マン坊舎へようこそ

「世間の縮図」といわれるマンション。

このマンションの管理を学んで世間を知ろう・・・そのために引きこもる勉強部屋・・・引きこもれば引きこもるほど世間がわかる・・・マン坊舎です。


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♪日曜日はアバウトでいこう♪

本日は2月28日の日曜日なり。♪日曜日はアバウトでいこう♪

東大寺大仏殿が描かれた図面などシリーズ その4です。

その1 平安時代末期12世紀、信貴山朝護孫子寺にある信貴山絵巻
その2 江戸時代初期17世紀後半、東大寺大仏殿内にある建地割板図
その3 室町時代16世紀に描かれた東大寺大仏殿縁起絵巻

その4は、鎌倉時代(1192~1333)に描かれたという行基菩薩行状絵図を訪ねます。

所蔵は一乗山家原寺(大阪府堺市西区家原寺町1-8-219、作者は不明、ただし、巨勢 金岡(こせ の かなおか、生没年未詳)が描いたという説もあるそうです。

三幅の軸装品で、重要文化財に指定されていますが、こちらも残念ながらWPで、その全貌を閲覧できるサイトには、今のところ遭遇していません。

国指定文化財等データーベースもありますが、情報が少ないようです。

やはり書物。次の大全にあるとか。

国宝・重要文化財大全 (1)
著者不明→これは文化庁?・・・監修か?¥36,750 Amazon.co.jp
編纂が毎日新聞第二図書編集部とのこと



こちらは4万円ちかくですが、某公立図書館では貸出可で蔵書していました。
借りてみたいと思います。

なお、この大全は12巻+別巻の13冊、ほぼ10年前1997年の「内容解説」によれば
「文化財の指定制度誕生から100年を経て、その間に指定された国宝・重要文化財約1万2千件を通覧できる、画期的な国宝・重要文化財大全集。文化庁の全面協力により、実現した記念碑的内容の全12巻。絵画、彫刻、工芸品、書跡、建造物、歴史・考古資料など各分野の文化財を網羅し、写真点数約4万点の大図版資料を収載。はるか悠久の時が育んだ伝統美のすべてを、わが国が誇る日本文化の粋を一目で総覧できる、唯一無二の大事典」とのこと。

「唯一無二の大辞典」・・・「そそられますね」(^^;)

ともあれ、行基菩薩行状絵伝の中にあるらしい東大寺大仏殿の図・・・WPにおける「唯一無二の画像」がありましたので、そっとお借りして拡大して見ましょう。

$マン坊舎へようこそ鎌倉時代(1333まで)に成立した絵ということなのですが・・・この大仏殿の正面・・・絵に番号を振りましたが、7間しかありません?

天平創建 757(行基が活躍)正面11間
平安消滅1180
鎌倉再建1195(重源が活躍)正面11間
室町消滅1567
江戸再建1709(公慶が活躍)正面7間

この絵図1333以前に成立・・・
とすると「正面○間」の「勘定」があわないのです。

かなりアバウトですよね。



アバウトといえば、この絵図、人間に比べると大仏殿の大きさは小さいですし、といっても、主題は大仏殿の壮大さの表現にあるのではなく、行基さんの行状にあるようですので、紙面の都合上「建物はアバウトでドンマイ」・・・だったのでしょうね。


マン坊舎語録
マンションの管理には「アバウト」さも必要です・・・以下工事中 メモ

♪水曜日は焼き討ちにあい♪

本日は2月24日の水曜日なり。♪水曜日は焼き討ちにあい♪

東大寺大仏殿が描かれた図面などシリーズ その3です。

その1では平安時代末期12世紀、信貴山朝護孫子寺にある信貴山絵巻を訪ねて
その2では、江戸時代初期17世紀後半、東大寺大仏殿内にある建地割板図。

その3では室町時代16世紀に描かれた東大寺大仏殿縁起絵巻を訪ねます。

所蔵は東大寺、作者は不明、全三巻だそうですが、残念ながらWPでその全貌が閲覧できるサイトには、今のところ遭遇していません。

書物では、次の絵巻大成があるようです。

東大寺大仏縁起・二月堂縁起
(続々日本絵巻大成)/小松 茂美 中央公論新社 1994年 ¥50,971Amazon.co.jp


ぬぁんと5万円・・・さすがに高価で、これもまた普通の図書館にはありません。一度は覗いてみたいものです。

小松茂美氏は、1973年『平等院色紙形の研究』で、「古筆学」という新しい学問を提唱。「日本の絵巻」「続日本の絵巻」「続々日本絵巻大成」を出版。この中の第6巻目が東大寺大仏殿縁起絵巻とのこと。

さて、それでもWP上では、絵巻の断片を幾つか観ることが出来ます。東大寺の公式ホームページの中の「東大寺のあゆみ」にも、「鋳造の場面」「大仏開眼供養の場面」「南都焼討の場面」「大仏殿落慶供養に参列した源頼朝公」と4場面ほど掲載されています。

$マン坊舎へようこそ

東大寺大仏殿縁起絵巻「南都焼討の場面」から

大仏さんは奥の方、この絵には描かれていないようですが、左隣に並んでいる多聞天と虚空蔵菩薩のお顔が見えます。虚空蔵菩薩の周りを拡大して見ました。
「左のお坊さん」をさらに拡大してみますと・・・「叫んでいます!?」

やっぱり、火事は恐ろしい。


マン坊舎語録

♪土曜日は板図をながめ♪

本日は2月20日の土曜日なり。♪土曜日は板図をながめ♪

大仏殿の図面で、最も古いのは信貴山絵巻でした。

さて、次は・・・江戸再建のために描かれた板図です。
製作時期は1684~1695年頃と推定されています。

この板図(東大寺大仏殿内建地割板図)は大仏殿の東側、大仏殿ショップの上にあります。

$マン坊舎へようこそ


2002年4月から7月まで、奈良国立博物館で開催された「大仏開眼1250年 東大寺のすべて」展の準備を切っ掛けに神戸大学建築史研究室が依頼を受け、大仏殿内に掲げてあった板図の実測調査と描き起こしを行ったそうです。

$マン坊舎へようこそ


板図は縮尺1/20ですが、展示スペースの関係で描き起こし図は1/80と、1/4の大きさになったとか。現在、板図の左下に解説と共に大仏殿ショップの横に展示されています。

天平創建・鎌倉再建時は、共に11×7間堂(幅約88m)でした。江戸再建の時も初めは11×7間堂でしたが、事情(資金不足らしい)があって7×7間堂(幅約57m)になってしまいました。

この辺りの経緯を記録した資料は、東京都立中央図書館所蔵の「木子文庫」の「堀内家文書」にあり、再建当初から縮小に至る計画を示す豊富な文書、図面が保管されているそうです。この堀内家文書の研究は平井聖氏の「東大寺大仏殿の宝永度造営について」(川上貢編「近世建築生産組織と技術」中央公論美術出版1984年)があるとか。

以上の詳細は「鹿園雜集
奈良国立博物館研究紀要第6号(平成16年3月)論文
東大寺大仏殿内建地割板図について・・・ 石田 理恵/黒田 龍二
1-11(pdf 1,267kb)/23-25(pdf 21kb)
図1、図2、図3、図4、図5、図6、図7、図8、図9、図10
(実際の図番は・・・なぜか図2から図11までになっています)
にまとまっていました。

また、木子文庫堀内家文書の東大寺大仏殿建地割(梁行) では、色付きの断面図が閲覧できます。
さらに、堀内家文書の豊富な東大寺関係文書、図面。リストだけですが、こちらに→目録

なお、「木子文庫」は帝国大学建築学講師・教授であった清敬、幸三郎氏たちが収集した木子家(先祖代々、宮中の修理職棟梁の家柄)の資料ですが、「堀内家文書」の堀内家の家柄がわかりません。やはり、宮中の修理職棟梁の家柄だったのでしょうか?リストを見ると大仏殿だけでなく、色々なお寺の資料が「堀内家文書」として残っているようです。

上記の図アーカイブは、残念ながら「二次使用はお断り」ですので、ブログには貼り付けません。直接、訪ねてみてください。

しかし、「東大寺大仏殿の図」の原本は、東大寺にあるのではなく、東京都中央図書館、京都大学附属図書館などに分散しているところがやっかいですが、こうして有識者によって論文図版編集してもらうとありがたいですね。



マン坊舎語録

♪水曜日は図法を学び♪

本日は2月17日の水曜日なり。♪水曜日は図法を学び♪

さて、同時異図法って・・・どんなの?

え~と、一枚の紙(同時)に、ある共通テーマの基、異なった図を描く手法です。
「共通のテーマ」と「異なった図」の組み合わせによって、幾つかのバリエーションが出てきます。

♪金曜日は東西比較♪ その2 コッカレル氏の「The Professor's Dream' (1848)」などはその典型でした。テーマは「世界の有名な建築」で、図は「同一スケールで異なった建築」でした。

上の記事では東大寺大仏殿を添えましたが、ここでは、テーマを「大仏殿」で、図は「異なった時代の大仏殿」・・・な~んだでしょうが、同時異図法とおおげさに呼んで、画像を貼り付けましょう。

$マン坊舎へようこそ


上の図は「奈良の大仏」88頁からお借りし、年第などを添えました。
創建当時は幅88mとのこと。現存する大仏殿より30m大きかった・・・8世紀頃のヤマトは仏教伝来後約200年経った時代。ともかく荘厳豪華絢爛な仏教建築が様々に建立されていたようです。

21世紀に入って、この大仏殿に匹敵する大建築の遺跡が発掘されています。2008年11月、奈良新薬師寺旧境内遺跡(奈良教育大学敷地内)が現地公開されました。「新薬師寺金堂跡」ですが、お堂の幅は59mあったとのこと。この報告資料の現地航空写真を見ると、とてもこのような遺跡があるとは思いも寄らない普通の庭ですね。奈良市写真美術館のすぐそばです。

現在の新薬師寺は端正な天平建築様式の本堂と十二神将で有名ですが、境内はこじんまりとしています。780年の落雷で、七堂伽藍の大寺院のほとんどが焼けてしまいました。それから、徐々に境内が小さくなってしまたのですね。

さて、信貴山絵巻は12世紀頃とされていますので、この絵巻の中の大仏殿は平重衡南都焼討の前、創建時代の大仏殿といえるようです。この絵巻では「大仏殿の大きさ」が余り感じられませんけれども。

奈良の大仏―世界最大の鋳造仏 (日本人はどのように建造物をつくってきたか 2)
香取 忠彦 (著), 穂積 和夫 (イラスト) ¥2,310 Amazon.co.jp



この草思社の「日本人はどのように建造物をつくってきたか」シリーズは10巻あります。
東北大学建築学科で建築を学んだイラストレーター穂積和夫氏が、全巻の画を20年がかりで描いた素晴らしいシリーズです。全10巻といっても、上下巻が2つありますので、テーマは8つ、法隆寺・奈良の大仏・大阪城・江戸の町(上下)・巨大古墳・平城京・京都千二百年(上下)・桂離宮となっています。出雲大社などの企画もあったそうですが、残念ながら実現しなかったとか。

「東大寺の歴史年表」は華厳宗大本山東大寺の公式ページがわかりやすいようです。


マン坊舎語録
マンションの管理では、「図」の管理も重要です。
周期的な修繕計画や改修計画をおこうなう時には、図がなければ話になりません。

したがって、「図の保管管理」も管理組合の重要な業務の内のひとつです。

マンション標準管理規約では、管理組合の基本的な業務を17とし、第32条(業務)で定めています。「図の保管管理」について述べているのが、この条文内の5と6号です。

⑤適正化法第103条に定める、宅地建物取引業者から交付を受けた
 設計図書の管理

⑥修繕等の履歴情報の整理及び管理等

この2つの管理業務には連動性が必要です。

最初の15年間ぐらいは、竣工時の設計図書に修繕改修した情報を「異時同図法」で、直接、書き込んでいくことができるので、この図書が一本の共通の拠り所となります。しかし、築15年を過ぎた頃から、「異時異図」の状態になることがあります。

例えば、給水設備が、受水槽方式から直結方式に更新された場合、水道管の材質やその経路が、竣工当時と比べると、ガラッとかわります。この時の更新施工図と竣工当時の建築設備総合図とを連動させておかないと、異なった時間の異なった図面が、断片的になって、情報が混乱し、管理に支障を来すことがありますので、注意しましょう。

♪木曜日も絵巻にまかれ♪

本日は2月11日の木曜日なり。♪木曜日も絵巻にまかれ♪

日本の建国記念日とされている木曜日でもあります。
このウィキによれば、「日本と大韓民国のみ、設定に建国神話が用いられている。日本は記紀中で神武天皇が即位したとされる日(紀元前660年2月11日)である。」

紀元前660年~(1370年間)~710年平城京遷都~(1300年間)~2010年現在

と、建国記念日を軸にすれば、平城京遷都は、ちょうど真ん中当たりですね。
今年は首都の遷都はありませんが、これから1300年の日本の将来を見通す節目の年度といえるかもしれません。

さて、日本の四大絵巻物とされている信貴山縁起絵巻・伴大納言絵詞・鳥獣人物戯画・源氏物語絵巻の内、前者2巻に異時同図法があるとのことでしたので、「国際日本文化センター」のWP絵巻物データ・ベースで、伴大納言絵詞の「子供の喧嘩」場面も閲覧してみましょう。

$マン坊舎へようこそ
伴大納言絵詞入口の図柄は左のようになっています。
(これをクリックしてもリンクしません)
全18巻の内、この絵巻物だけ、「(別冊)」ボタンが添えてあります。ここには、絵巻物はモノクロですが、絵の順を追って解説が付いています。きっと、残りの17巻にも「別冊」が付いていくのかもしれません。「国際文化センター」のこれからに期待しましょう。



$マン坊舎へようこそ
「子供の喧嘩」場面です。こちらも不鮮明なので、次に3つの場面の拡大版を・・・

$マン坊舎へようこそ青い水玉模様の着物の子供(仮にあおちゃんと呼びます)と薄茶無地の着物の子供(むちゃちゃん)が、道ばたで取っ組み合っているところに、鳥帽子をかぶったオヤジが怒りの形相で駆け寄っています。


$マン坊舎へようこそあおちゃんはかわいそうに・・・子供の喧嘩に親が介入したのでしょう・・・大人に蹴飛ばされてもんどり打っています。しかも、むちゃちゃんはあおちゃんの髪の毛をむしり取り、勝利の仁王立ち。


$マン坊舎へようこそそこに、母親がやってきて、むちゃちゃんを家に連れて帰ってしまいました。あおちゃんの行方は・・・わかりません。
あおちゃんは「舎人(とねり)」の子供、むちゃちゃんは「出納(すいとう)」の子供だそうです。


以下、さらに立体的な解説は、こちらのWPをお薦めします。
2008/01/01 NHK BS特集の解説

来週の記事では、異時同図法とは反対の同時異図法の手法をご紹介します・・・実は、同時異図法なんていう言葉は世間にはありません。えっへん・・・マン坊舎の造語ですと、えばれるほどの大した物ではありませんが・・・来週の水曜日ごろに、また。


マン坊舎語録
舎人の子供・・・なんだかマン坊舎に縁があるような(^^;)

「あおちゃんや~い。めげるな、若いうちは髪はあとからいくらでも生えてくる。自分の親に言いつけて、親同士で喧嘩させたって、何にも解決しないぞ。

子供の頃に、むちゃくちゃする奴は、元服を過ぎた頃、思いも寄らぬ災難に出くわすことが多いと、昔から言われている。その時が来るまで、がまん、我慢。他力本願(阿弥陀仏の本願)を待つのじゃ・・・」

あ!いかん。マン坊舎語録では感情移入は御法度。理性的に考えなくっちゃ・・・



マンション標準管理規約には、管理組合の総会において、「伴大納言絵詞 子供の喧嘩」の場面のような「子供の喧嘩に親が介入する」にも似た理不尽な場面が発生しないように規定している条文があります。

第45条(出席資格)
1項:組合員のほか、理事会が必要と認めた者は、総会に出席することができる。
2項:区分所有者の承諾を得て専有部分を占有する者は、会議の目的につき利害関
   係を有する場合には、総会に出席して意見を述べることができる。この場合
   において、総会に出席して意見を述べようとする者は、あらかじめ理事長に
   その旨を通知しなければならない。

コメント:理事会が必要と認める者の例としては、マンション管理業者、管理員
     マンション管理士等がある。

去年12月6日のマンションの管理業務主任者試験で問35「次に揚げる者のうち、区分所有法及びマンション標準管理規約の定めによれば、理事会として総会への出席を拒否できる者として最も可能性が高いものはどれか?」という問題が出題されました。

①「マンション内の店舗での営業制限について」が議題になっている総会に、あらか
 じめ理事長への通知なく出席しようとしている店舗の賃貸人
②「修繕積立金の値上げについて」が議題になっている総会に、その議題に反対し
 ている組合員と共に出席しようとしている近隣に住む当該組合員の友人である代理
 人弁護士
③「ペット飼育の制限について」が議題になっている総会に、盲導犬を連れて会場に
 入ろうとしている目の不自由な組合員
④「室内での楽器演奏時間の制限について」が議題になっている総会に、委任状持
 参で出席しようとしているピアノを教えている組合員と同居する配偶者

正解は②でしたが、受験生にとっては、かなり「悩ましい問題」でした。

法律を楯と槍にして議論する場合「弁護士が大人とすれば、組合員(理事会)は子供」と喩えられるぐらいに、その差は歴然・・・

試験学上から観た詳しい理性的な問題の検討は「平柳のマン管・主任者弾き語り 091208」にあります。

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