ファンダメンタルなアウトローのFX

ファンダメンタルなアウトローのFX

FXトレードの勝ち筋は「勝率を追うのでなく、優位性を
確保する」ことです。個人投資家にはファンダメンタル
分析が必要な時代になりました。AI技術も活用して、
個人がFXで勝てる時代が到来です!


 


 


  テクニカル(確率論)ではFXは勝てない理由


現代の投資は、個人投資家にとって不利な環境です。


なぜなら、投資アルゴリズムは装置産業であるため、機関投資家など組織的な投資家が牛耳る世界といってよいでしょう。ゆえに同じ土俵にあがることは、勝てない理由となるのです。


 


テクニカル分析で勝てる個人トレーダーは、数理的な知識が深い人々に限られるでしょう。


 


 


 


  FXで勝てるようになるアイデアとは?


しかし、個人投資家にもFXトレードで勝ち残れるチャンスがでてきました。それがファンダメンタル分析の習得です。ファンダメンタル分析を操れるようになれれば、優位性の確保という形でFXトレードを戦えます。


 


簡単に説明すると、為替相場には「イージーに勝てる時」と「難しい時」がそれぞれあります。ゆえに「イージーな時」だけ抜き出すことができれば、優位性を確保できるでしょう。


 


どんな時も勝率だけ考えて、むやみにトレードする時代ではありません。そのようなことをすれば、優れたアルゴリズムに簡単に刈りとられてしまうのです。


 


 


 


  勝ち筋をつくる!


FXトレードでの勝ち方は、正しい投資知識を積み上げることです。地味かも知れませんが、知識は嘘をつきません。


 


たとえば、トレード最中に怖くなって決済したことはありませんか?この「怖くなった」とは、どこから来るのでしょう。状況が理解できなくなると怖くなる(つまり投資知識が不足している)わけです。


けっきょく、勝てている人を見ていくと「皆さん物知り」です。そして何より、勝率だけでなく合理的に考察できる方が多いのも特徴です。


 


あなたが、勝ち筋をつくるには投資知識が必須です。それも正しい知識を選んで学ぶことがたいせつです


 


 


 


  為替相場(FX)における正しい知識とは?


この答えは簡単です。『為替は金利によって値動き』しています。もちろん長期的には、貿易収支や通貨発行量、購買力平価なども影響しますが、これらは数年後の為替へ影響を与えます。


私たちがFXトレードをする程度の期間(1年未満)の為替相場は、金利が牛耳っています。


 


為替相場は、ファンダメンタルに追随する


為替相場は、金利に決定的な影響を受ける


為替相場が値動きするとき、相応の理由が必要


 


私たちFundalia financial philosophy(FFP)は、上記のような原則(一部)をもってFXトレードに取り組んでいます。これら原則に照らして、優位性を確保をするノウハウが整備されています。


 


 


ブログでは、こうしたノウハウの一部を無料掲載します。


ぜひご参考になさってください。


 


 



個人投資家がファンダメンタル分析するなら


Fundalia financial philosophy(FFP)


〔HP〕Fundalia financial philosophy(FFP)


 




 

  長期金利

 

18日の米国債券相場で長期ゾーンは下落。表面利率4.375%の10年物国債利回りは前営業日比0.04%高い(価格は安い)4.20%で終えた。7月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数や6月米景気先行指標総合指数が予想より強い内容だったことが分かると売りが優勢となった。

 

米2年債利回り:4.4629(0.025)
米10年債利回り:4.1962(0.0386)
米30年債利回り:4.4162(0.0414)

 

 

  米国株

 

18日の米国株式市場でダウ工業株30種平均は7営業日ぶりに反落。終値は前営業日比533.06ドル安の40665.02ドルとなった。前日までに6日続伸し史上最高値を更新したあとだけに、利益確定目的の売りが優勢となった。個別ではゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェース、ボーイングなどの下げが目立った。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続落し、同125.70ポイント安の17871.22で取引を終えた。アルファベットやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)などが売られた。

 

 

  原油先物

 

18日のニューヨーク原油先物相場は小反落。ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)8月限の終値は前営業日比0.03ドル安の1バレル=82.82ドルとなった。
 原油先物は一時83ドル後半まで強含む場面もあったが、引けにかけて円やユーロに対してドル買いが進むと、ドルで取引される原油先物は割高感から売られ、僅かながら反落して引けた。

 

 

 

  金先物(ゴールド)

 

18日のニューヨーク金先物相場は続落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心となる8月限は前営業日比3.5ドル安の1トロイオンス=2456.4ドルとなった。
 9月の米利下げ期待が高まっていることで金先物価格は上昇して始まった。しかし、ドル円をはじめ為替市場でドル買いが進むと、ドルで取引される金先物は割高感で売りが優勢になり続落して引けた

 

 

 

  為替概況

 

18日のニューヨーク外国為替市場でドル円は反発。終値は157.37円と前営業日NY終値(156.20円)と比べて1円17銭程度のドル高水準だった。7月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数が13.9と予想の2.9を大幅に上回ると、米金利の上昇とともにドル買いが先行。6月米景気先行指標総合指数が前月比0.2%低下と予想の0.3%低下より強い内容となったことも相場の支援材料となり、4時30分前に一時157.40円と日通し高値を更新した。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.20%台まで上昇したこともドル買いを誘った。
 なお、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時104.23まで上昇した。

 ユーロドルは3営業日ぶりに反落。終値は1.0897ドルと前営業日NY終値(1.0939ドル)と比べて0.0042ドル程度のユーロ安水準だった。欧州中央銀行(ECB)はこの日の定例理事会で、市場予想通り政策金利を4.25%で据え置くことを決めたと発表。声明では「インフレ率は来年も目標を上回る水準が続く可能性が高い」「今後も金融政策はデータ依存で会合ごとに決定し、金利の道筋を事前に約束することはない」と指摘した。また、ラガルドECB総裁も理事会後の会見で「9月にどうするかはまだ決まっていない」と強調し、次の動きについて示唆を与えなかった。
 もっとも、ECB理事会の結果やラガルド総裁の発言を受けた相場の反応は限定的となり、米長期金利の上昇に伴うドル買いが目立った。4時30分前には一時1.0894ドルと日通し安値を更新した。

 ユーロ円は反発。終値は171.49円と前営業日NY終値(170.88円)と比べて61銭程度のユーロ高水準。ユーロドルの下落につれた売りが出ると170.68円付近まで下押ししたものの、ドル円の上昇につれた買いが優勢になると一時171.57円と日通し高値を更新した。

 

 

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 前営業日の主な要人発言

 

18日07:18 米ホワイトハウス
バイデン米大統領がコロナ検査で陽性

18日15:19 神山・日銀大阪支店長
「次の決定会合、非常に重要な会合だと思っている」
「できるだけ緩和的な金融環境を維持していきたい」

18日16:09 林・官房長官
具体的手法は日銀に委ねられるべき-利上げ巡る河野デジタル相発言について
「市場の動向をしっかり注視-為替の円高について」
「日銀の金融政策は為替誘導を目的としたものではない」

18日18:05 中国共産党・第20期中央委員会第3回総会(3中総会)声明
「共産党中央委、改革の包括的深化に関する決議を採択」
「高水準の社会主義市場経済システムを2035年までに完全構築」
不動産・地方政府債務・中小金融機関など主要分野でのリスク防止へ措置導入へ

18日21:19 欧州中央銀行(ECB)声明
「インフレ率が中期的に2%の目標に確実に戻り、金融政策の円滑な機能を維持するためにその任務の範囲内ですべての手段を調整する用意がある」
「理事会は特定の金利の道筋について事前に約束はしない」
インフレ率は来年も目標を上回る水準が続く可能性が高い
「今後もデータに依存し、会合ごとのアプローチに従って適切な水準と期間を決定していく」

18日21:57 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁
第2四半期の経済成長は第1四半期から減速した模様
「労働市場は引き続き底堅い」
「経済成長へのリスク、下振れ方向に傾く」
「賃金の伸びは来年にかけて鈍化」
ECBは事前に特定の金利道筋を約束しない
域内のインフレは明らかに高い
「9月にどうするかはまだ決まっていない」
「ECBの決定は全会一致」

18日22:19 南アフリカ準備銀行(SARB)
「中期的には電力供給の信頼性向上や物流の改善などに支えられ、成長がやや加速すると予想」
「中期的には、インフレ率は引き続き4.5%で安定すると見ている」
「インフレ期待は依然としてSARBの目標インフレ率4.5%を不快なほど上回っている」
「インフレ見通しは改善しているものの、リスクバランスは上向きと評価」
「2024年GDP成長率見通しは前年比1.1%と予測(前回1.2%)」
「2025年GDP成長率見通しは前年比1.5%と予測(前回1.4%)」
「2024年CPI見通しは前年比4.9%と予測(前回5.1%)、25年CPI見通しは4.4%(前回4.5%)」
「2024年のコアCPI見通しは前年比4.6%(前回4.7%)、2025年のコアCPI見通しは4.4%(前回4.6%)」

18日23:10 グールズビー米シカゴ連銀総裁
消費者物価指数(CPI)が数カ月にわたって改善していることについてはかなり良い感触
「インフレが12-18カ月で大幅に低下したことは明らか」
「インフレの道筋はまだ終わっていないが、住宅を含む構成要素が下落しているのを見るとだいぶ良くなっている」
「労働市場はより均衡した状態へと落ち着きつつある」





※時間は日本時間

 

 

 

 要人発言に関する報道

 

 

 

パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、4-6月(第2四半期)の経済データで、インフレが当局目標の2%に向かって低下しているとの自信を政策当局者が深めたと述べた。近いうちの利下げに道を開く可能性がある。

パウエル議長は、先週発表された一つを含む直近三つのインフレ指標を挙げてこう述べた。ただ、利下げのタイミングについて具体的なメッセージを送る意図はないことも明確にした。また、インフレ抑制に引き続き重点を置くとともに、労働市場への潜在的リスクを強調する方向へのトーンのシフトを強固にした。

 

 

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為替相場が大きく揺らぐとき、そのキッカケになるのは「要人発言」や「報道(ニュース)」になるケースが多いです。パンデミックも、リーマンショックも、中東リスクもこうした情報が発端となりました。それゆえ要人発言は観察しておく価値があります。

 

 

 

 

  長期金利

 

16日の米国債券相場で長期ゾーンは反発。表面利率4.375%の10年物国債利回りは前営業日比0.07%低い(価格は高い)4.16%で終えた。6月米小売売上高が予想を上回ると売りが先行したものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。米連邦準備理事会(FRB)が9月にも利下げに動くとの観測が相場を下支えした。

 

米2年債利回り:4.4235(-0.034)
米10年債利回り:4.1615(-0.0679)
米30年債利回り:4.3739(-0.0832)

 

 

  米国株

 

16日の米国株式市場でダウ工業株30種平均は5日続伸し、史上最高値を更新した。終値は前営業日比742.76ドル高の40954.48ドル。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も過去最高値を更新した。6月米小売売上高が予想を上回ると、米消費は底堅いとの見方から買いが先行米連邦準備理事会(FRB)が9月にも利下げに動くとの観測も引き続き相場の支援材料となった。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸し、同36.77ポイント高の18509.34で取引を終えた。

 

 

  原油先物

 

16日のニューヨーク原油先物相場は3日続落。ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)8月限の終値は前営業日比1.15ドル安の1バレル=80.76ドルとなった。
 昨日発表された中国の弱い4-6月期国内総生産(GDP)の結果を受けた原油安の流れが続いた。米小売売上高が強い結果になると、僅かに原油先物が買われる場面もあったが影響は限定的だった。

 

 

 

  金先物(ゴールド)

 

16日のニューヨーク金先物相場は続伸。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心となる8月限は前営業日比38.9ドル高の1トロイオンス=2467.8ドルとなった。
 昨日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長によるハト派寄りの発言などで、米国の利下げ期待が高まったこともあり、金先物は続伸した。米小売売上高が強い結果となると、米金利の上昇に連れて下がる局面もあったが、再び米長期金利が低下基調をたどると上げ足を速め過去最高値を更新して引けた。

 

 

 

  為替概況

 

16日のニューヨーク外国為替市場でドル円は続伸。終値は158.35円と前営業日NY終値(158.06円)と比べて29銭程度のドル高水準だった。米長期金利の指標となる米10年債利回りが低下すると円買い・ドル売りが先行し、21時30分前に158.26円付近まで下げたものの、米商務省が発表した6月米小売売上高が予想を上回ったことが分かると一転買い戻しが優勢に。22時前に一時158.86円と日通し高値を付けた。
 ただ、米10年債利回りが再び低下傾向を強めると徐々に上値が重くなった。市場では「米連邦準備理事会(FRB)が9月にも利下げに動くとの観測が相場の重しとなったほか、政府・日銀による為替介入への警戒感も根強い」との声が聞かれ、5時前には158.32円付近まで下押しした。

 ユーロドルは小反発。終値は1.0899ドルと前営業日NY終値(1.0894ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の低下とともにユーロ買い・ドル売りが先行すると一時1.0905ドルと日通し高値を付けたものの、前日の高値1.0922ドルが目先レジスタンスとして働くと失速。予想を上回る米小売指標も相場の重しとなり、22時30分前には1.0872ドルと日通し安値を更新した。もっとも、米長期金利が再び低下すると1.0903ドル付近まで持ち直している。
 18日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会を前に投資家の様子見姿勢が強く、方向感が出にくい面もあったようだ。なお、市場では「まとまった規模のオプションが1.0900ドルに観測されており、小幅なレンジに収れんしやすい」との指摘もあった。

 ユーロ円は続伸。終値は172.59円と前営業日NY終値(172.20円)と比べて39銭程度のユーロ高水準。ただ、NY市場に限れば狭いレンジでのもみ合いに終始した。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。



 

 

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 前営業日の主な要人発言

 

16日06:04 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁
金利の決定を行う前に、より多くの情報が必要
インフレ率を2%にするという持続可能なペースに近づいているという自信が高まっている
「米国経済は減速している」
「インフレは低下しているが、まだそこ(政策変更)までには至っていない」
目標達成の日は近づいている

16日11:19 林官房長官
「為替の過度な変動は望ましくない、しっかり注視し万全の対応行う」
「為替介入について具体的に申し上げるのは控える」

17日03:47 クーグラー米連邦準備理事会(FRB)理事
状況が好転すれば、今年後半に緩和するのが適切
「インフレ上昇リスクと雇用下降リスクはより均衡している」
労働市場が冷え込みすぎれば、早めに金利を引き下げるのが適切
「金利をもう少し据え置くのが適切かもしれない」
「インフレ率は今年初めにいくつかの波があったにもかかわらず、引き続き低下傾向にある」
「労働市場の継続的な再調整は、インフレが2%の目標に向かって動き続けることを示唆している」


〔解説〕

クーグラー理事もハト派文言を含めて話しています。初夏と比べてFRB要人のニュアンスは変化しました。いよいよ時間の問題となった印象です。これは前述のデイリー・サンフランシスコ連銀総裁も同様です。



※時間は日本時間

 

 

 

 要人発言に関する報道

 

 

 

パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、4-6月(第2四半期)の経済データで、インフレが当局目標の2%に向かって低下しているとの自信を政策当局者が深めたと述べた。近いうちの利下げに道を開く可能性がある。

パウエル議長は、先週発表された一つを含む直近三つのインフレ指標を挙げてこう述べた。ただ、利下げのタイミングについて具体的なメッセージを送る意図はないことも明確にした。また、インフレ抑制に引き続き重点を置くとともに、労働市場への潜在的リスクを強調する方向へのトーンのシフトを強固にした。

 

 

Fundalia financial https://fundamental.shop-pro.jp/

為替相場が大きく揺らぐとき、そのキッカケになるのは「要人発言」や「報道(ニュース)」になるケースが多いです。パンデミックも、リーマンショックも、中東リスクもこうした情報が発端となりました。それゆえ要人発言は観察しておく価値があります。

 

 

 

 

  長期金利

 

15日の米国債券相場で長期ゾーンは4営業日ぶりに反落。表面利率4.375%の10年物国債利回りは前営業日比0.05%高い(価格は安い)4.23%で終えた。11月の米大統領選挙でトランプ前大統領が優勢との見方が強まる中、米政府の財政拡張に対する懸念が売りを誘った。

 

米2年債利回り:4.4469(-0.0045)
米10年債利回り:4.2274(0.0445)
米30年債利回り:4.4571(0.0612)

 

 

  米国株

 

15日の米国株式市場でダウ工業株30種平均は4日続伸し、史上最高値を更新した。終値は前営業日比210.82ドル高の40211.72ドル。米国のインフレが落ち着く中、米利下げ観測を手掛かりにした買いが続いた。市場では「暗殺未遂に遭ったトランプ前大統領が軽傷で済んだことで、買い安心感が広がった」との声も聞かれた。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、同74.12ポイント高の18472.57で取引を終えた。

 

 

  原油先物

 

15日のニューヨーク原油先物相場は続落。ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)8月限の終値は前営業日比0.30ドル安の1バレル=81.91ドルとなった。
 週末13日にトランプ前大統領が狙撃されたことや、4-6月期中国国内総生産(GDP)が市場予想を下回ったことを嫌気し、小幅ながら原油先物は続落して引けた。

 

 

 

  金先物(ゴールド)

 

15日のニューヨーク金先物相場は反発。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心となる8月限は前営業日比8.2ドル高の1トロイオンス=2428.9ドルとなった。
 週末13日にトランプ前大統領が狙撃されたことで、安全資産とされる金先物に買いが集まり週明けは始まった。米金利が上昇すると弱含む場面もあったが、下値は底堅く一時過去最高値に接近した。また、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が「第2四半期のインフレ率はさらに改善」と発言したこともあり、金先物は反発して引けた。

 

 

 

  為替

 

15日のニューヨーク外国為替市場でドル円は3営業日ぶりに反発。終値は158.06円と前営業日NY終値(157.83円)と比べて23銭程度のドル高水準だった。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長やデイリー米サンフランシスコ連銀総裁の発言を控えて、しばらくは158.00円を挟んだ狭いレンジ取引が続いた。21時30分発表の7月米ニューヨーク連銀製造業景気指数は▲6.6と予想の▲6.0をやや下回ったが、相場の反応は限られた。
 なお、パウエルFRB議長はこの日、「過去3回のインフレ指標は信頼感を高めた」「第2四半期のインフレ率はさらに改善」などと発言。市場では「想定よりもハト派的な内容だった」との受け止めから、当初は円買い・ドル売りで反応した。前週末の安値157.38円を下抜けると一時157.19円と6月17日以来約1カ月ぶりの安値まで急落した。
 ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢となり、158円台前半まで持ち直した。パウエルFRB議長が利下げ開始時期についての言及を避けたことが相場を下支えした。

 ユーロドルは4日ぶり小反落。終値は1.0894ドルと前営業日NY終値(1.0907ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ安水準だった。欧州時間発表の5月ユーロ圏鉱工業生産が予想を上回るとユーロ買い・ドル売りが進行。目先の上値の目途として意識されていた前週末の高値1.0911ドルや6月高値1.0916ドルを上抜けて、24時過ぎに一時1.0922ドルと3月21日以来約4カ月ぶりの高値を付けた。
 ただ、18日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会を前に、持ち高を一段と傾ける動きは限られた。米長期金利の上昇も相場の重しとなり、2時30分過ぎには1.0893ドル付近まで下押しした。

 ユーロ円は3日ぶりに小反発。終値は172.20円と前営業日NY終値(172.16円)と比べて4銭程度のユーロ高水準。欧州時間に一時172.56円と日通し高値を付けたものの、パウエルFRB議長の発言をきっかけにドル円が急落すると171.58円と日通し安値を更新した。ただ、ドル円の持ち直しにつれた買いが入ると172円台前半まで値を戻した。


 

 

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