子どもと怒りの根っこの話をする | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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こんにちは。和久田ミカです。

 

仕事をしていると、感情マネジメントは大きな課題だなと思うことがあります。

 

だから、小さいころから 気持ちについて話ができるといいですよね。

 

 

 

こちらは、娘が小学1年生の頃の話です。

 

昔の記事からの抜粋。
 

娘が私に対して、プンプン怒っていました。

理由は

 

「だって、ママが もっと ほめてくれるって思ったのに!!」

 

というもの。


もっと、テンション高く

 

「わー!!すごいねえ!!」

 

と、ほめてほしかったらしい。

(私は日常では淡々としているので…)


「もう!テンション下がったよ!うえ~ん」だって。


いい機会だと思ったので、機嫌が直ってから 怒りについて話しました。

「プンプンはね、たいてい『~してほしかったのに~!」が根っこにあるんだよ」

「根っこって何?種みたいな意味?」


 

娘が質問を始めたので、もう少し話してみました。

「そう。

 

 その種は『~してほしかった』『~するべきでしょう!?』という期待でできてるの。

 『なんでしてくれないの!』って思うと、芽が出てふくらんで、花が咲いて ウガーッむかっって怒るんだよ。」


 

娘は笑って、大きく手を広げました。

「私がさっき 怒ったときは、花じゃなくて 木ぐらい 大きなプンプンになったよ」

そうだねえ。

プンプンだった。


この話の目的は、怒りの元は 自分の中にある、と気づいてもらうこと。

誰が悪いか、ではなく、どんな根っこがあるのか、内面に目を向けてほしかったからです。

 


期待があったから 怒りがわいてきたこと。

「ちゃんとほめて!」

と言われても、ママはちゃんとほめているつもりだから、話がかみ合わなかったこと。

じゃあ、どんなふうに伝えたら 思いが伝わったのか、考えてみること。


「ねえ、今度 プンプンの木が生えてきたら、どうする?」

娘に聞いてみました。

「木の枝を切っちゃう。

 『木』を『き』るの!あ、ママ!ダジャレみたいでおもしろい!

 う~んと、ママ、もういっこダジャレ。

 プンプンの木の枝が『切れない』ときは、私が『キレる』ときだよ~」


・・・どてっドテッ 

なんじゃそりゃ。まあ、いっか(笑)。

おあとがよろしいようで~^ ^


少しずつ、内面を見つめる目ができていくといいなあ。


しかし、低学年のころって どうしてこう ダジャレが好きなのかしらねえ。

 

今は高校生になって、あんまり 言わなくなって さみしいわー。

 

言いまちがえも なくなったもんなあ。

成長しましたわ。

 

ええ、成長しましたわ。

 

さみしいっ!!