ガラスの魅力、キラキラ✨ サントリー美術館 | ワクワクしよう~癒されよう~! Feel Freeにアキのふらっとアレコレ♪

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二人の娘は独立
プレリタイアライフを楽しんでいます♪

引っ越し、海を跨いで11回
いろんな価値観に触れて揉まれて
世界は無限に広がっていて
こうあるべきは一つもないと

これからも柔らかな心で、導かれるように、ワクワクしながら歩いていきたいです♡

おはようございます

あきです

 

 

美術館ハシゴの続きになります

 

前回の六本木一丁目の 泉屋博古館東京の安宅コレクション の楽しさ

 

例えば戦争略奪品ばかりのイギリス大英博物館やフランスルーヴル美術館は、選ぶ目もなく手当たり次第目ぼしいものを持ってきて、時系列的に展示している印象なのだけど

見た目も派手で人目を引くものが多いですしね

 

でも個人コレクションによる美術館、特にスペインプラド美術館などは王族の注文によるものばかりだし、趣味が一目瞭然でとてもわかりやすくて楽しい

 

今回の安宅コレクションも、そんなコレクターの審美眼を通じて人となりが浮かび上がる楽しみを堪能させてもらいました

 

 

 

さてさて、これから歩くこと15分ほど

こんな道を経て サントリー美術館 

 

 

高野山 真言宗 不動院の前を通り

 

 

こんなビルに囲まれた谷間の土地に墓地!

知りませんでした

六本木墓苑

 

 

ちょっと昔は本当に何も無かった場所なんですよね、六本木

 

そして六本木交差点を経て

東京ミッドタウン六本木 ガレリア3階のサントリー美術館へ

 

 

 

エントランスに飾られているシランが美しい

 

 

 

今回の展示は吹きガラス

 

 

 

 

6月25日(日)までです

 

 

 

 

今回の展示、所蔵しているガラス作品ばかりなのかなと思ったら大違い

 

ローマ時代のガラスから、ヴェネチアングラス、そしてアジアのガラスから現代のガラスアートと多彩なガラスの表情を見せてもらいました

 

少し前にパナソニック汐留美術館で開催の香水瓶の展示を思い出させるようなキラキラ✨

 

 

 

 

 

基本的に写真撮影は不可でしたが、

現代作家作品を中心にいくつかは撮影可でした

 

ヴェネチアングラスの作品の逸品

 

 

 

そしてその技術を使っての現代作家さんたちの作品たち

 

 

あまりの繊細さに目を見張ります

このレース模様の作り方を知ったら驚きますよ

 

 

よく見るこのヴェネチアングラスのレース模様

 

 

実はこんなガラス棒をいくつも使っているのをご存知でしたでしょうか

 

 

 

 

 

 

 

 

ローマ時代のガラスで面白かったのが

試験管3本を束ねたような形の容器

一体何に使ったのでしょう…

 

フライヤーから

 

 

そしてヴェネチアンガラス

 

ポストカード買っちゃいました♡

 

 

その作り方の当時の卓越した技術に目を見張るし

その技術から織りなす繊細な文様に改めて驚嘆です

 

 

さすが初心者の味方、サントリー美術館

説明が丁寧なんですよ

 

 

こんな風に出来てるの?

こんなこと可能なの?

 

ガラスが冷えて固まる前に、そしてダレる前に手早く作業をしなければならない時間との闘いの中で

これだけの正確な技術を見せてくれるとはと今までの固定概念をひっくり返してくれます

 

当たり前に見てきたグラスがこんなにも手が込んでいるなんてと

呆然と眺めている間もなく

 

アジアの作品、そして現代の作品へと続きます

 

 

 

周りの光を纏って取り込んで、その視線から視点からいくつもの表情を見せてくれるガラスの魅力にウットリ♡

 

 

 

「大きな森の小さな家」シリーズを書いたローラ・インガルス・ワイルダーの第5巻目

「農場の少年」にでてくるキャンディー作りのよう!

手をバターでベトベトにしてから飴を二人の手でギューっと伸ばしては折り、伸ばしては折って空気を入れて作るキャンディー

多分、こんな感じです

 

 

 

 

今回、ガラスに興味を持ったのは、少し前の日経新聞連載のアート欄

 

「名画に見るガラス」十選

 

ガラス工芸史家の岡本文一氏による文章ですが

最近のこの欄では珍しく私の興味をひきました

 

ガラスはメソポタミアやエジプトでも作られていたけれど、吹きガラスは紀元1世紀後半から

ちょうどポンペイの壁画が描かれたころなんですよね

 

ポンペイ展の図録を見てみますと

 

 

ありました、ありました!

 

 

 

 

ダヴィンチの「最後の晩餐」のグラスが当時イタリアで日常的に使われていたグラスと一緒であることや

 

当時流行った錬金術がガラスの実験器具の発展に多いに貢献したとか

 

 

カラバッジョの「バッカス」(@ウフィッチ美術館)に登場するワイングラスがヴェネチアングラスなのですが

 

 

同じようなグラスが今回展示してあり、その透明度と薄さにぼれぼれ

 

 

 

そもそもガラスは原料の珪砂に含まれる鉄分のために自然と青色・緑色を帯びるのですが

それを無色透明にしたヴェネチアの技術は当時とても画期的だったのだそうですよ

 

そして、オランダで描かれる静物画に登場するゴブレット

ロンドンナショナルギャラリー展の図録で見つけたヘーダの作品にありました!

 

(部分)

 

持ち手の部分はどうしてこんなにゴツゴツしているのかと不思議だったのですが

 

手づかみで肉を食べていた当時のヨーロッパ

脂ギッシュな手でグラスが滑らないようにですって

 

その後洗うのが大変そう…と思ってしまうのは主婦ならではの発想ですよねw

 

そんなゴツゴツゴブレットも今回の展示に登場します

 

持つのも痛そうなんですよ

 

 

 

後日、娘たちも新美のルーヴル展とハシゴで行ってきたのですが

断然こっちの方がよかった♡と太鼓判でした

 

 

 

そうそう、次女が就職後初めてのお給料をいただいたそうです

まだまだ研修中の身なのにありがたいことです

 

そしてアフタヌーンティーに連れて行きたいけどリクエストある?

と聞かれていて

イチゴ! と叫んでいたのですが

もうそろそろ季節は終わるんですね…

いろいろ探してくれているようですが

 

そんな中、これに出会ってしまったので

ひと足お先にイチゴ、いただきました♬

 

 

 

 

表参道のDEC青山

南青山に「DEK 青山」がオープン!老舗仲卸店が手掛ける青果レストランをレポ | 東京散歩ぽ (tokyosanpopo.com)

 

マリネされた甘ーいイチゴにブッラータチーズのまろやかさ

香り高いオリーブオイルと岩塩のほどよい塩味で最高のアペリティフでした♪

 

その後のアラカルトもよき

食べるのに夢中になっちゃって写真撮り損ねちゃいましたm(__)m

 

 

今年のGWは家でのんびり過ごします

後半はちょっと忙しくなるかな?

 

皆様もお健やかにお過ごしくださいませ♡