毒親は子どもを形作ることができない | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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こんにちは。和久田ミカです。
 
今日のテーマは、「仕事や成功では埋められない絶望について」。
 
憶測でお伝えしますので、その点をお含みの上 ご覧くださいませ。
 

Peter FischerによるPixabayからの画像

 
友人の砂羽美佳ちゃんの記事から。
 

(三浦春馬さんの訃報から)
なんでなかなか立ち直れないのか
その理由もなんとなく分かってる。

これまで私はずっと


「人はたったひとりでも

ありのままの自分を受け容れてくれる人がいたら
生きていくことができる」


って思ってた。
それは言ってみれば私の信念のようなもので
この仕事をしていくうえでの、よすがだった。

それが覆されてしまったことが
たぶん、辛く苦しく、しんどいんだと思う。



容姿的にも、非の打ちどころがない完璧な容姿。
私の好みドンズバ。

こんなにもかっこよく美しい男性がいるんだ!って思った。

それに加え、努力に裏打ちされたあの才能。


あんなにも人に好かれて、愛されて
それでも人生に終止符を打つことを選ぶなんて


どれだけ大勢の人に

愛され讃えられたとしても
自分が認められたい
たったひとりの人に認めてもらわなければ
すべて覆ってしまうのか・・・

 

とかね。

勝手に想像してしまうのですよ。




ミカさんの記事読んで思ったけど
私がそうやって足掻いて足掻いた時期があったから
その傷がうずくのかもしれない。

(私の場合、その「認められたいたったひとり」は

言うまでもなく母でした)


辛く苦しい気持ちから、無理に抜け出す必要はないけど
その気持ちの正体を、あきらかにするのは
感情とうまくつきあい、昇華するのに
有効な手立てだよね。

 
私も同じことを考えてた。
 
すごく共感した。
 
 
実は、「なぜ!?」が 止まらなくていろいろ調べた。
 
生い立ちや母親との関係についても出てきた。
 
どこまで 本当のことかわからないけれど。
 
 
Facebookでも コメントしてたんだけどさ。
 
 
私も、コーチング受けてる時に コーチに話したんだよね。
 
「いろんな憶測が出ているけれど、自分の中で ストンと入ってきたのは、『お母さんとの関係』。」
 
関連記事を読んだとき、ザワザワした心が静かになった。
 
もしそうなら、しょうがないな、と 納得した。
 
 
私も美佳さんも、母親からの愛情というものに 傷を抱えているので、そこにクローズアップしたことは 否めない。
 
だから、推測でしかないのだけどね。
 
 
 
話は変わるけど、この前、映画「mother」を見てきた。
 
母親に翻弄され、祖父母を殺害して 金品を奪った実話をもとに描かれたフィクション。
 
どんなにひどいことされても お母さんが大好きな息子。
 
その愛情を 都合よく利用するだけの母親。
 
私にとっては「感動の話題作」にはならなかった。
 
 

同じように家族や犯罪をテーマにした「万引き家族」を観たときは、目が腫れるまで泣いた。

夜中の機内で、そんな自分にどん引きだったけど、映画が終わっても 心が重く、CAさんにアルコールを持ってきてもらって寝た。

(飲み過ぎて 気持ち悪くなって、「神様、帰りはこんなに飲みません」と心に誓った)



でも、「Mother」は ずっと私の心がうつろなままだった。

一滴の涙も出ない。

となりのおばさんが、始終
 
「かわいそうに…」
「きゃー、やめてー」
 
などと つぶやいているのだが、それが しらけて聞こえるほど、心が動かない。
 
 
「万引き家族」には、心に動きや葛藤があった。
 
その うずきに、愛や人間を感じる。
 
 
対して、「mother」に出てくる母親には 葛藤がない。
 
切れ切れ、場当たり的な生き方。
 
自分のことしか見てない。
 
「ほしい!ほしい!」とwantばかりで、giveがない。
 
生きていくための最低限の糧は与えているけれど、人は食べ物で生きているわけじゃない。
 
なんかもう、見てる私が絶望してしまう。
 
 
以前「Mr.サンデー」で報道されたときの記事を読んだんだけど、(実際の)母親の様子は もっとひどいものだったらしい。
 
言葉が出ない。
 

 

(新聞記者によるレポート。映画のモチーフとなった本。)

 
 
(「mother」の下敷きになった事件の)加害者であり、被害者でもある少年が書いた詩がある。
 
「存在証明」。
 
サイトより
社会から見過ごされた「見えない子ども」だった元少年はこの曲で、自分のような子どもが今ここに確かに存在することを証明し、その子の心に寄り添おうとしています。
 
君は生きている価値があるんだよ、と呼び掛けています。
 
 
曲もあります。
 
 
ひとは 一人ぼっちでは、自分が見えない。
 
透明なガラス瓶みたいなものだ。
 
そのガラスの器に対して、誰かが 無償の愛情を注いでくれて、色がつく。
 
自分の形が見える。
 
見えないとき、存在証明のために いろんな行動が起きる。
 
 
参考までに。
 

 

 

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