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ダグデドと相対する全人類。
「お前たちは、何なんだ!?」
「俺は媚びねえ、諂わねえ......誰が相手になろうと、意地とドタマでぶっちぎる......それがンコソパ総長、ヤンマ・ガストだ!!」
「我が名はイシャバーナの女王、ヒメノ・ラン!ただ我がままに、我が道を往く!散ることを知らぬ花、その気高きを知るが良い!」
「民とは、命なり......民のためには、泥に塗れて手を汚す......それが、豊穣の王殿様!カグラギ・ディボウスキ!!」
「法とは、王を穿つ鉾......法とは、民を守る盾。なればこそ、ゴッカンは不動なり!地が裂け、天が降ろうとも!このリタ・カニスカは揺るがない!」
「俺は、ジェラミー・イドモナラク・ネ・ブラシエリ......人、バグナラク、全てを統べて、世界の定めを定める狭間の王様だ!その有様を、永久に語り継ぐといい!」
「恐怖しろ......そして慄け!一切の情け容赦なく、一木一草悉く!貴様を討ち滅ぼす者の名は!ギラ・ハスティー!そして!!」
「「「「「「王様戦隊!!キングオージャー!!」」」」」」
「俺様達が!世界を支配する!!」
『HATCH IT!』
『GUYS GO!』
『COME AND KICK IT!』
『QUA GOD!』
『TONE BOY!』
『POP IT ON!』
「「「「「「王鎧武装!!」」」」」」
6人で王様戦隊に変身!
オージャカリバーが輝く......
「不死身を斬る力か、面白いねえ!」
VS宇蟲王!
ンコソパ陣は永遠の命の代用物を作成中......
「何か、流れ来てるっぽいすよ!でもこっちができなきゃ、どうしよーもないすよ!」
「うるせーな!てめーが作ってみろよ永遠の命!」
「できましぇん......」
コフキに飴が差し出される......
「ありがとうございます......あああああ!?シュゴッドソウルは、命と魂の結晶です!その技術で、器を作って、ンコソパの通信技術で、命と」
「短く!」
「シュゴッドソウルで、器を作る!」
「......やったるわコラァ!」
「「「「しゃあああ!」」」」
「......ありがとうございます。」
・
カメジムがコフキらを襲撃!
スパイダークモノスが寸前で阻止する。
「向こうはよいのですか!?」
「彼らを、信じているからね......!」
「バカバカしい!信頼なぞ、裏切りの前座!全てを混沌のるつぼに陥れ、私はそれをあざ笑う!虫けらは、我が愉悦の餌食となれえ!」
「......お前さんには、お仕置きじゃ足りないな!だが、トドメは相応しい相手に譲るとしよう!」
クモノスがカメジムを蹴り飛ばした先には
「いくつもの恨み......この剣に込める!跪け!!」
オオクワガタオージャーがカメジムに連続攻撃!
更に奈落の王がカメジムを追撃!
(まだいてくれた?)
「死の国で、永遠に殺してやろう!下等生物!」
デズナラクがハーカバーカへ、最後の五道化を道連れにしていく......
タランチュラアビスはその後を追いかけるが
「......お前は、まだ早い。」
ついにカメジムも死の世界へ......
「静かにしろ......」
虚飾の宰相もまた、自分が命を弄んできたという事実に怯えながら、かつての仲間たちと永遠に過ごすことになった......
・
ハチの炎、パピヨンの弓、クモノスの糸でダグデドを追い詰める。
更にクワガタオージャーが上空から吹っ飛ばす!
「俺様が何様か、忘れるほどオツムがお粒なのか!?」
「ボッチの王様だろ、スカポンタヌキ!!」
「......俺様は、宇蟲王!ダグデド・ドゥジャルダン!」
宇蟲王は自らを巨大成虫化!
「ヤンマ!どうしよう!?究極最強のすげえキングオージャー呼ばなきゃ!」
「超絶怒涛究極完全体キングオージャー!」
「そう!それそれ!」
コフキ達が「器の準備ができた」と知らせに来る。
「でも、中身がねえ!」
「よくやった!ギリギリセーフだ!」
「「「「だから中身ねーんすよ!」」」」
「あったんだ!永遠の命はずっと、側にあった......」
(「果てなき連なりの先で、命は永遠に繋がっていく......」)
「永遠の命に代わるもの......それは、無限に連なる小さき命!
民ども!聞け!貴様らの命、俺様に寄越せ!」
「......王を、信じて!!」
「「「「「我ら民、王に命を預ける!!」」」」」
「オージャカリバーを掲げてください!」
「いけえーーーキングオージャー!!」
チキューの全ての命がキングオージャーへ!!
究極完全になったキングオージャーはダグデドの部屋に到着......
「星はお手玉、命は駒!宇宙を遊び、万物を弄ぶ......恐れ、敬い、平伏して、従い、崇め、奉れ!!」
宇蟲王と最終決戦!
「この宇宙は、俺様のものだああああ!」
究極キングオージャーすらも圧倒する宇蟲王......?
「たかだか狭いこの部屋が、貴様の限界だ!見るがいい!魂を紡ぎ、意思を受け継ぎ、小さき命が繋がって、新たに生み出す巨大な力!お粒ごときが!」
「「「「「「出しゃばるな!!!」」」」」」
キングオージャーが自ら起動し、ダグデドを攻撃!?
「クワゴン、みんな......分かった、行こう!」
機体そのものが燃え上がり、ダグデドごと部屋を粉砕した.......
空間の外へ投げ出される宇蟲王。
・
裸の宇蟲王ダグデドは地上へ堕ちる。
「悲鳴を上げろ......!」
「ふざけ、る、な......」
6本の剣が宇蟲王に届き、ついに頭部の核を破壊した!
そして、王たちは民の前へ帰っていく......
「......よっしゃあああああ!」
抱き合う民と王たち。
・
シュゴッド達は、創造主である宇蟲王を運命を共にすることを選んだ......
「クワゴン......」
「辛気くせえ顔すんなタコメンチ......ゴッドクワガタのシュゴッドソウルは、『ここ』にあんだろうが?」
ヤンマの手には空になったシュゴッドソウルが!?
「あいつらに託された......シュゴッドはただの機械だ、命と魂がありゃ、機体は復元できる......俺が、必ずやる。」
「......頼む。」
・
それから先の物語を、少し話そう。
平和になったチキューは、本当の意味で1つになろうとしていた。
「我々は、6王国の国境を無くし、種族の垣根を超える。民が王とで、王が民となる、新しい国の建国を宣言する......この新たな国の名は、各国の頭文字を取って......『シュンイトゴバ』!!」
「え?何?」
「シュンイドバゴ!」
「リタも馴染んでないじゃない。醜い名前......」
「そもそもシュが頭文字ってのが気に食わねえ。」
「7文字ですから。私はちょうど真ん中をいただく......」
「謙虚なフリして!実は真ん中が一番偉いって思ってるだろ!?」
「ハテ?」
「そこは狭間に貰おう。『ンシュバトイゴ』でどうかな?」
「中央は絶対中立の場所だ!『ンシュゴバトイ』!」
「もう、大イシャバーナでいいじゃない......」
「しゃあ!いっちょ裁判で決めるか!」
「決闘裁判を行う!全員剣を取れ!」
「ちょっと待って!何でそーなるの!?」
大きな改革は、何とも間抜けな理由でご破算になった。
だが不思議と、この騒動を責める者は少なかった。
「ギラ様、笑っておられませんか?」
「ごめんごめん。何だか、これでよかった気がするから。」
「同感です。」
「ふふ......リタ、髪掴んじゃダメ!」
・
みんな、気づいていたんだろう。
各国にパソコンの講義をするンコソパ。
「コレヲコウシテコウスレバ、デキル!」
「お前完璧じゃねーか!」
無理に一つになる必要はない。
姿かたち、心。一つとして同じものは、ない。
交わらないから、面白い。
・
ンコソパの喧嘩を止めるシオカラ。
「これより、ゴッカン式簡易裁判を開廷する......判決は......どっちもどっち!」
好きなところは受け入れて、嫌いなところはそっとしておく。
・
イシャバーナでおにぎり祭り。
「やはり皆さん、おにぎり一つとっても、お美しい!」
「イシャバーナ国民は、常に美しくあることを忘れない......」
セバスが隠れて食べているところを、クレオメイド長が阻止。
「......おひとつ、いかが?」
違う者同士、共に生きればいい。
・
ゴッカンで囚人たちを診るエレガンス。
「心身共に健康そのもの。ただ、身体を動かさないと毒ですことよ?」
「心穏やかなみなさーん?働いて、くれるかなー?」
「「「「はーい。」」」」
そしてこの夫婦も。
「そろそろ休憩なさってくださいなー。はいはい、座ってくださーい。ブランド茶でーす。」
「ありがとう......あっつ!けど、美味しい......」
「ラクレス様、笑顔が増えましたわ。」
「君といると、悲しむ方が難しいよ。」
「もう!罪な男!」
「おいそこ!イチャイチャするな!」
手を繋ぎ、力を合わせるのは、いざというときだけでいい。
おっと?残念ながら、その時が来てしまったようだ。
・
「続きは、また今度。留守を頼むよ、今度のは、手こずりそうだ。」
「ジェラミー......どうか、お気をつけて......」
だが、安心してほしい。
君が俺の話を聞いてるってことは、王様戦隊が、チキューを守り抜いたってことだ。
「よーし、軽くぶっ飛ばすぞー。」
「私のお気に入りは、何一つ渡さない。」
「宴の手配は、既に済んでおりますよー!」
「よし!秒で裁く!」
これを聞いている君に、お願いがある。
物語の続きを、君に作って欲しい。
宇宙の星々が繋がり、星座となって、物語を生むように......
命を繋いで物語を紡ぎ......
『TONE BOY!』
『COME AND KICK IT!』
『POP IT ON!』
『HATCH IT!』
『GUYS GO!』
『QUA GOD!』
「王様戦隊!キングオージャー!......痛!もう!」
「「「「「俺様(私)が!世界を支配する!」」」」」
「王鎧武装!」
めでたし、めでたしを決して諦めない、永遠に続く物語を、君に託す...... とさ。
ーーーーー
終わったか。。w
また数日後に総括するか。。