愛子様が社会人となられ、赤十字社で一般職員と同じようにお仕事をされている様子や、皇后雅子様に似てこられた容貌に、母娘のつながりを見、さぞ頭脳も明晰なのだろうと察しられ、我が娘の成長以上にほほえましさを覚えた。 これから先、恐らく10年以内に国民に賛否を問われるのが愛子様結婚に伴う天皇問題だ。私には直接関係ないとは言え、心づもりだけはしておいた方がいい。そこで賛否の前にまずその違いを理解したいと思った。抽象的だと考えにくいので、具体的に整理してみた。 女性天皇を認めるということは 現行制度は、男系天皇で男性天皇だ。(1)これを原則にさらに女性天皇も認めるというのは、男系天皇制は維持しつつ、具体的には、愛子内親王が天皇になることを容認するということ。その場合、愛子内親王が結婚して子供ができても、男の子、女の子に関わらず、天皇にはなれない(女系になるので)。愛子天皇崩御後は、悠仁親王が次の天皇に就くことになる。万一、悠仁親王が愛子天皇より先に崩御の場合は、悠仁親王に子供がいればその長子が男女に係らず、天皇になるし、子供がいなければ断絶となる。結局、女性天皇容認の利点は20年程度の時間稼ぎになることと、絶対に一人は男子を生まねばならないという悠仁親王の子作り負担の軽減だ。但し、愛子内親王が結婚されるであろう、この10年ほどの間に決定する必要がある。 女系天皇も認めるということは (2)更に女系天皇も認めるというのは、同時に女性天皇を認めるということは自明として、具体的には、愛子内親王が天皇になることを容認することに加えて、その長子が男女に係らず、愛子天皇崩御後の次々の天皇になるというもの。イギリスの王室と同じだ。この場合も、愛子内親王が結婚されるであろう、この10年ほどの間に決定する必要がある。でないと、現状のまま、悠仁親王の子作りにすべての負担がかかるというものだ。まぁ、天皇継承順位は、凡そこんなところだと理解するがどうだろうか。 |