県民の前で語る覚悟はあるのか――それでも私は公開討論会を開催します
9月27日、郡山市中央公民館で、福島県知事選挙の立候補予定者による公開討論会を開催します。
しかし、ここに至るまでの経緯は、決して順調なものではありませんでした。
私は、福島県知事選挙を前に、候補者の皆さんに県政について直接語っていただき、県民がそれぞれの考えを聞くことのできる場をつくりたいと思い、この公開討論会を企画しました。
ところが、内堀雅雄知事からは、
「現職だから出席しない」
という回答がありました。
長谷沼邦彦氏については、電話を持っていないため、現在のところ連絡を取ることができません。
そして、金山屯氏、遠藤雄大氏については、
「内堀知事が出席しないのであれば、自分も出席しない」
という回答でした。
結果として、現時点で出席するのは塚越栄光氏お一人です。
それでも私は、公開討論会を開催します。
「現職が出ないから、自分も出ない」でいいのか
今回、私がどうしても理解できないのは、この部分です。
福島県知事選挙に立候補するということは、福島県の未来について、自分なりの考えを持っているということではないでしょうか。
だったら、現職が来るか来ないかに関係なく、
「私は県民の前で自分の政策を語ります」
と言えばいいのではないでしょうか。
むしろ現職が来ないのであれば、現職とは違う考えを持っている候補者にとって、自分の政策を県民に伝える絶好の機会だと思います。
それなのに、
「現職が出ないから、自分も出ない」
となってしまう。
私は、そこに疑問を感じます。
もちろん、出席するかどうかは、それぞれの候補者が判断することです。
しかし、県民の側から見れば、その判断もまた選挙を考えるうえでの一つの材料になります。
選挙は「お願いします」と頭を下げるだけではない
選挙になれば、候補者は県民に票をお願いします。
「私に投票してください」
「私に県政を任せてください」
そう訴えることになります。
しかし、私は政治というものは、それだけではないと思っています。
自分が何を考えているのか。
何を変えたいのか。
何を守りたいのか。
福島県の未来をどう描いているのか。
それを県民の前で堂々と語る。
そして、県民から質問を受ける。
時には厳しい質問にも答える。
それが政治家としての責任ではないでしょうか。
だから私は、今回の対応を見て、
「県政を担おうとする熱意は、どこにあるのだろうか」
と思わざるを得ません。
福島県には語らなければならない問題が山ほどある
福島県には、いま語らなければならない問題が山ほどあります。
人口減少。
少子高齢化。
農業。
地域経済。
医療。
教育。
道路や河川などのインフラ。
東日本大震災からの復興。
原発・廃炉。
エネルギー政策。
そして、これから福島県をどのような地域にしていくのかという、もっと大きな問題です。
これだけの問題を抱えている福島県の知事選挙で、
「誰が出るから出る」
「誰が出ないから出ない」
という話になってしまうこと自体、私は残念でなりません。
県民が聞きたいのは、候補者同士の駆け引きではありません。
「あなたは福島県をどうしたいのですか?」
ということです。
私は一人でも開催します
今回、出席するのは現時点では塚越栄光氏お一人です。
それでも私は開催します。
一人だから中止するのではありません。
むしろ、一人だからこそ、その一人の候補者に福島県政についてしっかり語っていただきたいと思います。
そして、会場に来てくださった県民の皆さんにも、ぜひ一緒に考えていただきたいと思います。
今回の公開討論会は、誰かを当選させるための場ではありません。
特定の候補者を応援するための場でもありません。
福島県民が、自分自身で考えるための場です。
私は、政治は県民の前で語るところから始まると思っています。
県民の前に立つ。
自分の政策を語る。
質問に答える。
そして、自分の言葉に責任を持つ。
それが政治ではないでしょうか。
出席しないという判断も、県民が見る
私は、候補者に「絶対に出席しろ」と言いたいわけではありません。
出席しない自由も、それぞれにあります。
しかし、その判断を県民がどう受け止めるのかも自由です。
選挙とは、候補者が自分の都合で情報を発信するだけのものではありません。
県民が候補者を見て、聞いて、考えて、自分の一票を決めるものです。
だから私は、今回の公開討論会を開催します。
たとえ参加者が一人であっても、県政について語る場をなくしてはいけないと思うからです。
県民の前で語ることから逃げない。
私は、そういう政治であってほしいと思っています。
9月27日、郡山市中央公民館。
福島県のこれからについて、皆さんと一緒に考えたいと思います。
ぜひ会場にお越しください。
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