優品揃い‼️ 安宅コレクション 泉屋博古館東京 | ワクワクしよう~癒されよう~! Feel Freeにアキのふらっとアレコレ♪

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二人の娘の子育てほぼ終了!

引っ越し、海を跨いで11回
いろんな価値観に触れて揉まれて
世界は無限に広がっていて
こうあるべきは一つもないと

これからも柔らかな心で、導かれるように、ワクワクしながら歩いていきたい

皆様とご一緒できたらhappyです♪

おはようございます

あきです

 

 

あっという間に4月が終わります

ゆっくり我が身を振り返る間もなくGW

 

そろそろ飢餓感が募ります

 

何か美しいもので心を満たしたい!

 

と4ヶ月ぶりの美容院の後

六本木の美術館をハシゴをしてしまいました



美容院は西横浜の平塚さんのところ

ここ数年お世話になっています

美容院側でそんなに来なくていいと言ってくれるんです

梳き鋏を使わずよく切れる鋏一本で仕上げてくれて、この難しい髪質ながらヘアスタイルが長く持ってくれるので、本当に助かります

 


普段はハシゴはまずしないんです

一つの美術展を堪能し切って身体中満たされてしまうから

 

でも泉屋博古館東京は別

別腹です

 

 

 

 

こじんまりしているし、基本的に空いてるし、そして何より優品揃い♡

 

前回の中国青銅器の展示会も大して興味のなかった内容でありながら

本当に面白くてあっちこっちウロウロウロウロ…

別日に行った夫も「いやぁ、良かったね~」と満足顔だったんですよ

 

誰でも知っている作品は無いけれど

うわぁ可愛い!

ユニーク!

こんなの欲しい!

なんて作品で溢れていて

のんびりと座って鑑賞できるようにもなっていて

寛ぎの空間そのものです

 

 

 

今回の展示は

 

安宅コレクション 名品選101

 

特別展 大阪市立東洋陶磁美術館 安宅コレクション名品選101 | 展覧会 | 泉屋博古館東京 <六本木> (sen-oku.or.jp)

 

5月21日(日)までです

 

世界有数の東洋陶磁を所蔵する大阪市立東洋陶磁美術館の所蔵作品の中核をなすのが「安宅コレクション」

「安宅コレクション」とは、旧十大商社の一つ「安宅産業」の会長、安宅英一氏がその審美眼で蒐集した陶磁からなっています

今回は、国宝2点、重要文化財11点を含む展示なんです

 

 

内容は

第一章 珠玉の名品

第二章 韓国陶磁の美

第三章 中国陶磁の美

 

に分かれていて、この内容なら第一章が一番見るべきと思ったのですが

ところがすっとこどっこい

どの章のどの作品も見るべきポイントがそれぞれあってグッとくるんです


ほとんどが11〜15世紀位の中世時代のものでした

 

 

 

第一章 珠玉の名品

 

 

 

っていきなりこの虎ですが

まつげパッチリで可愛いでしょう?

この裏面にはやはりオトボケの鷺がいるんですよ

 

 

さて、次のこちらは一体なんでしょう

 

 

この写真を見た家族全員が「ねこ!」と答えてましたっけ

 

答えは「虎」!

山の向こうの満月とこの「虎」の取り合わせの妙

 

コレクターの安宅氏の眼が本当に好きすぎるわ~

 

 

 

こちらは蓮の花に囲まれて、翡翠が魚を狙っています

男女の関係を表すらしいですよ

 

 

酒器?何に使うもの?

酒器だそうです

 

 

ふとこちら側をみると、横に底たる高台がついています

これはいったい… 柄もそうだけど形も楽しい

 

 

こんな水注欲しい!と思った瓜の形の水注

受け皿も可愛い

 

 

これもユニーク

たけのこです

 

 

夏用枕

頭の下に獅子が控えているってどうなんだろう

魔除けの意味もあったようですが、逆に悪夢を見そうなw

 

 

北原白秋が

「首のねじれ方が道を歩いている三十女がふと立ち止まり、ちょっと後ろをふりむいた、といった風姿である」

と評した作品

 

 

うふふ、たしかにたしかに

 

 

「三種の神器」とされた三作品

この三点、そもそも東京日本橋の古美術店「壺中居」を営んでいた古美術商、広田不狐斎氏が三種の神器として秘蔵した名品なのですが、安宅氏にねだられにねだられ、断り続けるも粘り勝ちで手に入れた安宅氏の執念に恐れ入る作品達なんです

(私には一番右の作品以外はそれほどそそられなくて、来歴の逸話の方が興味津々でした)

 

 

こんな風にどんな形で安宅氏のコレクションに加えられていったかも書かれていて

この辺りの来歴を知るのも楽しい展示でした

 

 

 

第二章 韓国陶磁の美

 

 

こちらではこんなすっきりとした印象の青磁が多かったのですが

 

 

 

 

コチラもいいんです

花がふんわりと浮き上がってくるよう

 

 

ユニークで目をひいたのがこちら

 

 

この形もコロンと丸くて可愛いのだけど

 

 

柄をよく見るとなんかいる!

 

 

ジャックと豆の木?

見るたびにほっこりしそうです

そしてこの作品、実は「重要文化財」です

 

 

 

第三章 中国陶磁の美

 

 

これはド派手ですわね、という作品もあったのですが

 

 

 

 

 

 

 

 

上品で特に好きだったのがこちらの二点

 

藍の色と花の文様のバランスが素敵です

 

 

コチラはウェッジウッドのクイーンズウエアに色味が似ていませんか?

もちろんこちらは12~13世紀のものでクイーンズウェアよりずっと昔

中央に花食い鳥が一対配されていて優美です

 

 

コチラの銘は「鎹(カスカイ)」

ひび割れを鎹で修復しているんです

なんと、川端康成氏の旧蔵品

古美術コレクターだったのですってね

 

 

 

 

他にもこれは絶対見逃せない!というのが

本物の桑の葉を焼き付けているという天目茶碗「木葉天目」

なんでも木葉と禅は密接な関係があり、この意匠は禅の感応や神通を意図したものだという

 

 

写真で見るよりずっと美しい

 

写真で見るより、というのが一層感じられるのがこちらの油滴天目

 

 

もちろん静嘉堂@丸の内の曜変天目とはひと味もふた味も違いますが

 

 

やはり手のひらサイズの小宇宙!でした♡

 

 

 

どの作品も次から次へと見どころ多くて本当に楽しめました♡

 

6月3日から始まる展示は「木島櫻谷」ですって

大好きだから絶対見逃せません

特別展 木島櫻谷 ― 山水夢中 | 展覧会 | 泉屋博古館東京 <六本木> (sen-oku.or.jp)

 

 

 

この後、もう一つ美術館をハシゴしました

 

この話は長くなるのでまた次回に

 




このGWはお天気に波がありそうですが

皆様お健やかにお過ごしください♡