本日の衆議院本会議では民法改正案の採決において、与党から反対者が一名出た。
確かに、意見が割れる法案を数日の審査をもって打ち切って採決してしまっている部分はある。
おそらくこの法案審議は長く続くだろうと思って、このブログにおいても
のように1と2と番号を振ってまだまだ続くようにしたのだが今日の本会議で採決されるとは。
一方で野党が修正案を出して合意に至っているということもある。
問題にされているのは、別れた若しくは別れられない旦那にドメスティック・バイオレンスを受けて被害にあった妻子が、家庭裁判所に訴えても何もしてくれないという実情が、被害者から聴こえてきているからである。
したがって野田聖子議員は責められるべきものでもない。
退席ではなく、起立せずの反対をしたことに敬意を表する。
彼女が党議拘束に反したのは郵政民営化法案のときも同様だった。
自民党支持者にだって、この民法改正案には反対している人もいる。その声を聞くのも民主主義であるし、なにしろ党議拘束に縛られるのは自由を認めていないということだ。
一応、今回の修正により、満たされた部分はあるとは思うが、それでも不備を指摘する人もいるだろう。全員が全員、党の指示に従ってばかりいては、何のために政党ではなく議員を選んでいるのかについて意義がなくなる。