CZOブログ -432ページ目

HFL第4節 サウルコス福井×松本山雅FC

今シーズン2試合目の松本山雅FCの公式戦。
北陸道を一路テクノポート福井まで行ってきました。


2009/5/9 13:00K.O

サウルコス福井 1ー5 松本山雅FC
【得点】
松本 木村
福井 猪島
松本 小林
松本 柿本
松本 小林
松本 山崎




とりあえずこの試合は風の攻略が試合の大局を決めた印象でした。
向かい風でヘディングかぶるリスクが高いのになぜかラインを高くしてきたサウルコス福井のDFとGKのギャップを上手くつけたなぁとね。
その中でも木村選手の1点目が非常にキレイでした。
木村選手の2列目からの飛び出しに対し大西選手のDFの裏への完璧なパス。
木村選手の飛び出しもさることながら大西選手はあの飛び出しをよく見えてましたね。
あっぱれです。


そんな木村選手。
徐々に持ち味が出てきてるかなぁとは思いますが、個人的にはまだまだ消化不良感は否めません。
昨日柿本選手のゴールをアシストした前に見せた力強いドリブル。
ああいうプレイは今まで見なかったんですが、どんどん出してって欲しいですね。
ユース時代にCFやってた名残なのがボールを受けるとすぐにゴールから遠い足にボールを置いちゃうクセがあるみたいだけど、十分に出来る能力があるんで常にゴールの匂いを感じる選手になって欲しいと感じました。


あと個人的に面白いと感じたのが、後半の今井選手と竹内選手の両ドリブラーの投入。

あの投入のおかげでそれまでのパス主体のサッカーから持ったら仕掛けるサッカーへと見事に姿を変えるって言うね。

味付け次第でカレーにも肉じゃがにもなるチームだなぁと思ったものです。



そんな第4節。
これで下位4チームとの対戦はひと段落し、これからは上位との対決。
HFLを勝ち抜く最低条件として下位チームに取りこぼさない事があると考えています。
そういう意味では、得失点差はともかく及第点なスタートは切れたのかなぁと。

とにもかくにも勝負はこれからです。





にしても、長野15ー2グランセナって…

J1第11節 FC東京×京都サンガF.C

第10節の試合についても触れていきたいところだけども、まずは今日行われた試合から。



2009/5/9 14:00K.O

FC東京 0ー0 京都サンガF.C
【得点】
なし


なんと言っても平山相太選手。
彼が高校2~3年の主要大会では、見まくってたんでそのポテンシャルの高さにはいまだに期待してしまってるんですよね。

そんな平山選手ですが、普段はどうか分からないけど今日は持ち味を発揮してたんじゃないでしょうか?
彼の持ち味はなんと言ってもヘディングの高さ・強さ。
残念ながらゴールまでは至らなかったけども、その高さは圧倒的に脅威を与えてたように感じました。
今日くらいコンスタントに出来れば、結果は出てくると思うんですがね。
甘いでしょうか?
とにもかくにも改めて平山選手のポテンシャルを感じられて良かったです。
既に「大成しなかった」的な扱いを受けてる感じですが、やっぱりこれからも期待していきたいと思います。
年齢で言ったら、まだ大卒2年目。
これからと言えばこれからじゃないでしょうか?



あとは梶山陽平選手のキングっぷりですね。
なかなか日本代表には選ばれないけど、チームの柱としての存在感もあるしハンパないし確実に成長してるなぁと感じました。
かつてはプレイが単発な印象あって消える時間が長い印象あったけど、今はあまり消える印象もなくなってるなぁとね。
あと彼のシュートフェイントは日本一じゃないかなぁなんて。
シュートフェイクからのミドルがしばしば見られて自分の型になってますよね。
彼が能力高いのは疑う余地はありませんが、なんとなく代表と縁遠そうな澤登選手みたいになりそうな気がします。



そして右SBの徳永悠平も凄かった。
力強いドリブルに制度の高いクロス等もともと能力に疑いのない選手。
でもスタイル的に手を抜いてる様に見えてしまうのが損だなぁとかねがね思ってました。
それでもこの試合では手を抜いてる印象より良い面が出てた感じで良かったです。
やっぱり徳永悠平選手は能力が高い。



一方の京都は、やっぱりディエゴ選手とパウリーニョ選手。
この日の京都は守備重視な印象だったけど、この二人が前にいるだけで東京は攻めていながらも常に危険にさらされてる印象でした。
また左サイドに入った林丈統選手。
積極的なプレイもさる事ながら今年で29歳なんですよね。
選手権でブレイクしてプロ入り出来た系の選手かと思いきや案外に息が長い。
彼がプロ入りした頃は正直ここまでやれるとは思ってなかったんだけどいい意味で裏切ってくれました。
これからも一層頑張って欲しいですね。


あとこの試合は徳永選手・平山選手・渡邉選手と見てた頃の国見の選手が多かったのも熱かった。
で、時折平山選手と増嶋選手がマッチアップしたりってのも懐かしかったです。
増嶋選手も伸び悩んでるとか言われてるけど、この年でJ1でこれだけ出てれば言う程でもないんじゃないかって気がしてきました。


前節の広島戦ではあまり良いところが見れなかった東京ですが、今日は見れて良かったなぁと。
それぞれのチームのカラーがわかってくると試合を見るの楽しみになってきますよね。

関東大学リーグ第5節 中央大学×駒澤大学

と言う訳で早慶戦のあとに行われた試合。
元王者・駒澤大学と昨シーズンのインカレチャンピオンの中央大学の試合です。


2009/5/3 13:50K.O

中央大学 3ー1 駒澤大学
【得点】
中央 18鈴木寛一
駒澤 31奥村情
中央 18鈴木寛一
中央 8柴橋浩太


個人的な見所は、久しぶりに見る駒澤大学はまだ駒澤大学なのか?ってのと、中央大学の元ジャパン村田翔選手のプレイ。


久しぶり過ぎて見た事ある選手も少なく、自分の中でフレッシュな試合。

そんな中でも、駒澤大学はいまだに駒澤大学のサッカーをしてくれてて嬉しかったです。
後ろの選手はボールを持ったら、長身FW目掛けて蹴り込む。
そしてそのFWは競り勝ち、他のアタッカーがそのこぼれ球を拾いゴールに迫る。
これ以上ないほどにシンプルなサッカーだけど、数々のチームが苦しめられてきたサッカーです。


この日見たサッカーもそんな駒澤サッカーでした。
ただ当時(巻兄が4年~巻弟卒業まで)ほどの迫力は感じられず。
と言うのも、放り込まれ役に入った三島康平が競り勝てない。
競り勝ってもなかなか拾えない。
駒澤大学の中盤はそんな上下動を繰り返さないといけないんで非常にタフでなくてはならないのに、簡単に跳ね返されすぎて終盤とかは消耗しまくってる印象でした。
ってか、松本山雅FCの竹内優選手はあのサッカーしてりゃ走れて当然ですね。
自分が見てた時期のタイミングって駒澤大学にすげぇ強いイメージ持ってたけど、それも放り込まれ役のFWが凄かったからなんですね。
巻兄選手しかり赤嶺選手しかり巻弟選手しかり高崎選手しかり。
そして改めて思ったのは、しばしばつまらないと言われる駒澤サッカーも西が丘みたいなピッチが近いスタジアムだと迫力があって面白いなぁって事。
とにもかくにも、久しぶりに駒澤サッカーが見れて良かったです。



で、一方の中央大学。
元々10番の村田翔選手に注目してた訳ですが、実際は彼を中心とした4枚の中盤が非常にスペクタルでここの構成力が持ち味なチームだと言う印象を受けました。
ちなみにその4人は村田翔選手・永木亮太選手・六坂光成選手・柴橋浩太選手です。
特に村田翔選手と柴橋浩太選手は輝いてた印象。
村田翔選手はパスからドリブルからシュートまでなんでも出来るオールラウンダー、柴橋浩太選手は小型で自ら突っかけてチャンスを演出出来ると言った印象ですね。

そんな訳で、試合は「フィジカルの駒澤」×「パスの中央」みたいな感じでした。


そんな中、勝負を分けたのは先にも述べた駒澤サッカーの心臓のFW三島康平選手が空中戦をなかなか勝てなかった事かなぁと。
あそこで勝てないと駒澤は今も昔もキツいですね。

で、逆に言えば三島康平選手に空中戦を勝たせなかった選手が中央にいる訳で、その選手がこの日フェイスマスクをしてた新井辰也選手。
188cmでかなり迫力あるヘディングを見せてくれました。
プロフィールを見ると「都立日野台高校」出身だそうで。
恐らくサッカーでは全くの無名高。
こういう高校の選手が活躍しちゃったりするのが大学サッカーの魅力だなぁと改めて感じた訳です。



そんな訳で、1000円で2試合。
やっぱり大学サッカーはコストパフォーマンスが高いですね。