盤から前は相変わらず迫力あるけど、CBは控えも若くはないし速いもないとなると今の地位から陥落するのも案外早いのかなぁとも感じました。
となると菊池選手・横山選手らにかかる期待はハンパないでしょうね。
とにかく見守っていきたいと思います。
にしても、後半頭から鄭大世選手とレナチーニョ選手が登場して攻撃陣4枚が見事に外国人で揃った川崎は迫力ありまくりですね。
なんか愉快でした。
目当ての選手4名が見事にスタメンで、どのシーンでも誰かしらが絡んでる感じで非常に楽しかったです。
またマッチアップになるシーンとかもあって熱すぎでした。
ってか、今シーズンのマリノスは3試合見てて3勝。
ぶっちゃけ出来のいいマリノスしか見てないんだけど、あの平均年齢であの試合は今後期待出来ますね。
またタイミングが合えば行きたいと思います。
J1第8節 横浜F・マリノス×ジュビロ磐田
日産スタジアムって事でモチベーションが上がりきらなかったけど、早めに着いたらバックスタンドの中央寄りがとれたんでテンションもボチボチと回復。
あそこが自由席なのは何気に熱いですね。
2009/4/29 17:00K.O
横浜F・マリノス 1ー0 ジュビロ磐田
【得点】
46分 横浜FM 渡邉千真
注目は言うまでもなく、マリノスは兵藤選手・渡邉選手とジュビロは山本脩斗選手の対決。
兵藤選手は先日見たヴィッセル神戸戦に引き続きボランチでキャプテン。
この日も献身的に各地に顔を出して攻撃の潤滑油となっていました。
見てて特に感じたのは彼のボールの失わなさ。
結構狭い位置で、また嫌らしいボールでも判断よくフリーの味方に繋げるんで、相手のプレスがズレる場面がしばしば見られましたね。
ああいう多少無理っぽくても預けちゃえばそれなりにやってくれる選手がいるとビルドアップの時にだいぶ楽だろうなぁと感じました。
また時折見せる攻撃参加も効果的で後半左サイドから華麗に二人を抜き去ったシーンでは改めて彼の能力の高さに気づかされたと言うもんです。
今でこそ地味で堅実な印象だけど、やっぱり彼は攻めても凄いですよね。
そして兵藤選手と言ったら、ポジション的・年齢的に狩野選手と比較になる事が多いけど、こないだと合わせた2試合の印象だと断然に兵藤選手だなぁと思いました。
もちろん贔屓目ありで。
狩野選手はスキルも高くて最後のアイデアのある選手だってのは凄くわかりました。ただ意外と消えてる時間が長いんじゃないかなぁと。
それに比べて兵藤選手は華やかなプレイは少ないけど、ボールに絡む回数が多くミスが少ない選手。そして守備の際においても要所に顔を出しピンチの芽を事前に摘めるなぁとね。
岡田監督とか若い選手好きな印象あるんで、ここらのパフォーマンスを見ちゃうと案外次あたり呼ばれるんじゃないかと小さく期待してしまいますね。
またこの試合を決めた渡邉選手について。
やっぱり足元が強いですね。
テクニックがあるんで楔が入った時にボールを落ち着かせられるのがワントップとしてデカイなぁと。
そう言う意味では対戦相手の前田遼一選手に似てるんですかね?
ただ確実に言えるのは渡邉選手の方がシュートレンジが広いと思います。
この試合もそうだし、大学時代もあのくらいの距離はしばしば決めてました。
まぁゴール前でのヘディングとかは前田選手の方が上な感じがしますが。
にしても、昨日のゴールは凄かった。
ってか、かなり渡邉らしかった。
真後ろからのボールを正解にシュート打てる位置に止めた時点で勝負あり。
あそこに置くのとか見えてないと出来ないし、自信がないと出来ませんよね。
そして強烈かつ正確なシュートも。
渡邉選手のポテンシャルの高さが詰まったゴールだなぁと感じました。
そして対する山本脩斗選手。
今年から左SBにコンバートされてここ数試合はスタメンに定着。
先日はようやくA契約までたどり着いた選手です。
開幕前の清水エスパルスのPSMで初めて左SBのプレーを見たんですが、その時は正直微妙な印象でした。
左SBの位置にはいるんだけど、なんかぎこちなさそうで彼の持ち味である攻撃力はほぼ生きてないなぁとね。
そのイメージがこの日は一変。
サイドバックの位置から攻撃の起点となって効果的にボールに絡んでました。
自分の前が縦に勝負するタイプの太田吉彰選手だった事もあるのか中に切り込むプレイが目立ちましたね。
中に入れば彼の持ち味であるパスやワンツーは生きると思うし、実際にかなり効いてた印象でした。
その象徴が交代前の二つのプレイかなぁと思います。
あれはかなりマリノスに脅威を与えてました。
開幕前、山本選手が左SBをやってるって噂を聞いた時は「山本選手が左SBって………」って感じでしたが、昨日の試合を見た今では「実は天職では?」とまで感じています。
加賀選手や岡田選手や犬塚選手や村井選手らを差し置いてスタメンはってるだけありますね。
これからの活躍にマジで期待です。
ちなみに今話題のイ・グノ選手について。
たまたま2試合活躍しただけかと思ったけど、良かったですね。
ゴール前の狭いエリアでもカラダごと入っていけるファイタータイプで、スピードあるドリブルをするタイプかなぁと。
あんまり日本人にはいないタイプ?
ってか、ステレオタイプな韓国人ストライカーですね。
とにかく相手にとって嫌らしい存在なのは間違いなさそうです。
といろいろと感想を書いた訳ですが、この日一番嬉しかったのはなんと言っても山本脩斗選手のたくましい姿。
プロ入り前、実は活躍出来るか不安だったんですが、いい意味で裏切ってくれたなぁと言う感じ。
大学時代に比べて判断がよくなったと思うし飛躍してますよね。
にしても、渡邉選手や兵藤選手がいるってのに、さすがに2試合連続で快勝見せられるとマリノスのファンになりそうです。
渡邉選手・兵藤選手・山本選手を中心に写真撮りまくったけど、今はUPする能力ないんで賞味期限が切れた頃にUPする予定。
ちなみにこの日最大のミスは、この試合唯一のゴールである千真ゴールをトイレに言って見逃した事。
でも試合後、マリノス君らを引き連れてファンに挨拶に来た渡邉選手に言ってやりましたね。
「千真ナイッシュ!」