J2第1節 東京ヴェルディ×松本山雅FC
2012/3/4 13:00KO
東京ヴェルディ 2-0 松本山雅FC
【得点】
ヴェルディ 小林祐希
ヴェルディ ジョジマール
《試合経過》
http://www.jsgoal.jp/game/2012/20120200030220120304.html
《試合感想》
松本山雅FCのJリーグ初戦と言う事で味の素スタジアムへ行ってきました。
「やっと来たな」と言う感動より、行く人行く人が山雅グッズを身につけているのを見たり、また超長蛇に及ぶ待機列を見たりする中で「山雅も人気チームになったんだな」と言う驚きの方が何倍も大きかったです。
今年は開幕前のTMに一度も行ってないので、今年初の実戦を見る機会でもありました。
山雅は噂通り3バックの3-4-3。
監督が反町さんに代わったとは言え、良い意味で縦に速い山雅らしいサッカーだったと思います。
中盤で数的有利を作って相手を囲みボールを奪い取り、奪ったらシンプルに推進力のある前線に預けてフィニッシュって言うのがこの日の狙いだった様に感じました。
木島選手があれくらいやれるって言うのは想像通りではあったけど、新外国人のエイジソン選手も身体のキレがありそうでこの先は期待できるそうだなと。
スタイルとしては現状の山雅にかなり合ったものだと感じたものです。
一方のヴェルディは伝統の4-4-2。
川勝監督のコメントにもあった通り決して狙い通りのサッカーではなかったと思います。
おそらく本来はショートパス主体でリズムを作り速いパスで突破口を見出すスタイルなんだろうけど、この日最も脅威となっていたのは阿部選手の単独突破でしたからね。
SBの攻め上がりもあまり見られなかったし全体的にはそこまでの出来ではなかったのではと想像してしまいます。
それでも時折見せる小林選手をきっかけにした様な速いパス回しは十二分に驚異的でしたが。
そんな両チームの試合だった訳ですが、個人的には今後の山雅に対して厳しい想いを強く抱かされました。
正直この試合だけ見れば悲観する様な出来ではなかったとは思っています。
リーグでも屈指のスキルを持った相手に対し、五分とまではいかないまでもそれなりのゲームは出来ていたわけですからね。
ただこのサッカーで今後戦っていくのは不安が多いなと。
その最大不安要素はなんと言っても体力面。
このシステムだと久木田選手・楠瀬選手が担っていたSHへの負担があまりに大きいですよね。
この試合を見る限り守備の時はディフェンスラインまで戻り奪った瞬間には最前線まで飛び出す動きが求めれらてる様に見えたんだけどそれを90分こなすのはタフすぎるなと。
またボランチも同様で絶えずプレスをかけつづけないといけないのでSBと同様に体力的に心配です。
そこで交代枠を1~2枚計算しないといけないってのが戦術的交代が限られてくるって意味でも厳しいですよね。
実際にこの試合でもこのポジションは時間の経過と共に目に見えて走れなくなっていたし、交代枠も使っていました。
他のチーム相手ならさすがにこの日ほど振り回される事はないだろうけど、基本的には力が上のチームとの対戦になるので近い展開にはなっていきそうだしね。
残り15分に失点する試合が増えていくのかなと感じました。
またその不安は試合毎のものではなくシーズンを通して蓄積されていくそうで、夏頃になるとかなり厳しい状態になっていそうな想像すらしてしまいます。
それと共に危惧しているのが精神的な部分で負け癖がついてしまうこと。
今日は初戦という事でなんとかプレスをかけていたとは思うけど、それでもボールを奪取するのにはかなり苦労していました。
これがシーズンが進んでいく中で癖になってしまうと怖いなと。
一人でも「行ってもどうせ取れない」って気持ちが出てくると、チームとしてプレスをかけていく中で確実に綻びとなっていくだろうしその連鎖と言うのも十分にありえる。
気持ちさえあれば新潟に対してでも90分戦えるチームなのに、負けが続くことでこうなっていくのは避けたいところだと思います。
逆に良いところを言うならやろうとしているサッカーが明確になっている点だと感じました。
古い表現になるけど「全員攻撃・全員守備」的なサッカーですね。
全員でボールを奪いにいって奪ったらみんなで前に出て行くイメージ。
変な駆け引きが少なく本能に訴えるサッカーで非常に見応えがあるものだなと。
(先にも述べたけどその分キツクなっていくのかなとも思っています。)
結果に関わらず、このベースと言うのは今後もぜひとも続けていって欲しいと思います。
とまぁそんな感想。
残念ながら山雅は負けたけど非常に面白く熱いJ初戦でした。
おそらく今後も厳しい試合が続くんだろうけど、こういう気持ちに訴えるサッカーしてくれたらまた観にいきたいと思えますね。
個人的な今年の目標は昨年より山雅を見にいくことです。
個人的な変化もあるけど案外早く達成できそうですね。
《気になった選手》
東京ヴェルディ
MF 小林祐希
ボランチで出場。
特に後半のパフォーマンスは圧巻でした。
正確なワイドへの展開と機を見てスイッチを入れるような縦パスで攻撃のタクトを奮っていたなと。
またパスだけでなくドリブルでPA内に突っ掛けてきた時には驚きました。
これで19歳っていうんだから末恐ろしいですね。
あと何年日本にいるか分からないクラスの選手だと感じたので、今後も機会があれば観にいこうと思いました。
FW 阿部拓馬
2トップの片方で出場。
キレのあるドリブルで山雅にとって最も脅威となっていました。
実際に2点目の起点となっていたし、昨年ブレイクした実力を見せていたと思います。
今シーズンもなかなか活躍しそうな雰囲気ですね。
ひっそりと注目していきたいと思います。
松本山雅FC
MF 小松憲太
ボランチで出場。
持ち前の運動量で序盤からプレスをかけ続けチームに貢献していたと思います。
さすがに終盤運動量が落ちたけど、その守備範囲の広さは驚異的ですらありましたね。
今のサッカーを続けていくならちょっと欠かせない選手かなと感じました。
小松選手不在のチームを見るのはまだ少し怖いのでなんとか怪我せずに試合に出続けて欲しいものです。
FW エイジソン
FWで出場。
巷ではそんなに評価高くないのかな?
個人的には大きなポテンシャルの高さを感じたので意外でした。
エイジソン選手のプレイで最も印象的なのが身体のキレの部分。
一瞬の加速であったり方向転換するときのしなやかさであったりアクロバティックさは、日本人にはないものをもっているなと。
今後かなりブレイクしていくものと確信してるんだけどどうでしょう?
とにもかくにも注目ですね。
《試合以外雑感》
・UMestさんの電車企画に便乗したことでJ初戦へのモチベーションを上げられて良かった。
・ちなみに83人参加だったらしい。
・味の素スタジアムについたら山雅側に人が沢山いて凄かった。
・適当に話してて並んでなかったので列が切れたら入ろうと思ったんだけど、いつまで経っても列がなくならないので駅前のコンビニいったんだけど戻ってきてもまだ列が長くて驚いた。
・諦めて12時過ぎに並んでみたら列がバック中央付近まで伸びていて面白かった。
・山雅側のG裏がいっぱいで凄かった。
・試合開始前に2階席が開放されて凄かった。
・座った席の近くを見渡したら知り合いが近くにいてうけた。
・ヴェルディくんが小さかった。
・よくわからないレンジャーがいて面白かった。
東京ヴェルディ 2-0 松本山雅FC
【得点】
ヴェルディ 小林祐希
ヴェルディ ジョジマール
《試合経過》
http://www.jsgoal.jp/game/2012/20120200030220120304.html
《試合感想》
松本山雅FCのJリーグ初戦と言う事で味の素スタジアムへ行ってきました。
「やっと来たな」と言う感動より、行く人行く人が山雅グッズを身につけているのを見たり、また超長蛇に及ぶ待機列を見たりする中で「山雅も人気チームになったんだな」と言う驚きの方が何倍も大きかったです。
今年は開幕前のTMに一度も行ってないので、今年初の実戦を見る機会でもありました。
山雅は噂通り3バックの3-4-3。
監督が反町さんに代わったとは言え、良い意味で縦に速い山雅らしいサッカーだったと思います。
中盤で数的有利を作って相手を囲みボールを奪い取り、奪ったらシンプルに推進力のある前線に預けてフィニッシュって言うのがこの日の狙いだった様に感じました。
木島選手があれくらいやれるって言うのは想像通りではあったけど、新外国人のエイジソン選手も身体のキレがありそうでこの先は期待できるそうだなと。
スタイルとしては現状の山雅にかなり合ったものだと感じたものです。
一方のヴェルディは伝統の4-4-2。
川勝監督のコメントにもあった通り決して狙い通りのサッカーではなかったと思います。
おそらく本来はショートパス主体でリズムを作り速いパスで突破口を見出すスタイルなんだろうけど、この日最も脅威となっていたのは阿部選手の単独突破でしたからね。
SBの攻め上がりもあまり見られなかったし全体的にはそこまでの出来ではなかったのではと想像してしまいます。
それでも時折見せる小林選手をきっかけにした様な速いパス回しは十二分に驚異的でしたが。
そんな両チームの試合だった訳ですが、個人的には今後の山雅に対して厳しい想いを強く抱かされました。
正直この試合だけ見れば悲観する様な出来ではなかったとは思っています。
リーグでも屈指のスキルを持った相手に対し、五分とまではいかないまでもそれなりのゲームは出来ていたわけですからね。
ただこのサッカーで今後戦っていくのは不安が多いなと。
その最大不安要素はなんと言っても体力面。
このシステムだと久木田選手・楠瀬選手が担っていたSHへの負担があまりに大きいですよね。
この試合を見る限り守備の時はディフェンスラインまで戻り奪った瞬間には最前線まで飛び出す動きが求めれらてる様に見えたんだけどそれを90分こなすのはタフすぎるなと。
またボランチも同様で絶えずプレスをかけつづけないといけないのでSBと同様に体力的に心配です。
そこで交代枠を1~2枚計算しないといけないってのが戦術的交代が限られてくるって意味でも厳しいですよね。
実際にこの試合でもこのポジションは時間の経過と共に目に見えて走れなくなっていたし、交代枠も使っていました。
他のチーム相手ならさすがにこの日ほど振り回される事はないだろうけど、基本的には力が上のチームとの対戦になるので近い展開にはなっていきそうだしね。
残り15分に失点する試合が増えていくのかなと感じました。
またその不安は試合毎のものではなくシーズンを通して蓄積されていくそうで、夏頃になるとかなり厳しい状態になっていそうな想像すらしてしまいます。
それと共に危惧しているのが精神的な部分で負け癖がついてしまうこと。
今日は初戦という事でなんとかプレスをかけていたとは思うけど、それでもボールを奪取するのにはかなり苦労していました。
これがシーズンが進んでいく中で癖になってしまうと怖いなと。
一人でも「行ってもどうせ取れない」って気持ちが出てくると、チームとしてプレスをかけていく中で確実に綻びとなっていくだろうしその連鎖と言うのも十分にありえる。
気持ちさえあれば新潟に対してでも90分戦えるチームなのに、負けが続くことでこうなっていくのは避けたいところだと思います。
逆に良いところを言うならやろうとしているサッカーが明確になっている点だと感じました。
古い表現になるけど「全員攻撃・全員守備」的なサッカーですね。
全員でボールを奪いにいって奪ったらみんなで前に出て行くイメージ。
変な駆け引きが少なく本能に訴えるサッカーで非常に見応えがあるものだなと。
(先にも述べたけどその分キツクなっていくのかなとも思っています。)
結果に関わらず、このベースと言うのは今後もぜひとも続けていって欲しいと思います。
とまぁそんな感想。
残念ながら山雅は負けたけど非常に面白く熱いJ初戦でした。
おそらく今後も厳しい試合が続くんだろうけど、こういう気持ちに訴えるサッカーしてくれたらまた観にいきたいと思えますね。
個人的な今年の目標は昨年より山雅を見にいくことです。
個人的な変化もあるけど案外早く達成できそうですね。
《気になった選手》
東京ヴェルディ
MF 小林祐希
ボランチで出場。
特に後半のパフォーマンスは圧巻でした。
正確なワイドへの展開と機を見てスイッチを入れるような縦パスで攻撃のタクトを奮っていたなと。
またパスだけでなくドリブルでPA内に突っ掛けてきた時には驚きました。
これで19歳っていうんだから末恐ろしいですね。
あと何年日本にいるか分からないクラスの選手だと感じたので、今後も機会があれば観にいこうと思いました。
FW 阿部拓馬
2トップの片方で出場。
キレのあるドリブルで山雅にとって最も脅威となっていました。
実際に2点目の起点となっていたし、昨年ブレイクした実力を見せていたと思います。
今シーズンもなかなか活躍しそうな雰囲気ですね。
ひっそりと注目していきたいと思います。
松本山雅FC
MF 小松憲太
ボランチで出場。
持ち前の運動量で序盤からプレスをかけ続けチームに貢献していたと思います。
さすがに終盤運動量が落ちたけど、その守備範囲の広さは驚異的ですらありましたね。
今のサッカーを続けていくならちょっと欠かせない選手かなと感じました。
小松選手不在のチームを見るのはまだ少し怖いのでなんとか怪我せずに試合に出続けて欲しいものです。
FW エイジソン
FWで出場。
巷ではそんなに評価高くないのかな?
個人的には大きなポテンシャルの高さを感じたので意外でした。
エイジソン選手のプレイで最も印象的なのが身体のキレの部分。
一瞬の加速であったり方向転換するときのしなやかさであったりアクロバティックさは、日本人にはないものをもっているなと。
今後かなりブレイクしていくものと確信してるんだけどどうでしょう?
とにもかくにも注目ですね。
《試合以外雑感》
・UMestさんの電車企画に便乗したことでJ初戦へのモチベーションを上げられて良かった。
・ちなみに83人参加だったらしい。
・味の素スタジアムについたら山雅側に人が沢山いて凄かった。
・適当に話してて並んでなかったので列が切れたら入ろうと思ったんだけど、いつまで経っても列がなくならないので駅前のコンビニいったんだけど戻ってきてもまだ列が長くて驚いた。
・諦めて12時過ぎに並んでみたら列がバック中央付近まで伸びていて面白かった。
・山雅側のG裏がいっぱいで凄かった。
・試合開始前に2階席が開放されて凄かった。
・座った席の近くを見渡したら知り合いが近くにいてうけた。
・ヴェルディくんが小さかった。
・よくわからないレンジャーがいて面白かった。
J2第1節 湘南ベルマーレ×京都サンガF.C.
2012/3/4 17:30KO
湘南ベルマーレ 2-1 京都サンガF.C.
【得点】
京都 中山博貴
湘南 岩上祐三
湘南 菊池大介
《試合経過》
http://www.jsgoal.jp/game/2012/20120200031020120304.html
《試合感想》
味の素スタジアムで山雅のJ初戦を見てからハシゴで行ってきました。
ギリギリ間に合うかなって感じだったんだけど、外のフードコートで買い物してたのでキックオフから5分ほどして着席。
湘南は反町監督が退任しチョウ・キジェさんがコーチから昇格する形で新監督に就任していました。
その影響かシステムは4-3-3から3-6-1に代わっていましたね。
揃った選手のスタイルもあってか以前より縦に早くなく、中盤をしっかりと作るイメージになっていた気がしたものです。
特に永木選手、ハン・グギョン選手、岩上選手、菊池選手で組む中盤は知名度こそ高くないけど、それぞれ高いスキルでボールを動かし前に運べるしなんだかんだJ2でも高いレベルにあるのかなと感じました。
またディフェンス陣もロンドン五輪世代の3枚と若い面々で形成されていたけど、機動力があり対人が強くこちらも好印象でした。
一方の京都はほぼ昨季の天皇杯準優勝メンバーがスタメンに名を連ねていました。
システムは4-4-2で細かいパス回しが牙を向いていましたね。
リズムの良い時は見てて笑ってしまうくらいの小気味良さで湘南を翻弄していて、「J2優勝候補筆頭」と言われるだけのことはあるなと感じたものです。
2トップの久保選手・宮吉選手のところでそれなりにチャンスは作れていたものの、湘南の粘りとシュートが少しズレたことで得点にならなかったのが痛かった気がしました。
試合は菊池選手のAT弾で湘南が劇的勝利をおさめた訳だけど、京都も実力の高さは見せられていたのかなと感じました。
昨季終盤から天皇杯にかけて魅せつけたパス回しはシーズン序盤から火を噴きそうだしこれはなかなか強いなと。
ただパスで崩そうと前線に人をかける分この日の湘南の決勝点の様にボランチのあたりで上手くボールを奪い縦に早い攻撃を仕掛けることが出来ればチャンスをあるのかなとも感じたものです。
まぁそれが京都のスキルを考えた時にかなりハードルの高い作業になる訳ですが。
そんな感想。
とにかく寒かったけど、菊池選手のAT弾だけで「行って良かった」と思える試合でした。
なんだかんだ湘南への思い入れが強くなってる今日この頃なので、このまま頑張って欲しいと思います。
《気になった選手》
湘南ベルマーレ
MF 岩上祐三
トップ下で出場。
獅子奮迅の活躍でしたね。
同点ゴールのシュートだけでなくサイドへの展開や機を見たミドルシュート・セットプレイなど、随所でそのキックの精度の高さを披露していたと思います。
またそれだけでなくロングスローでチャンスを演出していたし、早くも欠かせない存在となっていた気がしました。
早くも今シーズン最も活躍するルーキーだと思えてきたので、その私の期待通りの活躍を今後も続けていって欲しいと思います。
京都サンガF.C.
DF 福村貴幸
左SBで出場。
守備の対人が非常に良い選手ですね。
早いアプローチで対面の相手に自由を与えず、またドリブルでの仕掛けに対しても見事に対応していたので見事だなと感じたものです。
まだロンドン五輪世代との事なので、これからの飛躍に注目していきたいと思います。
《試合以外雑感》
・寒かった。
・フードコートのステーキ丼は美味しかった。
・BMWスタジアムのBMW押しが凄かった。
・スタジアムDJが観客数言い間違えて「あっ」って言ったのが面白かった。
湘南ベルマーレ 2-1 京都サンガF.C.
【得点】
京都 中山博貴
湘南 岩上祐三
湘南 菊池大介
《試合経過》
http://www.jsgoal.jp/game/2012/20120200031020120304.html
《試合感想》
味の素スタジアムで山雅のJ初戦を見てからハシゴで行ってきました。
ギリギリ間に合うかなって感じだったんだけど、外のフードコートで買い物してたのでキックオフから5分ほどして着席。
湘南は反町監督が退任しチョウ・キジェさんがコーチから昇格する形で新監督に就任していました。
その影響かシステムは4-3-3から3-6-1に代わっていましたね。
揃った選手のスタイルもあってか以前より縦に早くなく、中盤をしっかりと作るイメージになっていた気がしたものです。
特に永木選手、ハン・グギョン選手、岩上選手、菊池選手で組む中盤は知名度こそ高くないけど、それぞれ高いスキルでボールを動かし前に運べるしなんだかんだJ2でも高いレベルにあるのかなと感じました。
またディフェンス陣もロンドン五輪世代の3枚と若い面々で形成されていたけど、機動力があり対人が強くこちらも好印象でした。
一方の京都はほぼ昨季の天皇杯準優勝メンバーがスタメンに名を連ねていました。
システムは4-4-2で細かいパス回しが牙を向いていましたね。
リズムの良い時は見てて笑ってしまうくらいの小気味良さで湘南を翻弄していて、「J2優勝候補筆頭」と言われるだけのことはあるなと感じたものです。
2トップの久保選手・宮吉選手のところでそれなりにチャンスは作れていたものの、湘南の粘りとシュートが少しズレたことで得点にならなかったのが痛かった気がしました。
試合は菊池選手のAT弾で湘南が劇的勝利をおさめた訳だけど、京都も実力の高さは見せられていたのかなと感じました。
昨季終盤から天皇杯にかけて魅せつけたパス回しはシーズン序盤から火を噴きそうだしこれはなかなか強いなと。
ただパスで崩そうと前線に人をかける分この日の湘南の決勝点の様にボランチのあたりで上手くボールを奪い縦に早い攻撃を仕掛けることが出来ればチャンスをあるのかなとも感じたものです。
まぁそれが京都のスキルを考えた時にかなりハードルの高い作業になる訳ですが。
そんな感想。
とにかく寒かったけど、菊池選手のAT弾だけで「行って良かった」と思える試合でした。
なんだかんだ湘南への思い入れが強くなってる今日この頃なので、このまま頑張って欲しいと思います。
《気になった選手》
湘南ベルマーレ
MF 岩上祐三
トップ下で出場。
獅子奮迅の活躍でしたね。
同点ゴールのシュートだけでなくサイドへの展開や機を見たミドルシュート・セットプレイなど、随所でそのキックの精度の高さを披露していたと思います。
またそれだけでなくロングスローでチャンスを演出していたし、早くも欠かせない存在となっていた気がしました。
早くも今シーズン最も活躍するルーキーだと思えてきたので、その私の期待通りの活躍を今後も続けていって欲しいと思います。
京都サンガF.C.
DF 福村貴幸
左SBで出場。
守備の対人が非常に良い選手ですね。
早いアプローチで対面の相手に自由を与えず、またドリブルでの仕掛けに対しても見事に対応していたので見事だなと感じたものです。
まだロンドン五輪世代との事なので、これからの飛躍に注目していきたいと思います。
《試合以外雑感》
・寒かった。
・フードコートのステーキ丼は美味しかった。
・BMWスタジアムのBMW押しが凄かった。
・スタジアムDJが観客数言い間違えて「あっ」って言ったのが面白かった。
ゼロックススーパーカップ 柏レイソル×FC東京
2012/3/3 13:35KO
柏レイソル 2-1 FC東京
【得点】
柏 ジョルジ・ワグネル
柏 レアンドロ・ドミンゲス(PK)
東京 長谷川アーリアジャスール
《試合経過》
http://www.jsgoal.jp/game/2012/20125030010120120303.html
《試合感想》
久しぶりにゼロックススーパーカップへ行ってきました。
ワシントン選手が加入してヴェルディが優勝した以来だから7年ぶりとかかな?
その試合は日産で行われて塗師選手が延長から出たんですよね。
いやいや懐かしい。
両チーム昨年のメンバーをベースにしたスタメンだったのかなと。
Jリーグチャンピオンの柏は4-4-2。
攻撃はレアンドロ・ドミンゲス選手を軸に大外を酒井選手とジョルジ・ワグネル選手が使うのが得意の形だったのかなと。
とにかくレアンドロ・ドミンゲス選手が上手くてボールを失わない。
そのまま前にボールを運べちゃうのが最大の怖さだったのかなと感じました。
実際に酒井選手がアグレッシブなオーバーラップが出来るのも、右サイド少し中気味にプレイしたレアンドロ・ドミンゲス選手が絶対にボールを失わないからだろうし、そこで人を惹きつけてスペースを作ってくれるからなんだろうなと感じました。
代表に比べて酒井選手がイキイキとプレイしてる様に見えるのは、レアンドロ・ドミンゲス選手の存在が大きいからなんだろうと強く感じたものです。
またレアンドロ・ドミンゲス選手の個の強さだけでなく、チームとして繋ぐ意識の高さを強く感じられたのも面白かったです。
一方の東京は4-4-2的な布陣。
前線に人を多く配置してボールの出し入れの中で崩すサッカーだったのかな?
その中でタイミングよく攻撃参加した椋原選手・太田選手の両SBの崩しが最も怖さを発揮していたように感じました。
実際に得点シーンもサイドから崩したものだったし、それ以外にも多くのチャンスがサイドから生まれていました。
町田の時にも魅せたポポビッチスタイルが早くも見られた様で個人的に熱かったです。
試合としては全体的には東京のゲームだったと思っています。
ただそれでもスコアとしては柏が勝ってる訳で、それが強さってものなのかなと。
特に2点リードした前半なんて柏が東京のディフェンスの裏を取るシーンなんて皆無でしたからね。
ジョルジ・ワグネル選手のミドルシュートにやられたといえばそれまでなんだろうけど、全体的な傾向として守備組織が強固になってきている現代サッカーでは崩さずに点を奪えてしまうこの日のジョルジ・ワグネル選手の様なシュートは重要になってきているのかなと強く感じたものです。
ああ言う距離をコンスタントに決めてくるチームが、これから勝ちあがっていくんだろうなと。
そんな感想。
試合も面白かったけど、やっぱり生でサッカーを見るっていいなと改めて感じました。
これからシーズンが始まっていく訳だけど、一層楽しみになりましたね。
《気になった選手》
柏レイソル
MF レアンドロ・ドミンゲス
トップ下で出場。
初めて生で見たんですが、物凄いですね。
トラップも上手いしそこからの加速も非常に速く、東京も止めることが出来ていませんでしたね。
止まられたか?とか思っても、ほぼ間違いなくファールになって、「レアンドロ・ドミンゲスが倒れたらファールになる」ってルールがあるのかと勘違いしたほどです。
ぜひともまた見てみたいですね。
今年も圧倒的なプレイが楽しみです。
FC東京
DF 椋原健太
右SBで出場。
積極的なオーバーラップと縦への仕掛けで右サイドを席巻していたなと。
シザースから縦に抜けてのクロスなんて、この日何度見せた事でしょう。
これまで左サイドでのプレイを多く見てきたけど、個人的には右の方が躍動してるのかなと感じました。
MF 高橋秀人
ボランチで出場。
守備に切り替わった瞬間のアプローチの速さと球際の強さが印象的でした。
重要な局面を上手くストップ出来ていたのが、勝因の一つだとすら感じたほどです。
今年のチームで重要な役割を果たしていきそうなので。これからも注目していきたいと思います。
《試合以外雑感》
・暖かくて良かった。
柏レイソル 2-1 FC東京
【得点】
柏 ジョルジ・ワグネル
柏 レアンドロ・ドミンゲス(PK)
東京 長谷川アーリアジャスール
《試合経過》
http://www.jsgoal.jp/game/2012/20125030010120120303.html
《試合感想》
久しぶりにゼロックススーパーカップへ行ってきました。
ワシントン選手が加入してヴェルディが優勝した以来だから7年ぶりとかかな?
その試合は日産で行われて塗師選手が延長から出たんですよね。
いやいや懐かしい。
両チーム昨年のメンバーをベースにしたスタメンだったのかなと。
Jリーグチャンピオンの柏は4-4-2。
攻撃はレアンドロ・ドミンゲス選手を軸に大外を酒井選手とジョルジ・ワグネル選手が使うのが得意の形だったのかなと。
とにかくレアンドロ・ドミンゲス選手が上手くてボールを失わない。
そのまま前にボールを運べちゃうのが最大の怖さだったのかなと感じました。
実際に酒井選手がアグレッシブなオーバーラップが出来るのも、右サイド少し中気味にプレイしたレアンドロ・ドミンゲス選手が絶対にボールを失わないからだろうし、そこで人を惹きつけてスペースを作ってくれるからなんだろうなと感じました。
代表に比べて酒井選手がイキイキとプレイしてる様に見えるのは、レアンドロ・ドミンゲス選手の存在が大きいからなんだろうと強く感じたものです。
またレアンドロ・ドミンゲス選手の個の強さだけでなく、チームとして繋ぐ意識の高さを強く感じられたのも面白かったです。
一方の東京は4-4-2的な布陣。
前線に人を多く配置してボールの出し入れの中で崩すサッカーだったのかな?
その中でタイミングよく攻撃参加した椋原選手・太田選手の両SBの崩しが最も怖さを発揮していたように感じました。
実際に得点シーンもサイドから崩したものだったし、それ以外にも多くのチャンスがサイドから生まれていました。
町田の時にも魅せたポポビッチスタイルが早くも見られた様で個人的に熱かったです。
試合としては全体的には東京のゲームだったと思っています。
ただそれでもスコアとしては柏が勝ってる訳で、それが強さってものなのかなと。
特に2点リードした前半なんて柏が東京のディフェンスの裏を取るシーンなんて皆無でしたからね。
ジョルジ・ワグネル選手のミドルシュートにやられたといえばそれまでなんだろうけど、全体的な傾向として守備組織が強固になってきている現代サッカーでは崩さずに点を奪えてしまうこの日のジョルジ・ワグネル選手の様なシュートは重要になってきているのかなと強く感じたものです。
ああ言う距離をコンスタントに決めてくるチームが、これから勝ちあがっていくんだろうなと。
そんな感想。
試合も面白かったけど、やっぱり生でサッカーを見るっていいなと改めて感じました。
これからシーズンが始まっていく訳だけど、一層楽しみになりましたね。
《気になった選手》
柏レイソル
MF レアンドロ・ドミンゲス
トップ下で出場。
初めて生で見たんですが、物凄いですね。
トラップも上手いしそこからの加速も非常に速く、東京も止めることが出来ていませんでしたね。
止まられたか?とか思っても、ほぼ間違いなくファールになって、「レアンドロ・ドミンゲスが倒れたらファールになる」ってルールがあるのかと勘違いしたほどです。
ぜひともまた見てみたいですね。
今年も圧倒的なプレイが楽しみです。
FC東京
DF 椋原健太
右SBで出場。
積極的なオーバーラップと縦への仕掛けで右サイドを席巻していたなと。
シザースから縦に抜けてのクロスなんて、この日何度見せた事でしょう。
これまで左サイドでのプレイを多く見てきたけど、個人的には右の方が躍動してるのかなと感じました。
MF 高橋秀人
ボランチで出場。
守備に切り替わった瞬間のアプローチの速さと球際の強さが印象的でした。
重要な局面を上手くストップ出来ていたのが、勝因の一つだとすら感じたほどです。
今年のチームで重要な役割を果たしていきそうなので。これからも注目していきたいと思います。
《試合以外雑感》
・暖かくて良かった。