本記事では【病気と共に生きる】内容について書きます。
癒しって「心身ともに楽になりたい」だとか
「幸せになりたい」ということからお受けになる方も多いので。
なので、たまーに、命についてのお話などをしています。
゜☆゜+.☆゜+.
私は家族を癌で看取り、
自分も難治性の病気を患ったことがあります。
(開業前の話であり完治済み)
その後、血縁者達が同時期に大病を患っています。
時期については、冗談みたいですが本当のお話。
おかげさまで、私は元気ですが。
あえて個人的な内容を書いたのは、
アラフォー世代では珍しいお話でもないですし、
【見解が非常に分かれる繊細な内容であるために、
経験者でなければ語ることができないこともある】と
浅慮したからです。
゜☆゜+.☆゜+.
お人にもよるかもしれませんけど、
【誰かを看取ること】はとてもかけがえのない時間です。
30代、グリーフケアを習いに大学に通っていた時に、
教授がおっしゃった言葉ですが、心から共感します。
命の期限を切られると、
あるいは生死にかかわる病気になると、
初めて見えることがありますし、
【死】が身近であると実感します。
普段は、
いつか全員が旅立つということを、忘れていてもね。
゜☆゜+.☆゜+.
物事には望ましくない面もあれば、必ずいい面もあります。
それが病気だとか死だとかであったとしても。
誰にでも当てはまるわけではありませんが、
病気になることで
周囲の人の愛や優しさに気がつくこともありますし、
その逆もまたしかり。
生き方を振り返ることもできるかもしれません。
九死に一生を得る経験をすれば、
時間のありがたさが身に染みる場合もあります。
他方で、
ご本人やご関係者にとってはとてもお辛い過程に
なることもあるでしょう。
・・・誰もがエリザベス・キューブラー=ロスさんのような
死の受容のプロセスを歩めるとは限りませんから。
☆↑死を受け入れるのにあたって心理的なプロセスが
あるというご本人の臨床経験をもとにした説。
そもそも、
病気によっては治療自体がツライ。
怖い/悲しい/痛い/苦しい/ツライ/恥ずかしい/その他・・・
おまけに、忙しい時(身辺整理とか)に、
細かいことなんざ考えられるかい、・・・ってなもので。
゜☆゜+.☆゜+.
ただね、
そこにその人が存在している/いたこと。
その出会いが奇跡的なものであること。
いろいろな経験の中にたくさんのギフトが潜んでいること。
すべての経験それ自体が
とても貴重だということに気がつくことができたら、
旅立つ方も、残される方も、
いつかきっと、
出会えたことに感謝と愛が生まれる時があります。
後悔だとか、
別離の悲しみだとか、
辛さだとか。
お人によってはあるかもしれません
゜☆゜+.☆゜+.
いなくなってくれて良かった、
痛みから早く解放できて安堵した、
感謝と共に見送った、
十分に看護ができた、
大往生だった、
何とも思わない、
というご状況もあるので、
生じる思いはご状況やお人によっても違います。
【 あるのは別れの事実だけ。 】
重たいお話ですから、音楽ですっきりと。
・・・以前、重松清さん著【その日の前に】の読書記事で
離別に伴う痛みや悲しみは
日常生活が忘れさせてくれるものでもあり
時間が薬となるものでもあるのだと書いたことがあります。
そこで、
終わったことを悔やんでも過去は返ってこない、とも。
・・・見送った方に対しての思いが深ければ深いほど、
看取りの時間が短ければ何もできなかった無力さを、
逆に長ければ、
~すればよかった、だとか、
~してほしいと言っていたのに(できなかった)、だとか
脳裏をよぎることがあるのですが、
どんなに頑張っても、その時間には戻れないんです
要は、その時に、ベストを尽くしたのであれば、
誰も悪くはないのかなって。
ベストを尽くしたくても尽くせなかったのであれば、
それはもう人智を超えた世界のお話。
いうなれば、宿命。
人の寿命は私たちの手に及ぶものではないから。
・・・肉体は絶対的にこの世を去ります。
そこに例外はありません。
だからというわけではないのですが、
大事な人との時間や面影を心に抱きしめながら、
喜怒哀楽をかみしめつつ、
その時のベストを尽くして欲しいなあと思います。
今、ご病気の方のお話をすごく耳にします。
それは私がそういった方とご縁があるというのも
あるからかもしれませんけど、
【病気や介護は辛いコトだけではないのだよ】
そんなことが言いたくて書いてみました。
必要な方の目にとまりますように。
【実録】施術者の選択:寿命について考える 2 ~Medium Shipの時間より~
生きることと看取ること 癒しの読書感想文 【その日の前に】(外部ブログ)
ご関心がありましたら上述のリンク先もどうぞ。
読書感想文はいつかまたやりたいなあと思っています。
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