不安な気持ちに溺れなくていい | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。和久田ミカです。

 

仕事をしているとき、負の感情との付き合い方が 鍵になることがあります。

 

エネルギーを吸い取られますもんね。

 

感情マネジメントは、大人のたしなみです。

 

 

さて今日は「不安」について。


クライアントのYさんからのお話をシェアします。(ご本人の承諾を得ています)

 

 

Yさんは、最初のセッション(≒カウンセリングのようなもの)を受けた際に、


●役に立つ 役に立たない
●できるか できないか


というアンテナが高いことに気づいたのだそうです。

 

役に立てない、できないかもしれない、

 

と思うと 不安を感じるのだそう。

 

 

アンテナは、判断基準です。

 

つい気にしてしまうこと、

 

自分にとって重要な価値観。

 

 

日本人は、もともと遺伝子的に不安を感じやすい人が多いんですよね。

 

不安をなくすよりも、折り合いをつけることの方が現実的。

 

そのために、自分のアンテナが何をキャッチしやすいかを 知っておくといいんですよね。

 

 


私は、

 

「アンテナは、気づくだけで 下がっていきますよ」

 

と話しましたが、Yさんは 口には出さずに、

 

「アンテナに気づいても、苦しいものは苦しいのに…」

 

と思ったのだそう。

 

 

でも、セッションを重ねるうちに

 

「今は不安でもいいや」

 

という思いにたどり着きました。

 

 

「今までは、不安を消そう、消そう、と思っていたけれど、消そうとしなくていい。

 

不安があってもいい。

 

そう思えたら、不安が半分に減りました」

 

とおっしゃっていました。

 

すてきなシェアをありがとう!

 

 

びんかんなアンテナには、

「気づくだけでいい」

と お伝えしています。

その存在に気づくだけでも、アンテナの感度は 下がっていくからです。

 

アンテナは撤去しなくていい。

 

「必要があるからこそ」存在していています。

 

突然なくなったら、困るのです。

 

 

 

たとえば、子どものときに こんなことを見聞きし、心に留めたとしましょう。

 

●お母さんのお手伝いをしたら、ふだん不機嫌なお母さんが笑顔になった

 

●テストでいい点数を取ったら、お父さんがお小遣いをくれた

 

●高学歴な人を集めたクイズ番組が注目されている

 

●先生が「点数の悪い生徒はいらない!」と言った

 

 

小さなことを拾い集め、

 

「私は役に立つ人間かどうか」

 

「できるか、できないか」

 

というアンテナが少しずつ伸びてきたとします。

 

私たちの「判断基準」ですね。

 

●こうしたら、まわりの人から嫌われなくて済むんだ!

 

●これに気を付けたら、認めてもらえるんだ

 

●これが安心感につながる

 

そうやって、

 

嫌われないよう、

 

失敗しないよう、

 

認められるよう、

 

不安にならないよう、

 

アンテナが情報を どんどん集めていきます。

 

 

でも、これね、子どもの頃には 必要なことなんです。

 

社会に適応するためには、

 

●何が良くて

 

●何がダメなのか

 

を知らないと まわりの人と うまく付き合えないですもん。

 

赤ちゃんのままだったら、生活できない。

 

 

 

ただ、いまでも

 

「私は役に立っているだろうか」

 

「私は、できる人間であるだろうか」

 

と、

 

いつも自分を見張っているような感覚

 

があるなら、そろそろゆるめよう、

 

ということ。

 

この感覚が「アンテナ」です。

 

 

 

たまにやっかいなことに、アンテナの深いところが

 

●私はここに居てもいいかどうか

 

●私は生きていてもいいかどうか

 

そんな判断基準につながっている場合も多くあります。

 

 

いつもの癖で、

 

「役に立っていない私は、ここにいていいのかな?」

 

「できないことばかりの私は、生きていてもいいのかな?」

 

と、自分の存在価値を見張り始めます。

 

 

 

 

そのとき、アンテナを下げようとして、ムリに

 

「私は 役に立たなくてもいい」

 

「私はできない人間でもいい」

 

と思おうとすると、不安でしょうがなくなります。

 

 

よりどころにしていた 判断基準が崩れて、心が混乱するからです。

 

人によっては、

 

「役に立たない私は 生きている価値がない」

 

という思いにつながって、ますます苦しくなります。

 

 

だから、アンテナがあってもいいのです。

 

それが高すぎなければ。

 

まずは気づくこと。

 

 

Yさんのように、

 

「不安を消そう、消そう、と思っていたけれど、消そうとしなくていい。

 

 不安があってもいい。」

 

そう思えることが、自分と付き合っていくうえでの はじめの一歩なのだと感じます。


 

Yさんは こんな話もしてくれました。

 

「そういえば、アランの本を読んだときにも

 

 『不安な気持ちに溺れなくていい』

 

 というような視点を見つけたんです」

 

まあ、ステキな言葉ラブラブ

 

 

 

そうですよねえ。下は私の解釈ですけど、

 

 溺れていると思っていても、意外と 足が川底につくかもしれない。

 

 よく見たら、近くに浮き輪があるかもしれない。

 

 川の流れに身を任せてもいいかもしれない。

 

今、自分がどんな状況なのかを 眺めることができると、溺れなくなるのですね。

 

 

 

そうそう。

 

前にテレビを見ていた時、ヨガが好きなお2人も同じことをおっしゃっていました。

 

「暑い!」と思ったら、それをただただ受け止める。

 

(自分に対して)「暑いんだね~」と、流す。

 

「ムカムカ!」したら、「怒ってるなあ」と感じて流す。

 

 

ヨガでも、自分の考えたこと、思ったことに対して、「よい」「悪い」のジャッジをしないのだそう。

 

 

あるがままに気づき、認め、受け入れる、という考え方なんですね。

 

「否定も肯定もしない」という点も、私が伝えているコーチングと同じだ。

 

(コーチングにもいろんな流派がありますが…)

 

 

 

これね、できるようになると すんごいラクになります。

 

私も先日、誰かに対して腹を立てていて

 

「あー、私、怒ってるんだなあ。

 

怒りの下に、あの人のことを見下している気持ちがあるー」

 

って気づいたんです。

 

「あ、そっか。見下す気持ちがあるから、なんか腹が立ったんだ」

 

そんな思いを認めたら、見下す思いも、怒りも スッと消えました。

 

 

すべてにおいて、ス~~ッと流れていくわけではないのですが、悶々と考える時間が少なくなり、すごくいい感じ。

 

肯定も否定もせず、自分のあるがままの状態を認める。

 

 

それだけのことなんだけど、私にとっては 生き方革命ぐらい 大きな意味がありました。

 

これからも講座やセッションを通じて、たくさんの人にお伝えできたらなあと思っています。

長くなりました。最後までご覧くださってありがとう!

 

*参考資料

 

 

 

 

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